大岩ヶ岳(兵庫)
2026.07.09 (木)日帰り
宝塚線・道場から近い場所に、千刈ダムという神戸の水瓶の貯水池がある。ここは羽束川をせき止めたダムで、重力式の大きなものだ。最近まで梅雨であった為か、堰堤を越水する水の量は凄まじい程だ。越水部分の幅は100m以上あるだろうか、門が16基あるので、流れは17か所である。飛沫を浴びながらダム下を通過して、大岩ケ岳への登山路を歩んだ。登るにつれてダム湖が徐々に見えて来て、越水している部分を上から覗くことが出来た。迫力ある飛沫を浴びた後だけに、水が飛び出す場所をやや遠いが見られるのもいいものだ。
梅雨明けの暑い日差しの中でも、木々の葉越しの陽ざしも少しは優しくなるのか、快適に歩いて大岩ケ岳山頂に到着した。360度見渡すことが出来、真西に六甲山頂の鉄塔があるのが判ったが、それ以外の山並みは何処の山かも含めて、山名も皆目わからずだ。下に千刈ダム湖が良く見えるが、対岸から尾根が付き出ていて、丁度ハートの上部が尖ってきているような感じで、評判の場所だそうだ。
ランチ後に東大岩ケ岳まで足を伸ばしてから丸山湿原を目指したが、この時期は花が少なく、キノコだけが彼方此方に沢山見受けられるが、食べられそうなものはないようだ。 尾根道を南下して比較的広い道に出ると、そこにラン科のツチアケビが数株咲いているではないか!珍しい花なので慌てて写真に収めることにした。この植物は葉が無く、葉緑素を持たない菌従属栄養植物と呼ばれているそうだ。土の中からラン菌を媒体に栄養素を貰って生き延びているとのこと。そして実がアケビのようだから、このような名称が付けられたらしい。少し奇妙で近寄りがたい植物の感じがするのは私だけではないだろう。
水の流れを遡っていると、突然丸山湿原の表示と共に平原に出くわした。しかし、花らしきものは何も見当たらないのが、寂しい限りだ。も少し早ければカキランなどの花を見つけることが出来ただろうにと悔しがるメンバーも。
湿原の涼しそうな風を味わいながら、西側の尾根を越えて帰り道を進むと、樹林帯から乾燥したざらざらの岩と土の荒涼とした場所に出た。すると前方に少し大きな岩が一人佇んでいるかのように立っていた。これは風吹岩と呼ばれているようで、先端が丸く、首を傾げたように曲げたスタイルは何処かでみた記憶がある。そうだ、鈴鹿のキノコ岩とそっくりではないか?とメンバーでワイワイ言いながら、乾燥地帯を通リ過ぎた。
ながい下り道もそろそろ終りらしく、平坦になって来たら大きな流れに突き当たった。これは羽束川で朝見た、千刈ダムからの放流水だ。此処まで来れば、もう道場駅は近いと本日のハイクも終了だ。梅雨明けの暑い日であったが、初めての地域の初めての山で、初めての物ばかりを見ることが出来たハイクであった。
"永","竹","長","兵”