釜尻山
三頭山
(北海道)
2025年03月16日(日)
日帰り
美しい政和アルプスの
釜尻山の頂きに
呼ばれてもないけど、自らの意思で
向かいました。
私ごとな
小さなドラマと...メルヘンの山行です 笑
<釜尻山>
幌加内町 政和
車ナビ 政和神社
気温 −2℃
風速 1
駐車地スペース あり
標高 913m
景観 素晴らしい
入山者 なし
トレース なし
熊痕跡 なし
危険 838ピークの迂回
重雪 (おしなべてスネ) →パウダー→
カリカリと変化
スキーシュー & スノーシュー
(アイゼンはタイミング逃して、
使いたい時には身動き取れなかった。
けど、MSRのライトニングで行けない
とこってあるの?と、現段階ではまだ
思っている)
※ 尾根の取りつきまでは、浅瀬川の左岸を
スキーシューで快適に歩きました。
(迷うとこあるけど、正解なら
ちょいちょい林道にでます)
※ 取りつく尾根を、寸前まで
迷っていました (どちらにするか)
もう1本奥の尾根を選んでいたら、確実に
今日の明暗をわけていたと思います。
(詳細は写真に)
※ 予定していた通り、忠実に尾根で
向かいました。
(それも状況しだいだと思ってましたが
トラバースは地が滑り危険でしたので
急登でも尾根しか選択肢がなかった)
838ピークだけは巻く予定でいましたが
巻くのも危険。ピーク通過も危険で....
巻く(トラバース) を選択。
難易度の高いトラバースだったので
上へ上へと、トラバリました。
(横とか、下方向だと、滑り落ちちゃう)
何とか、838ピークと釜尻山のコル部まで
到達したのはいいけど、そびえる
釜尻山をどこから登ったら良いのか
途方に暮れる 涙。
登頂を諦めかけたその時....
(詳細は写真に)
結局、男前に直登を選択。
※ ピッケル、アイゼンあれば有効に
感じました。
(安全を買えばの話。自分の足りてない
ところを補うための道具なら、
極力使わずにこなしたいと思っている)
山頂を見上げると、めまいがして
後ろにもってかれる斜度でしたが、
足元が怖い以外は、普通に登れる
斜度ではあると思います。
※ ガスでも、ホワイトアウトでもないけど
空と山頂が、同じ色すぎて
何も見えなく、サングラスをかけたり
もしましたが、どーやっても見えず。
写真におさめたら、見えるのかな?と
撮った写真も、やっぱり真っ白でした。
(白に酔いながら、とにかく上へ上へ)
※ 時期が、すごく難しいと思いました。
雪崩恐怖がなかったのと、838ピークの
トラバースで足を滑らせても、ふかふか雪
なので死にはしないな。とは思いました。
釜尻山の直登も、安全に巻けば
巻けましたが (下山はそうしました)
あえて直登しました。
無事だったので、判断に問題はなかった
と思いますが、当たり前だけど
状況かわれば判断も変わるかと思います。
<徒然なる話>
政和が、父方の祖父母が、若かりし頃
暮らしていた町だと知ったのは
2年前です。
(幌加内に魅了されてたのは、血のせいも
あったのかね)
知った後すぐに、当時 祖父母が立った
であろう
駅や線路跡 (今は使われていない)
神社等を訪れて、感慨に耽りました。
(政和神社は小高いところにあり
神社山というそうです)
その際、政和の町の西にそびえる
政和アルプスと呼ばれる山々を眺め
いつかは、あの頂きに立ってみたい。
(特に政和神社から、真西にまっすぐな
釜尻山) と、強く思いました。
(その前から憧れて、通るたびに
車を停めて、うっとり眺めてはいたけど、
私が登れる山には見えてなかった)
なので、実現するのは、まだずっと
あとの予定だったのだけれど....
(いやたぶん、来ないはずだった)
先月、生きるか死ぬかで緊急手術に
なった父が (硬膜下の手術)
術後、半身不随、失語症という
身動きも、意思疎通もはかれない状態から
命根性と気合いで、劇的な回復を見せ
(言葉は発せなくても、私の言葉は
届いて思考はあったんだね...驚)
勧められたリハビリセンターにも
行かずに、自宅に戻ったという
なかば強引ともいうか、ひとまず安堵な
出来事があり....
(退院に至り、安堵ではあるけど
出来ないことが多く、これからが大変)
これはもう、ご先祖さまに
私なりの お礼の気持ちを示さねば。
と、釜尻山登頂を心に決めました。
(頂きに立てたら、ご加護も願おう)
ですけど....私に登れるのか?
(いつもその疑問がつきまとうけど
自分に自信がないのだから、これは
仕方ないことだと気づいた)
ラッセルと、ルーファイと、急登と、
藪漕ぎと、トラバースは、場数を踏んで
わりと得意分野なので、それだけ
スペックあれば大丈夫なのか?
ってことで、おうち (机上) で
ただ西に向かうだけのような、
ルート計画を、立てたしだいです。
(これも、いつもそうだけど、現場と
机上は違うので、実際は目視による
ルーファイが圧倒的に多い。もしくは勘)
けど、838ピークが魔物とは知らなかった。
(釜尻山も充分 白い魔物だったけど)
838ピークが見えた瞬間
その険しさが想定外過ぎて、
その後の 全ての計画と、全ての自信を
一瞬にして なくしました。
(あか〜ん....)
ですけど....
この深い感謝を、行動に匹敵させようと
するなら
ここに挑む以上の心持ちではある。
一歩一歩、思いを込めて
ついに立てた、釜尻山の頂きで
私は、何を感じたのか。
(遠く麓に、神社山がみえました)
それは、
祖父母から私に 継がれてきた時の流れ
(命のリレー) と、
めくるめく奇跡を重ねて、今ここに
私が生きてるという
確かな実感 に他ならない。