02:22
4.2 km
363 m
見当山
見当山 (岐阜)
2026年03月22日(日) 日帰り
大日ヶ岳の喧騒を後にし、足を向けたのは見当山であった。 先ほどまでの人影が嘘のように、山は静まり返り、風の音だけが淡々と尾根を渡っていく。踏み跡は薄く、ところどころ藪が行く手を閉ざす。枝葉をかき分け進むたび、山がこちらの覚悟を試しているかのようだ。 幾度か道を外し、戻り、また彷徨う。地図の線と実際の地形が微妙に食い違い、足元の確かさだけが頼りになる瞬間が続いた。いささか心細さを覚える山域である。 それでも不思議と、胸の底には静かな充足が満ちていた。誰にも会わず、ただ山と自分だけの時間。 軌跡は乱れ、歩みはしばし迷ったが、それさえもこの山が見せてくれた一篇の物語のように思えてならない。 軌跡は参考になりません。よろしく
