06:51
7.8 km
953 m
白鬚岳 中奥林道終点からめぐるバリルート周回 大鯛木馬道
白鬚岳 (奈良)
2026年03月21日(土) 日帰り
白髭岳へ、以前から一度歩いてみたかった木馬道(きんまみち)を目当てに行ってきました。本格的な林業の歴史を感じられるルートでもあり、ちょうどYAMAPでレポしていただいてたこともあって、この機会に挑戦することにしました。 このルートは上級者向きだと思います。テープはほとんどなく踏み跡も不明瞭、ルートファインディングの難易度は非常に高いです。スマートフォンのみで行動する場合は、常に現在地と地形の把握が必要であり、一度迷い込むと進退が難しくなる深い山域です。 今回は左回りの周回ルートを選びましたが、木馬道は崩壊箇所が多く、万が一道が完全に寸断されていた場合には、大きく高巻くか引き返す判断が必要になります。そのため、安全面を考えると木道を登りに使った右回りの方がリスクは低いと感じました。また、このルートを歩く際は補助ロープの携行をおすすめします。今回は使用する場面はありませんでしたが、持参していて安心感がありました。なお、今回はあえてスキル維持のため、紙地図とコンパスで行動しました。 中奥集落までは舗装された整備の行き届いた道が続きますが、そこから林道に入ると急に道幅が狭くなります。舗装自体はされていますが、通行車両が少ないためやや荒れ気味です。それでも普通車での通行は問題ありません。終点は集落の水の取水施設付近で、ここに車を停めました。 その先は崩壊した林道をしばらく進み、沢筋で林道が終わります。正面の尾根に取り付くのが本来のルートですが、今回は等高線が比較的緩やかな西側の支尾根から登ることにしました。ただし、この取り付きも決して楽ではなく、きついところでは体感で45度ほどの急斜面が続きます。ようやく尾根に上がると尾根伝いとなり、本来のルートに合流しましたが、結果的にどちらが歩きやすかったかは判断が難しいところです。 尾根上は痩せ尾根や緩斜面が入り混じり、道は極めて不明瞭です。歩きやすいラインを見極めながら、ひたすら登っていきます。やがて山頂が見えてきて、ほっと一安心です。山頂では昼食をとり、正面には大普賢岳のゴツゴツとした岩稜も望むことができました。 下山は一度登ってきたルートを戻り、1286ピークから北東へ分岐していきます。ここもなかなかの急斜面で、慎重に下降します。等高線の緩やかな尾根を選んで下っていくと、突然 大鯛木馬道に出ました。 見どころは素掘りのトンネルと大鯛滝 かつて木材搬出に使われていたしっかりした道も、現在では堆積岩の脆さにより各所で崩落し、途切れている箇所が目立ちます。時代の流れを感じさせる光景です。完全に道が消失している場所では、谷へ下りて巻く必要があり、最後まで気の抜けないルートでした。全行程アスレチック、歴史を感じる素晴らしい山登りになりました。
