赤兎山・猪鼻山(福井,石川)
2026.07.11 (土)日帰り
赤兎山に行ったことがないというビクトリアSさんから、魅力的なルートが提案されました。沢から入り、未踏の裏赤兎山と赤兎山を繋ぎ、越前禅定道で戻るという周回コース。
赤兎山といえば、私にとっては7年前、登山黎明期に訪れて以来。当時はただ無我夢中で、眺望もなく、ガスの中に浮かぶニッコウキスゲが幻想的だったという記憶だけが残っています。
今シーズン初の沢登りを楽しみ、未踏の裏赤兎山を踏み、さらには小原峠から市ノ瀬へと繋ぐことで、歴史ある「越前禅定道」をほぼ完結させることができる――。これは食指が動かないはずがない。Go!です。✨
入渓し、いくつか堰堤を越えていく。水流を楽しみながら進むが、最後に尾根の登山道へ突き上げるための急斜面の藪漕ぎがなかなかの難所。
その凄まじい藪を必死に乗り越え、あと少しで登山道だというまさにその時、背後からビクトリアSさんの悲鳴が響いた。
「携帯📱がない!😱」
この猛烈な激藪の中で落としたとなれば、発見は至難の業。そう思いつつも、通ってきたルートの急斜面の藪を50mほど下り、また登り返しても見つからない。諦めかけたその時「あった!💡」とSさん。執念で見つけ出すハプニングに、ホッと胸をなでおろしたのでした。
無事に藪を抜け、初登頂となった裏赤兎山はブッシュに覆われて何が何だか分からない山頂だったが、そこからの稜線に出ると、眼前に雄大な白山がその美しい姿を現してくれます🏔️✨
そして、7年ぶりとなる赤兎山の山頂へ。
かつてのガスに巻かれた景色とは一転、今回はどこまでも広がる青空!瑞々しいグリーンの稜線と、咲き誇るキスゲの鮮やかなイエローが、最高の初夏を演出。「あの時は見えなかったが、こんなに素晴らしい場所だったのか……」と深く感動する。
それと同時に、7年前、ここで一緒に山飯のデザート🍨を作ってくれたあの人は今どうしているだろうか、と古い記憶がふと頭をよぎり、ノスタルジックな想いに。
📓越前禅定道の完結ストーリー
今回の山行をもって、私の「越前禅定道」完結。ストーリーが綺麗に繋がりました。
かつて平泉寺から法恩寺山、祓川へと繋ぎ、道路を経て赤兎山登山口から小原峠へ。そして今回、小原峠から市ノ瀬への最後のピースが埋まったのだ。
黎明期のがむしゃらな一歩から、今回の頼もしい仲間との一歩まで、自分の歩んできた道が一本の線になったような、最高の充実感がふつふつと...
●平泉寺⇨法恩寺山⇨祓川
https://yamap.com/activities/3943707
●祓川から赤兎山登山口までは道路
●赤兎山登山口⇨小原峠(7年前の赤兎山)
https://yamap.com/activities/4081018
●小原峠⇨市ノ瀬
今回の山行