夕立と天空の発電所
8月に入り、台風がたっぷり近づく様になった。 ついさっき、笹山の攻略をもって山梨百名山四天王完全制覇となった。 そのまま帰るつもりだったが、お盆の帰省により下道だろうが高速だろうが午後は大渋滞。 どのみち家に帰っても寝るだけで、翌日のことを考えると車中泊でもして8/9は未踏の山梨百名山を攻略した方がお金と時間的に効率がいい。 そこで今回は、夕方の空いた時間にとあるお山に行くことにした。 それは、「米倉山」。 山梨県甲府市の南部に聳え立つお山で、概ね御坂山地と甲府盆地の間に位置する。 山頂には東京電力米倉山太陽光発電所があり、夥しい数のメガソーラーによって埋め尽くされていた。 そんな米倉山へ、タマミツネ、ラギアクルスとと共に挑むこととなった。 降り着いたのは、次世代エネルギー広報施設「きらっと」の駐車場。 早速登り始める…。 きらっとの中は、東京電力米倉山太陽光発電所に関する展示が行われていて、水素燃料の生成過程などが解説されている。 登山道はきらっとの傍から延びていて、長い階段が続く。 急な階段を登って行くと、かつて近くあった水量発電所の古い水車が置かれていた。 そこからさらに階段を登っていくと、小さな東家が置かれた展望台が出てきた。 此処からは米倉山太陽光発電所が一望でき、斜面はたくさんのメガソーラーで埋まっていた。 米倉山太陽光発電所からさらに進むと、一旦砂利道に入る。 これより先は農道になっていて、この砂利道を西へ進むと米倉山の山頂へ行く事ができる。 砂利道をしばらく歩き進めると、丁字路に出てきた。 北側に曲がって程なくすると、農園が出てきた。 そんな農園から石垣の上へ向かうと、ついに米倉山の山頂にたどり着いた。 山頂は三角点が埋まっていて、特に標識などはなかった。 少しだけ休んだのち、すぐ下りることにした。 このあともう一つお山に挑む予定があるのと、もうすぐ此処にゲリラ豪雨が襲ってくる予報である。 このまま長居していると、雷雨に遭遇してしまう。 兎に角急いで駆け下りるしかなった……。 農園を駆け下りていき、丁字路から砂利道を通り抜ける。 長い砂利道を駆け下りて行くと、米倉山太陽光発電所の敷地内に入った。 メガソーラーがひしめき合う道を歩いて行くと、例の展望台が出てきた。 東家からはメガソーラー越しに甲府盆地が覗かせているが、遠く大菩薩嶺のほうはどす黒い雲に包まれていて、時折雨柱とともに稲妻が地上に落ちていた。 展望台から長い階段を駆け下りていくと、水車の跡が出てきた。 そこから再び階段を駆け下りていき、登り始めてから18分ほど経った頃なんとか駐車場まで下りてくることができた。 ゲリラ豪雨にならないうちに、次なるお山へ向かった。 夕立間際の米倉山にて、大人の社会科見学と手頃な散歩を楽しんだタマミツネであった。




