皇海山・袈裟丸山・庚申山(栃木,群馬)
2026.05.23 (土)日帰り
skysun氏より久々のお誘い。
今回のルートは3年前にテント泊前提で計画してずっとお蔵入りしていた計画ですが、それを無謀にも日帰りで提案したら即採用。
ヤマレコのらくルートでは0.6倍で約21時間、YAMAPではペース150%で14時間。さすがに21時間は盛りすぎだよねということでYAMAPを参考に4時スタート18時下山を目標に計画しました。
もし時間かかっても日没までに宿堂坊山東尾根から西ノ湖に着地できれば、その後は舗装路と整備されたハイキング道なので問題ないと判断しました。
裏ルートも含めて20回近く皇海山に登頂している彼には何の問題もないルートですが、私には超チャレンジングなルート。果たして…。
予報では曇り時々晴れで、スタートはどんより。ガスに煙る中禅寺湖は美しく、ツツジやシャクナゲにも目を奪われます。
三俣山には9時頃到着。ここまで5時間かかっていますが、会話が楽しくてあっという間でした。それが故に、14時間行程のうち三分の一が過ぎてしまっていることへの危機感を見逃してしまっていました。
三俣山から先はいよいよハードモードです。
わんさか茂った笹薮やハイマツは容赦なく靴や衣服を濡らしますが、これはある程度覚悟していました。想定外だったのは、稜線上の霧が時折雨になり気温も一桁台を超えない時間が長かったことで、体が冷えたこと。動いていれば寒さを感じない程度ではあるものの、濡れた手足の冷えがカロリーを奪っていく感覚がありました。風が弱いのが救いでした。
国境平まで笹薮やハイマツの圧力と濡れ、大ナラキの頭と日向山のアップダウンに苦しめられながらもなんとか到着。皇海山までの登りは斜度アップとシャクナゲ薮に苦しみましたが、skysun氏の的確なRFで山頂まで導いていただけました。
山頂で休憩し折り返した時点で13時をまわっていましたが、時間やばくない?という危機感は疲れのせいかもやがかかったようにふんわりしていました。
少なくとも、ここから三俣山までの折り返しは往路と同等かそれ以上のキツさを伴うこと、三俣山~宿堂坊山間の薮具合は未知であること、それらを加味した西ノ湖着地までの所要時間などを具体的に考えることはできていませんでした。
日向山・大ナラキの頭を経て三俣山の登り返しでは足が前に進まず、skysun氏を心配させるほどバテてました。日没までのタイムリミットが迫る中、未踏区間のある宿堂坊山を行くか、往路と同じ黒檜山経由で下山するか判断を迫られました。
黒檜山経由はルートが把握できているものの、日没迫る濡れた路面の急傾斜は危険。三俣山~宿堂坊山は未踏で標高差200mのアップダウンがあるが、三俣山~皇海山よりも踏まれていて薮は薄いと予想、宿堂坊山東尾根は私が一度歩いていて地形が穏やかなこと。二人で相談し、計画通り宿堂坊山経由で下山を急ぎました。
三俣山から先は予想通り薮が薄く、踏み跡もハッキリしていて助かりました。最終盤での200m登り返しはメンタルやられましたが、宿堂坊山まで登ればあとは下りだけ。なんとか日没前に舗装路に到達できました。
やはり今回のルートは私にはまだ早かった。余裕のない山行となってしまったことを大いに反省しております。
今回の山行で両毛国境は苦い思い出とともに記憶されてしまいそうですが、次回は国境平テント泊で楽しい思い出を作ろうとskysun氏と話して別れました。
【装備重量】
8kg
【レイヤリング】
・上: あみあみ+ドラウトタフTシャツ
・下: クロノパンツ+ゲイター
・予備: アブレイザーフーディ、グリッドフリース、ストームクルーザージャケット、ストームクルーザー
【食料内訳】
・惣菜パン1(消費)
・菓子パン1(消費)
・おにぎり3(消費)
・柿ピー+ミニラーメン(ほぼ消費)
・ソイジョイ5(消費3)
・カロリーメイトブロック2個入(消費1)
・アミノバイタルパウダー1(消費)
・アミノバイタルゼリー1(消費)
・お茶0.6Lx2、スポドリ0.6Lx3(ほぼ消費)
・水場で0.2Lくらい追加
【メモ】
・もともと登りが弱いのは自覚していたが、今回のバテ具合はなかなかだった。カロリー摂取しても穴の空いた風船のように力が抜けていく感覚。睡眠不足、前日までのカロリー摂取不足、手足末端の低温対策不足など複合的要素か?
・チェンスパ大活躍。笹薮も濡れた倒木もしっかりグリップ、大いに助けられた。
・宿堂坊山・皇海山を繋ぎ駐車場に戻るためにこのルートになったが、三俣山~皇海山は片道でもしんどいのに往復は地獄だった。
・ダニがいた。笹薮に鹿がいれば当然ダニもいる。下山後ダニチェックは忘れずに。
・水を蓄えたハイマツを啜ってみたら、喉を潤せた。布かキッチンペーパーに吸わせて絞れば水分調達できるかもしれない。
・人が近づいても身動き一つせず、うずくまったまままばたきしかしない小鹿はどういう状況だったのだろうか。鹿の頭数が減った方が良いのはわかっているが、助かってほしいと情緒的に思ってしまう。
・私が登りが遅いのを気遣って先頭を歩かせてもらって本当に助けられたと同時に、ペース遅過ぎてめちゃくちゃ迷惑をかけてしまった。そのくせ最後の下りでは、少しでも早く下山したい気持ちから足が早まり、下りが苦手なskysun氏を焦らせてしまった。余裕がなかったとはいえ、気遣いが足りなかった。
・skysun氏の名誉のために明記しておくが、彼一人の山行なら余裕をもって明るい時間に駐車場まで帰還できていた。