富士山(山梨,静岡)
2026年8月29日 (土)日帰り
今週も天気が微妙だった。
いつものようにどこかの山へ行こうと思っていたが、予報を見ると、どうにも決められない。
今回は無理に高い山はやめた。
富士山の周辺を歩いて、神社にも寄ってみるか。
そんな感じで、この日は富士吉田へ向かった。
道の駅富士吉田を起点に、小倉山、諏訪の森自然公園、大塚山を歩き、その後は北口本宮富士浅間神社、新屋山神社などを巡る。
まずは小倉山へ。
標高979m。
低山とはいえ、ちゃんと山道を歩く。
小倉山には、かつて北条早雲が陣を張ったという城跡が残っているらしい。
歩いていると、山の中に少し平らになった場所がある。
これが当時のものなのかと思いながら歩く。
山頂には大きな展望があるわけではない。
小倉山を下り、次へ向かう。
次に向かったのは、諏訪の森自然公園。
ここは小倉山とは雰囲気が違う。
広い赤松の林が続いている。
歩いていて気持ちのいい道だ。
後から調べて知ったのだが、この赤松林は単なる自然の森ではなかった。
富士山の雪解け水による土石流、いわゆる雪代から集落を守るために、江戸時代から植えられてきた防災林だったという。
富士山の近くにある森。
それだけだと思っていた。
実際には、昔の人たちが富士山と暮らしていくためにつくった森だった。
あれはただの松林ではなかったのか……と思い返す。
松林を抜けると、青々とした広大な芝生広場に出た。
それまで林の中を歩いていたので、この広さには驚いた。
そのまま先へ進む。
道路沿いを歩いていると、社が見えた。
大塚山だ。
ここは日本武尊が富士山を遥拝したという伝説が残り、北口本宮富士浅間神社の起源ともいわれている場所らしい。
道路から見える場所なので、山というより道沿いの神社の一角に近い印象だった。
ただ、ここが後に北口本宮富士浅間神社へつながっていく場所だと知ると、少し見方が変わる。
大塚山から北口本宮富士浅間神社へ。
ここまで来ると、さっきまで歩いていた低山とは雰囲気が変わる。
大きな鳥居があり、境内には立派な建物と大きな木が並んでいる。
ここは富士山吉田口登山道の起点でもある。
境内を歩いていると、富士太郎杉や夫婦檜など、大きな木が目に入る。
建物も立派だ。
まあ、これは言うまでもないが。
その理由を後から調べてみると、江戸時代に富士山信仰が広がり、富士講の人々から多くの寄進が集まったことが関係しているという。
次は新屋山神社へ。
同じ富士山の麓にある神社でも、こちらは少し雰囲気が違う。
新屋山神社は山の神を祀る神社で、もともとは山や産業、暮らしと関わりの深い神様だったという。
現在は「金運の神様」としても有名になっている。
授与所を見ると、カード型のお守りがあった。
1500円。
一瞬、どうしようかと思った。
カード一枚に1500円。
それでも、ここまで来たんだからと、よく分からない勢いで買ってしまった。
このカードは現在もひっそりと財布の中に……。
神社を訪れる人を見ながら、昔から続く信仰も、時代によって少しずつ形を変えていくのかと思った。
最後に富士山ミュージアムパークを通った。
……というより、気づいたら公園の中を歩いていた。
なんの公園なんだ?
看板を見て、ここが富士山ミュージアムパークだったことを知った。
道の駅に戻ってきた。
モンベルの店内はかなりにぎわっていた。
帰ってから、歩いた場所のことをいろいろ調べた。
まさか、こんなにいろいろあるとは思わなかった。