吾妻山・一切経山(福島,山形)
2026.08.30 (日)日帰り
高山の原生林を守る会の新入会員3名とともに、鳥子平から高山へ登り、その山裾に広がる亜高山針葉樹林を観察してきました。このエリアは会員の希望もあり、これまで3度計画しましたが、いずれも雨天で中止となっていました。今回も雨の予報が続いていましたが、前日に高山エリアが「日中は曇り」に変わったため、急遽実行することになりました。幸いにも雨に降られることなく、観察を楽しむことができました。
新入会員3名は登山が趣味というわけではありませんが、森歩きが大好きで、今回はぜひ高山に登りたいとの希望でした。高山は福島市の水源の森であり、福島の美味しい米や果物を支える大切な山です。
今回は亜高山針葉樹林を構成するオオシラビソとコメツガを中心に、その生態を丁寧に説明しながらゆっくりと登りました。連日の降雨で一部の登山道は沢のようになっていましたが、3人とも無事に山頂まで登り切りました。高山は登る山ではなく樹々を堪能する山、1時間足らずで登るなんてもったいない。千年森の観察ポイントがあちこちに。
鳥子平登山口から間もなく、オオシラビソの倒木、最近のようで、根株表面には多種類の瑞々しい草本が生育していました。この樹から山頂までオオシラビソの倒木が4本、これに加えて根元がパックリ割れて風に揺れる樹もありました。全てオオシラビソでした。倒れたオオシラビソの根群の深さは60 cm足らず、連日の雨で地盤はかなり緩んでおり、倒木が増えるかも知れません。
寿命はオオシラビソ100年、コメツガ500年そしてクロベは1000年とされます。今回は500年を超えると思われるクロベの根株から再生したオオシラビソ、コメツガの見事なそろい踏みを観察できました。そして、根株には吾妻連峰では貴重なイワダレゴケが群生していました。齢は4年まで数えられました。
* 塩の川源流手前で突然YAMAPがハングしました。やむを得ずスマホをリスタートしたので軌跡は途中で終わっています。