鍋山(愛知)
2026年9月30日 (水)日帰り
「今月は鈴鹿の山へ行くぞ!」と、楽しみにしていたが、台風25号の影響で天候は一向に回復の兆しがない。一体何時まで続くのやらと日々天気予報に注意を払っていると、今度は台風26号が南方の海上から我が列島を虎視タンタンと窺っていた。
これではちょっと無理かもと考え、近場でサクッと登れる景色の良さそうな山を次の候補として探す…。前回のような長い登り坂で眺望もほとんどない舗装道は、膝にも悪いしメンタル的にも沈んでしまう。
このような理由から、幾つかの山を拾い上げてみた。しかし、天候回復の兆しが見えたのは前日の真夜中。一瞬、鈴鹿の山も候補として再び浮上したが、「雨上がりは、あの忌まわしい吸血鬼が待ち構えている」と考え、その山は諦めて今回の活動日記の山で落ち着いた次第。
【 辿ったルート 】
総合公園南駐車場 → 登山口 → 黒山・東屋 →登山口→ 総合公園南駐車場 → 吉田池端 → 総合体育館駐車場 → 知多半島道路高架下トンネルA → オレンジライン分岐点 → 鍋山 → オレンジライン分岐点 → 知多半島道路高架下トンネルB → えびせんべいの里 → 吉田池端 → 総合公園南駐車場
【 駐車場とトイレ(資料①参照) 】
案内図の文字が読みづらいが、この資料を見ると4箇所の駐車場と2箇所の屋外トイレが描かれている。これらの施設の中で総合公園南駐車場と総合体育館東側の駐車場、そしてテニスコート手前のトイレについては写真に収めた(写真60.14.15)。
駐車場の収容スペースは、 総合公園南駐車場が目測で約15台。 総合体育館東側の駐車場が約50台だった。駐車料金をGoogleで検索すると無料とのこと。
またトイレについては、内部まで確認していないが、テニスコート手前のトイレは勿論男女別だった。なお、鍋山の山頂直下や「えびせんべいの里」にもトイレ(写真33.58)はあった。
【 感 想 等 】
◼️黒 山
出発点によっても異なるが、とにかく山頂までは近かった。
自分の場合は、のんべんだらりなんやかんやと道の両脇を散策しながら歩いたが、地図上に登山口と記されたT字路 (分岐点) で右往左往しなければ、山頂までの往復時間は40分足らずと思われた。
今回の出発点からこの山の山頂までは約7割が舗装道で、 登山道も道幅が 50cm以上と広かったが、薮蚊が多いのが難点だった。蚊取り線香を使うか、薮蚊の発生しない季節に訪れるのがベストだとつくづく感じた。
眺望については、資料②の場合は山頂から2箇所の眺望が望めているが、今回は季節の関係もあり、その中の1箇所が望めただけだった。しかしながら、冬~春先であれば、もう少し眺望範囲が広がると考えられた。
◼️鍋 山
資料③を読んで、「オッ、これは眺望が良さそう!」と、まず思った。
今回使った駐車場からでは、この山の山麓(写真 29)までが遠く、また薮もありで多少閉口したが、尾根筋にあるオレンジロード(写真31.32)は美麗な山道で、 山頂からの眺望も予想を上回っていた。
山頂からは東方面と南~北西方面の眺望が良く、東方面については、三河湾の西浦~豊橋・田原方面や渥美半島の山々もその半数ほどが望めた。また南~北西方面については、丘の連なる先に知多半島の先端付近の山々や伊勢湾を航行する船も望めた。
なお、この山へのアクセスだが、「えびせんべいの里」の脇にある知多半島道路の高架下トンネル( 写真57 )を通れば、比較的容易に行けるのではないかと思った。また、駐車場が問題となるが、オレンジロードは、晩秋から冬にかけての紅葉が素晴らしいのではないかとも思われた。
【 有害生物等 】
