すきま散歩 筑紫野遺跡巡り
筑紫野市
(福岡)
2024.01.20(土)
日帰り
さて、本日も自然歩道歩きはお休み。天気予報は一日中雨。うーむ、どうしよう。雨に降られても楽しめそうなコースで、できれば最後に雨に濡れた体を温める温泉に立ち寄れるプランはないか?
博多駅を9:00に出発する鹿児島本線快速に乗車して、9:28に原田駅に到着した。駅前でYAMAPの地図をダウンロードして9:37に行動開始。ポツリポツリと細かな雨が降る。
まずは9:50に五郎山古墳に到着。隣接した五郎山古墳館にまずは立ち寄る。女性の館員の方が丁寧に説明してくれる。案内のビデオを2本、40分鑑賞したが、なかなか出来が良くて楽しめた。
ビデオの後は、カンテラを借りて実物大の石室模型の中を見学。羨道(せんどう。遺体を安置した玄室への通路)を経て玄室に入る。復元された装飾壁画が見事。玄室から出る時に思い切り頭をぶつけてしまったので要注意。
1時間ほども滞在した後、五郎山古墳に上る。6世紀後半、古墳時代も終わりを告げようというタイミングの円墳で、直径約35メートル。現在は石室内部をのぞくことはできず、外観を眺めるのみ。
五郎山公園を歩いて、北の金毘羅神社にお参り。階段を下りると井出ちゃんぽんの店舗の看板が見えた。ちょっと早めだが、井出ちゃんぽんの魅力には勝てない。昼食をとることとした。
胃袋を満たして11:30に行動再開。なかなか先に進まない。11:40に筑紫神社にお参り。
東に進路を変え、栗木橋で国道3号線を越えて12:05に筑紫野前畑遺跡と思われるエリアに到着。遺跡の痕跡や説明版でもないかと探すが見つからない。
やむなく森の中を歩いて先に進む。県道200号線を熊橋で越え、地図に表示されていた捨て身の松神社に立ち寄ってみる。
思っていたのと少し違う。どうも宗教施設の中に迷い込んでしまったようだ。早々に立ち去ろう。
13:08に住宅街の中の津古1号墳に到着した。4世紀前半の墳長42mの前方後円墳。周囲には2号墳と3号墳があったらしいが、現在はここのみ。周囲にはびっしりと住宅が立ち並ぶので、仕方のないことなのだろう。
13:20に西鉄跨線橋を越え、次の目標の津古生掛古墳を探す。住宅街の中を彷徨くが、古墳らしきものは見当たらない。ようやく辿り着いた生掛公園に津古生掛古墳の説明版が見つかった。3世紀末頃に造られた墳長33mの前方後円墳だったが、宅地造成の後に公園になってしまったという。
次に向かったのは三国の鼻1号墳。これも見つけにくかった。宝満川浄化センターの隣に説明版があった。4世紀後半に造られた墳長66m の前方後円墳だが、古墳はなくなっているよう。一帯は森になっている。
14:05に横隈山古墳に到着した。こちらは5世紀中頃に造られた墳長31.6mの前方後円墳。住宅街の中に聳えるように残されている。
次に14:15に井の浦1号墳に到着。三国が丘駅近くの井浦公園内にあり、6世紀後半に造られた直径23mの円墳。
ここからは三国が丘駅構内を通過して三沢遺跡に向かう。丘全体が遺跡となっており、弥生時代の農村集落や古墳群があるようだが、遺跡の展示や説明板は見つからなかった。
丘を下る時から雨が強くなってきた。さいわい5分ほど進んで、14:45に九州歴史資料館に到着した。ここも素晴らしい展示物。太宰府政庁に関する資料が多い。雨が小降りになるのを待って15:40に先に進んだ。
5分ほど歩いて小郡市埋蔵文化財調査センターに到着。ここの展示は小規模。10分ほど見学して、次の一の口遺跡に進む。ここは道路脇の説明版のみで、遺跡はすでに住宅の下に。
小雨の降る中を進んで、筑紫野温泉アマンディに16:30に到着。のんびりとお湯に浸かり、お風呂の後は早めの晩御飯。魚料理が美味し。レストラン内に県境があるのが驚き。
18:35にアマンディを後にして18:53にJRけやき台駅に到着して行動終了。