会津駒ケ岳・三岩岳からの冬ルート(窓明山登山口→滝沢登山口)
三岩岳
(福島)
2026年04月18日(土)〜19日(日)
2日間
# 概要
窓明山登山口から巽沢山を経て窓明山に登頂。鞍部を通過し、三岩岳手前の避難小屋でテント泊。翌朝、三岩岳に登り会津駒ケ岳まで縦走(この間は登山道なし)。駒の小屋を経て滝沢登山口まで下り、さらにバス停まで歩いて行動終了。
# アクセス
+ 東武特急リバティ会津 北千住0643発 会津田島0942着 特急料金2490円
+ 会津バス桧枝岐線 会津田島駅1000発 あずき温泉1118着 2040円 ※自由乗降で窓明山登山口で下車
- 会津バス桧枝岐線 駒ケ岳登山口1230発 会津田島1410着 2330円
- 会津鉄道・野岩鉄道 会津田島1542発 新藤原1634着 1720円
- 東武鉄道 新藤原1654発 北千住1958着(乗換2回) 1393円
※新藤原以降はICカード利用不可のため、カード利用の場合、車内で現金精算し、帰路の駅で新藤原下車の手続きをする必要がある。
※ゆったり会津東武フリーパス 下北沢-会津田島 5620円 が利用可 有人窓口販売のみ
帰路は当初予定。
* 窓明の湯 入湯料 700円
# 詳細
念願の会津駒ケ岳。秘境の村・桧枝岐はバスがあるものの日帰りは不可能(毎日アルペンや夜行列車は直前まで予定を決められない私には使えない)。しかし駒の小屋はいつも予約いっぱいでおさえられず、ずっと登れずにいた。雪がある時期ならテントで泊まれるということで狙いを変えて、ついに訪れることができた。中門岳を加えてもピストンでは物足りないと思っていたが、北側に積雪期限定の縦走路があるということを知り、そこを歩くことにした。最初に駒ケ岳に登ると駒の小屋の近くに泊まることになるが、この日は小屋のプレオープンの日だったので、よくないと思い逆ルートをとった。
北千住から会津田島までは特急を利用。しかしこれが遅い。3回乗換47駅が乗り換えなしの18駅にもなっているにも関わらず、1/4ほどしか時間が短縮されない。特急は全区間にしなくても10時のバスには乗れるようだ。会津田島からはバスで1時間半ほど。ちょっと前まで会津高原尾瀬口からバスが出ていて、そちらのほうがかなり距離が短い。なぜ長いほうが残ったのかと思ったが、田島のほうがずっと大きな町だからというのが理由のようだ。バスに乗ったのは2人。もうひとりの人はあずき温泉に行くと言っていた。伊南川に沿った道を遡っていくが、雪は全くなく、冬季ルートが歩けるのか不安になる。事前調べでは10日ほど前の記録しか見つけられなかった。バスは4/1から走っており、もっと早くに来るべきだった。駒ケ岳から登って、無理そうならピストンに変更できるように計画を変えようかと思っていたが、登山口近くになって稜線を見上げるとそれなりに雪があったのでそのまま行くことにした。
バスを降りて、窓明山登山口から歩き出すといきなりの急登。乾いた土がすべりやすくて厄介だった。聞いたところでは三岩岳に直登する登山道はもっとひどいらしい。巽沢山を過ぎたあたりから雪が見えてくる。雪がとけたそばからイワウチワが咲き出していた。1583mピークの手前も斜度がきつく、ここでアイゼンを着けた。今回も10本爪。このあたりで2組目のパーティとすれ違い、それがこの日は最後だった。1583mピークから先は土が出ているところも多かった。このピークまではブナの森だが、先はシラビソの森に変わる。しかし稜線まで樹林になっているところは多くない。窓明山までは地図で見るとすぐだが、意外と遠い。道が悪いわけではないのだが。左手が切れ落ちて雪庇状になっているところでは密な樹林に入ることもある。窓明山からの下りのところが一番いやらしいが、これは翌日の駒ケ岳まで断続的に続いた。鞍部まで下って三岩岳への登りに転じる。稜線から少し西に外れたあたりは木が生えてなくて歩きやすかった。三岩岳避難小屋に着いたときにはかなりくたびれていた。
テントを張ってすぐに食事。ちなみに三岩岳あたりは尾瀬国立公園の特別保護区域からはずれている。日の入りを見がてら三岩岳まで偵察に行こうと思っていたが、疲れて行けなかった。避難小屋には3人組が宿泊していた。中に入って少し話をした。コウモリがいたりきれいでない小屋と聞いていたが、そんなふうではなかった。夜になり、今回やけにテントの床が濡れるなと思ったが、いつも敷いているグラウンドシートを使わなかったせいだ。汚れてもすぐ洗えるために使っているので雪ならいいかと思ったが結露防止にも役立っていたようだ。予報では風は弱いはずだったが、夜はゴウゴウと音が鳴っていた。樹林の中なのでテントにはあまり影響はなかったが。日が暮れると霧で真っ白になり、夜明け近くには雨粒がテントを打った。5時出発の予定だったが、明るくなるまで待つことにした。6時前になっても霧が晴れないので、意を決して出発した。
三岩岳の山頂でソロの女性と出くわした。避難小屋の少し先でテント泊していたそうだ。先に進むか迷っていたので、私が先行することになった。三岩岳を過ぎると徐々に霧が晴れて、その後は青空になった。風も弱く、だいたいベースレイヤーだけで歩いた。大戸沢岳手前の鞍部以外は緩い傾斜の道だが、相変わらず、樹林に入るところはスピードが落ちる。木を迂回するためまっすぐ歩けないし、理由はわからないが、妙に雪が波打っていて小刻みにアップダウンさせられる。最後は駒ケ岳の名前にふさわしい馬の背を歩いて山頂に辿り着いた。山頂にはたくさんの人がいた。
ここまでおおむね予定通りの時間で歩いてきたが、バスの時間にほとんど余裕が作れなかった。あわただしく山頂を後にして下る。ゆるい雪の下りは上りと対照的にスピードが出て、結果40-50分ほど余裕ができてしまった。道は下半分くらいが雪が融けていて、ずいぶん靴が汚れてしまった。最後に沢に下りれるところがあり、おおまかな泥は落すことができた。バス停まですぐのところで、山頂で話をした人に再会し、車に乗せてもらえることになった。最初は会津高原までという話だったが、温泉に寄っていたら電車に間に合わなくなり、結局宇都宮線のほうまで送ってもらうことになり、大幅に帰宅時間が早くなった(多謝)。今回東武のフリーパスを使わなくて損をしたと思っていたが、逆によかった。
駒ケ岳はやはり夏にも登ってみたい。次に来るときは尾瀬御池からの縦走かな。