高畠山~鋸山八峰を歩く
吾妻耶山・大峰山
(群馬)
2021.12.05(日)
日帰り
今回歩いたコース、ところによっては危険極まりないところもあります。
また、案内もほとんどありません。
コースをそれたことが危険個所に近づいた原因ですが、そもそもコースがはっきりしません。
八峰縦走は、今回のレポの最後のほうを歩かなければ、展望も良く楽しい山です。
高畠山からの下りも急です。
普段急だなあと思う山もありますが、今回はそれ以上に急だなあと思いました。
今の時期、落ち葉歩きも楽しいけど…
今回は滑ったらどこまでも落ちそうな場所もあり、尾根歩きやトラバースも要注意です。
行かれる方はしっかり下調べして歩いてください。
今回の目的は、群馬県内SOTAポイントゲットです。(アマチュア無線の遊び)
SOTAポイントゲットなら高畠山だけでいいけど、それじゃ面白くない。
数少ない情報をもとに登山計画。近くに鋸山八峰という楽しそうな山がある。
そこを含めて時計回りに歩くことにした。
泰寧寺の駐車場に停めさせてもらいスタート。
泉山までは、かなり急登!
このコース、案内はありません。GPSと地図をしっかり見ながら歩きます。
この尾根を下りたいがと思うが、降りれそうもないので少し先からトラバース気味に歩く。
トゲトゲ藪は歩きにくい。
少し残雪あり。落ち葉に積もった残雪を踏みしめて歩いてると靴にはしっかり雪が…
スパッツ持ってくればよかったと反省。
広~い場所は迷いそうです。視界の悪い時や、下りは要注意。
左に金網柵が現れる。牧場かな?
その先に格好いい山容、雨見山かな?登ったことはない山です。
先のほうで何か動いてます。
ゴソゴソと、木や金網に体当たりしてる感じ。
かなり大きい動物。黒い。
クマ?それともイノシシ?!
ちょっと離れてるし、木や藪があってはっきりわかりません。
かなり興奮してる感じです。やばいかな?
大声を上げ、鈴をマックスにな鳴らしながら急いでその場を離れます。
いやあ、怖かった!
急な登りを終えると、平坦な山頂到着。
片側植林帯、反対は雑木林。展望はほとんどない。
では、CQCQCQ…
あれ~全く応答がない!
何度も呼ぶが応答なし。
仕方ないのでCQ出してる局と交信。
どうにか4局。
う~ん電波の飛びはいまいちの山のようです。
後の行程もあるので、4局だけで終わり。
下ります。
この後の下りは、かなり大変だった。
うっかり歩きやすいほうを歩いてると計画したコースを間違える。
「コース違ってるよ~」との女性の声がスマホから…
なるほど、違った尾根下ってますねえ。
元に戻ろうとするが、かなり登り返し…
トラバースしようと挑戦するが、落ち葉やズルズルした土、掴まる木は少ない。
少し進んだが、滑って危険!
地図を確認すると、このまま尾根を下っても大丈夫そうです。
先ほどの尾根に戻り下ると鉄塔に到着。
さてこの先は…
鋸山方面に向かうには次の鉄塔方面へ行けばOK。
うろうろと道を探すと鉄塔巡視路があった。いやあ、良かったこれで安心。
と思ったのもつかの間、とても巡視路と思えない道です。
沢あり、壊れた橋あり、トラバースや登り返しは危険極まりない。
でも、行かなければ…
いやあ、緊張しました。どうにか通過し、鋸山への峠に到着。
最初のコースを下ったほうが良かったかどうかは分からないが、このコース危険です。
歩かない方がいいかも(*_*;
さあ、鋸山へ。
どうせならすべてのピークを踏もう!
それぞれのピークからはちょっとずつ違った景色。
眼下の赤谷湖、その後ろにそびえる白き山々。素晴らしい!
尾根歩きは、狭い場所もあり、赤谷湖側は切り立っている。
でも木々が生えており、緊張感が薄い。
転んだらヤバイので、慎重に歩く。
最後のほうは、崩落防止のネット工事中の箇所も。
そして落ち葉で滑る急な下り。木々も少ないので要注意です。
工事用のレールがあったので、それに掴まり、足をその支柱にかけながら下る。
ほんと転んだらやばい急坂です。
積雪はなくともアイゼンがあったらいいなあと思いました。
最後のピークに行くには、かなり背の高く密度の濃い笹薮を抜けていきます。
最後のピークに到着。
さて、どこを下ろうか?。
計画は少し戻って西の登山道をと持っていたが、地図を見るとそのまま下れそうと変更。
これが大失敗の始まりでした。
低山歩きの罠にかかってしまった(*_*;
歩けそうであるけない。
沢や斜面に遭遇。
この斜面どうやって登るか?そこをクリアーしないと帰れない。
そのあともそんな箇所がいくつか出てきて、緊張感マックス…
写真撮る余裕もなし(*_*;
ふもとが見えた時には、ほっとしました。
たくみの里方面から眺める鋸山八峰。
楽しい縦走コースですが、今回の後半のルートは通らない方が身のためです。
歩かれる方は、645mのピークからは、素直に西に下る道を下ってください。
歩くなら反時計回りのほうが安全な気がしました。