知多半島は、あの新美南吉の児童文学「ごんぎつね」の故郷でもあるため、これまでにそれを二度見掛けているが、熊の目撃情報を調べると幸いなことに全くなし。しかしながら、近年は猪の情報も寄せられている。
猪の採餌活動は主に夜間のため、今回はその確率は低いと考え、熊鈴はウエストポーチに入れたままとした。
近年は住宅地の空地でもダニが生息している確率が高い。よって、今回も出発点の駐車場で忌避剤を入念に塗布した。今回のルートには その確率の高い場所 (写真24. 28)もあったが、 ストックで草を払いながら進んだのが功を奏したのか、被害は勿論のことその姿を見掛けることもなかった。
メマトイは見掛けなかったが、黒い小さな薮蚊には相当悩まされた。特に酷かったのは黒山の山頂付近(写真 7)と鍋山の林道(写真29) で、 こちらが歩いているのにも拘わらず集団でまとわり付き、捨て身の猛攻。さらに写真を撮ろうと立ち止まると、そのわずかな隙に3~5匹が一斉に手の甲や指に止まり、刺すと同時に縞のある腹をやや平たくし、餓鬼のごとく吸血。そのおぞましい姿は、あの鈴鹿の吸血鬼に負けずとも劣らなかった。
忌避剤のみで、蚊取り線香を持参しなかったのがイケなかったと大いに反省…。
【 余談 :きつねに…してやられた話 】
先ほどのきつね絡みで謎めいた話を1つご紹介したい。
小学校の低学年の頃だったが、当時住んでいた家の近くに話し好きのおばさんがおられた。年齢は60歳前後で小まめに家事等をこなすため、白髪混じりだがお袋とは正反対のスリムな体形だった。お袋も自分も「小宮のおばちゃん」と親しく呼んでいたが、そのおばさんが我が家に立ち寄ったときに語ってくれた話となる。
大正時代の末期頃ではないかと思うが、近くの横浜街道(国道16号線)に御殿峠と呼ばれている峠がある。ある時、そのおばさんの知り合いがこの峠の南側の相原の町で仕事を済ませ、そこからこの峠を越え、八王子方面へ帰る途中の出来事だった。
「そろそろ御殿峠だな。ここを越えれば数十分ほどで我が家に着いて一杯飲める…。」と思った矢先、背後から砂を掛けられたような感覚を覚え、手に持っていた提灯が揺れて暗くなった。
「おやっ ?」と提灯の中を覗くと、蝋燭(ロウソク)は別段異常なく灯っており、さほど減った様子もない。
「マァこんな事もあるわい…。」と思いながらやがてこの峠を越えると、フッと提灯の灯りが消えてしまった。
「マイッタな~!」と、ご本人。
仕方がないので提灯を地面に置き、ポケットからマッチを取り出し「やれやれ…。」と屈んでそれを擦り、蝋燭を灯そうとしたところ、何と蝋燭は跡形もなく消え失せていた。
…この話の信憑性やこれが本当にきつねの仕業だったのかは、今となっては分からないが、少なくともそのおばさんはきつねの仕業のような口振りで語ってくれた。
きつねに騙された話は結構沢山あり、様々な書籍にも載っている。ごんぎつねのように網に掛かった魚を逃がしたり、女性に化けて酔っ払いを騙したり、酷い場合は肥溜め風呂に浸からせる等、色んな悪さをするようだがほぼ「悪戯」の範囲である。
しかし、本当にヤバイのはきつねに扮した人間で、ほぼ男女の別なくニュースで報じられている。自分自身も含めてだが、呉々も特殊詐欺やフィッシング詐欺、また諸々の詐欺にはご注意あれ。
【 参考資料 】
①「美浜町総合公園(愛知県知多郡美浜町)」
PARKFUL 2017.02.10
https://parkful.net/2017/02/mihamachosogo-park/
②「警護山、高砂山、黒山」
ぶんちゃん 2024.12.15(日)
https://yamap.com/activities/36598013
③「黒山・鍋山」
せいじ 2026.09.17(木)
https://yamap.com/activities/51133019