08:33
24.5 km
1230 m
三方五湖~常神半島縦断 桜盛りの若狭の海山
梅丈岳 (福井)
2026年04月05日(日) 日帰り
またまた海山シリーズ、今回は若狭湾の常神半島。この細長い半島の縦断になります。ここも草川啓三さん著の『関西発 海をながめる山歩き』に載っているルートなのですが、それ以前にずっと行きたかったルートになります。 そしてこの地に行くのなら、常神半島の桜スポット『神子(みこ)の山桜』が満開の時期に行きたいとずっと思っていながら天候に恵まれていませんでした。今週末も天気が悪そうだけど、神子の山桜が満開との情報で、日曜日はある程度回復する?今回は快晴とは行かないまでも行くことにしました。 この常神半島縦走は、草川啓三さんは梅丈岳駐車場スタートの車2台デポ作戦で行っており、モデルコースが車2台ってどうなん?でもゴール地点の『常神』からスタート地点の『海山』まで朝一でバスが出ており、公共交通機関を利用すればソロでも縦走可能です。常神発のバスの時刻はダイヤ改正で休日は早くなり6:58発(無くならなくて良かった!)、海山7:14発は少し早すぎるような・・・。なので、海山バス停で降りずにさらに南東方面まで進み、三方五湖の湖畔歩きを前半行った後で常神半島縦断することにしました。 バスで縄文ロマンパークバス停まで行き、三方湖の南東から湖畔歩き、スタートです。天気は生憎の曇天模様。分厚い雲が垂れ込み、低山の山頂を覆い隠すほど。天候回復も兼ねて湖畔歩きで時間を稼ぐのもいいのかもしれません。三方湖、菅湖、水月湖を周回する湖コースは20kmのコースで、スタート地点から海山までは時計回りの方が近いのですが、湖の西側はほぼ車道歩き。それに対して東側は大部分サイクリングロード(厳密には車でも入れますが)で歩けます。この湖畔ルートを歩く私は奇特な存在でしょう。この湖畔歩きで出会う人は地元の作業者を除いたらサイクリストだけでした(全体で20人くらい)。 3つの湖、三方湖・菅湖・水月湖は繋がっていますが、それらを隔てるのは長尾島で、その長尾島に立ち寄ることも計画していたのですが、それを実行すると+2時間かかってしまうので断念し、その代わり長尾島の北の虹岳島(こがしま)を周回することにしました。入口にある建物、屋形船と書いてあり、桟橋もありましたが既に廃業しており、その後の温泉宿の手前から時計回りで周回です。この虹岳島の半島の南西部分に地図で♨マークが。ここから温泉が湧きだしていたら胸熱だなと思いながら進みましたが、まるで気配無し。まぁ当然ですね。一応湖畔に出て湯加減を試してみましたが、冷たかったです。この周回路は荒れ放題で歩きづらく、全く楽しくはありませんでしたが、まぁこのような寄り道もアリでしょう。 入口に戻って温泉宿に戻るもお客の車が1台もとまっておらず、廃業?休業?玄関先に猫ちゃんがいたので近づいたら中からご主人らしき方がお出まし。あ、すんませんお客じゃないです。虹岳島を一周させていただいたお礼と共にこれから常神半島を横断することを伝えると激励の言葉をいただきました。廃業なんて言ってすみません。前日は大荒れの天気でしたからね。この温泉宿は『虹岳島荘』。日本秘湯を守る会の会員旅館でもある由緒正しき秘湯温泉宿で失礼しました。10~15時まで1000円で日帰り入浴も可能なので、ここで宣伝させていただきます。 http://www.wakasa-resort.jp/ 虹岳島を過ぎると菅湖から水月湖に。すぐ先にある浦見川では久々子湖(くぐしこ)と繋がっていて、運が良ければ遊覧船が通るのが見えるようです。その先にあるのが嵯峨隧道。直接繋がってはいませんが、この嵯峨隧道の水路を通じて水月湖と日向湖(ひるがこ)と繋がっています。嵯峨隧道の所は桜が咲いており、東屋もあり休憩するのに適した場所でした。さらに進んだ先に海山の集落に到着。ここからようやく常神半島縦断の山岳パートのスタートです。梅丈岳では林道で歩くのも可能ですが、結構迂回するので直登ルートを選択。結構登りやすい斜面でした。2度目の直登小区間は急登で難儀しながらも林道に再合流。ここから少し歩いてレインボーラインと合流です。 合流地点は梅丈岳第2駐車場でここから縦走をスタートする人も多いようです。梅丈岳山頂は山頂公園の有料エリアで立ち寄らずに縦走することになりますが、レインボーラインを200m程度歩く必要があります。第1駐車場は既に満車になったようで、係員2人が第2駐車場に誘導していました。係員にレインボーラインを歩くことのお伺いを立てた所、車道を歩くのはNGということで、200mの区間を車に乗せていただきました。 レインボーラインを過ぎると、ここから本格的な縦走になります。最初は樹林帯の尾根道で、ルート上はU字に削られた上に落ち葉が堆積したフカフカの登山路で、そこを歩くか、歩きにくかったらその横を歩きます。と、ここで痛恨のミスが発生。時々出現するヌタ場に落ち葉が重なり、ヌタ場と気づかず右足を踏んでしまいドボン。その後は右足が気持ち悪いままの進行となりました(下山する頃には乾きましたが)。序盤の縦走路の尾根道は、比較的緩やかな道でアップダウンも極端に多いわけではなかったので進みやすかったです。快調に進み、象首谷というピーク(P173)に到着。その手前のコルからちょうど神子の山桜を鑑賞できる眺望があり、稜線から見える桜の眺望を楽しみました。 象首谷の分岐あたりから登山道の様子が変わり、柔らかい土と落ち葉の尾根道から硬くてザレた岩尾根に変化。勾配も変化しアップダウンの頻度が高いキツめの登山道になり、疲労してきた足にかなり堪えます。でもご褒美もあります。右側(北側)の斜面は断崖絶壁になっていて、時々開けていて海の眺望を楽しむことができます。午後からは完全に青空が広がっていて、爽やかな若狭ブルーの見ることができました。 ラス前ピークと最後の常神岬灯台(高岳)はそれぞれ約100mの登り返し。そもそも最終目的地の灯台の標高が239mって、なかなかの高さじゃないですか?調べると灯台の灯りの高さの指標である灯高のランキングがあり、常神岬灯台の灯高(244m)は日本で7番目、本州で2番目の高さでした。それだけ高いこともあり、灯台から抜群!若狭湾の海の眺望を360°見渡すことができました。縦走のフィナーレが灯台っていうのもいいですね。最後に一般登山道としてはかなり荒れている登山道を下り、無事下山です。 下山後は神子に立ち寄り、いろいろな場所から神子の山桜を撮影。神子だけでなく、他の場所の稜線でも結構な山桜が咲いており、若狭の海山の海の眺望だけでなく、桜もたくさんみることができ、いい時期に常神半島を訪れることができて良かったです。
