月山、弥陀ヶ原〜肘折ルート
難コースにチャレンジ出来るのは、年齢的にあと何年だろうか?時間切れが迫る中、今年は月山肘折ルートに挑戦だ。月山は残雪期に姥沢から往復した事があるが、比較にならない隠れた難コースだ。念仏平に泊まるのは確定だが、2日目が厳しくて肘折温泉スタートは行ける気がしない。山頂から降る逆コースにして、山頂までは弥陀ヶ原からとした。 酒田行き高速バスの夕日号で鶴岡エスモールまで。夕日号は2回目で、前回は朝日縦走でお世話になった。6時到着予定が早まって、弥陀ヶ原行きの6時のバスに間に合った。スタートが1時間早まるのでラッキー。 とは言え、ロングコースなのでビビリもあり、エスケープとして弥陀ヶ原から月山頂上往復も考えていた。案の定、晴天で容赦ない日差しが降り注ぐ。ところが、仏生小屋辺りで雲が湧いてきて日差しを遮り、風が吹くと涼しい。視界が塞がれるほどではないので、案外と気分よく登れる。ピークの月山神社までは、コバイケイソウの花園の中を通って到着。お祓いをして参拝。さて、体力的には余裕ありなので、予定通り肘折ルートへGO。月山の台地には水が豊富であちこちで給水可能。水の心配は稀有だった。しかし、好事魔多し。足元を隠す草原は歩きづらい。さらに、局地的な雷雨が最上村山地方を襲っており、台地の端の千本桜付近では豪雨になった。ルートの痕跡は場所によっては水流に隠されて見えない。一気の豪雨でパンツまで浸透。台地から降る急斜面のルートはYAMAPで確認必須なのだが、びしょびしょのスマホは操作ができない。進行方向に自信がなくなると立ち往生だ。乾いた布もなく、スマホ画面をいくら拭っても、認証機能が働かず起動できない。なので、度々停滞しつつゆっくり進むしかない。やっと本沢に着く。流失を心配していた橋は、最強度の作りで、びくともせず残ってた。念のため、濁流を浄水して今夜の水分を確保。念仏平への登りは、一部崩壊していて近いうち壊れるのでは?と思える崖があった。そこを突破すると、朽ちかけの木道が現れて、高層湿原に出る。時間はかかったが、無事に避難小屋に到着。疲れたけど雨も上がって、念仏平湿原からの月山が絶景だった。夜は満天の星と天の川〜 2日目。実はまだ、月山〜肘折の行程は半分以上残ってる。登り区間は、小岳や赤沢の登り返しなど、それなりに残ってる。気を引き締めてスタート。まずは小岳への登りだが、三日月池や小岳の湿原など、美景がたくさん。ここにも木道あり。西に月山、東に葉山の稜線は日差しが厳しいのを除けば最高だ。崩落斜面の上端をトラバースする危険箇所がある。降りは多少膝にきてるが、なんとか赤沢に到着して、給水タイム。沢からの登り返しで、初めて登山者とスライド。念仏平宿泊予定の人だった。彼の情報によると今日も午後は雷雨になるらしい。だからと言ってペースを上げるのは難しく、雨なら涼しいからいいかなくらいの気持ちで。降り基調とは言え、とにかく長い。二つ目の給水ポイントで、既に南から遠雷が聞こえ、生暖かい風が吹き始めてる。汗はダラダラなので、水分補給だけ気をつけて進むが、ペースは上がらない。雷鳴は明らかに近づいてる。大森山西に着くとルートの残りは1時間弱。大森山はトラバースなのでありがたい。最後はここだけ刈払いしてないのか?、膝までの雑草をかき分け登山口に到着。生還した〜、と思うのは早く、ここから肘折温泉まで林道4キロが残っていた。ショートカットがあったが、1時間アルバイトして温泉街に到着してほんとうにおしまい。林道込みで頂上から20キロ、足腰が痛いのは言わずもがな。ほとんどの区間が、刈払いが無ければ成立しないルートだった。管理者に感謝。雷雨から逃げ切れたのもラッキー、お疲れ様でした。






