16:22
70.7 km
2703 m
鶴見〜米水津、津々浦々の旅🌊(間越山・ワルサ山・八ヶ久保山・瀬平山・石槌山・城山(八幡山)
ワルサ山 (大分)
2024.04.13(土) 3 DAYS
鶴見半島、米水津、佐伯市内を巡る旅に行ってきました。 鶴見半島の猿戸をスタートして、間越の民宿に宿泊、 鶴御崎灯台から旧鶴見町の海岸線を歩き、 丹賀砲台園地、 小浦中越ふれあいトンネルを抜けて 旧米水津村へ。米水津の津々浦々を歩き、 空の展望所、 空の地蔵尊、 空の広場、石鎚山に登り、 佐伯市内を巡ってきました。 ※あわよくば元越山を越えて佐伯市内に戻ろうと思いましたが、夜間のため断念しました。 ここから長い文章とたくさんの旅の記録の写真です。 一部グルメレポート化しています💦。 ご容赦ください。 初日は佐伯市内からコミュニティバスでの移動🚌約1時間。なんと400円で運んでくれます。 一気登山のシューズ、景色を見ながらコーヒー飲もうと結局使わなかったジェットボイルなど、ザックの重さは7〜8キロくらいです。 間越(はざこ)地区にはコミュニティバスの停留所が無く、途中、鶴見公民館前で乗り継いで猿戸というところまで行きます。 途中までは普通の路線バス。公民館前から、ワゴン車です。乗員は3名。中学生と旅人らしき人1名。 停留所では、人が居ないと止まらないので申告制のようです。 「猿戸はこの辺でしょうか?」と 猿戸で降ろしてもらって ここから民宿までは徒歩約2キロ。 峠越えの坂を登っていきます💦。 やっと「ひょっとん峠」へ。 間越方面の海が綺麗に見えます🏝。 下りは俳句の書かれた岩が所々にあるのでそれを見ながら、下って行きます。 小学生の俳句もあり、楽しい俳句ばかりと思いきや、ルソン島で戦死されたお父様の俳句に思わず😢。 地区の溜池の脇を通って 80歳のお母さんがやっている民宿白鷺に到着。 この日はここで一泊です。 1日1組とのこと。伊勢海老シーズンはほぼ毎日やってるらしいですが、この時期はお客さんもまばらとのことでお母さんの都合の良い日にやっているようです。 夕食は伊勢海老🦞やら煮付けやら、たくさんの海産物をいただきました。これにおはぎも付きます🤣。 「おはぎ嫌い?」 「いえ、伊勢海老の味噌汁食べてからいただきます😋💦」 満腹で眠れず💦。 おはぎが夜に出てきそうでした。 息子さんが漁をされてるとのことで、息子さんが獲ってくる新鮮なお魚🐟です。ちなみに息子さんは刺身が嫌いだそうです🫢。 夜は寄せては引く波音がとても心地良かったです。〜〜〜。 自然に囲まれて、交通の便は良くないけれど、 幸せの基準て何だろうと考えました。 ひょっとん峠の由来を聞くと、坂を登ってきて、綺麗な海が見えて 思わずひょっとんとするそうです😆。 翌朝も沢山のおかずの朝食に 「山登るならご飯沢山食べておかないと、ご飯おかわりしないの?少食ね」 昨日の余韻も残りつつ、 「いえ、おかずで満腹です💦。」 日干しの魚が美味しかったです。 小さな地区ですが、地区の子供が7人に増えて、日曜の朝、遊んでいる子供達の声が聞こえました。 とてもほのぼのします☺️。 夏は涼しく、冬は霜も下りず、快適な土地のようです。以前は小学校もあったようですが、今は廃校となり、はざこネイチャーセンターとなっています。コミュニティバスが1日一便でもあるといいけどねと。息子さんが佐伯市内から漁に通っていて同居してないので、買い物とかに利用されたいのでしょう。 前日、水洗いし干していてすっかり夜露で濡れてしまった一気登山時の服を取り込み、出発です。 さて、満腹を心配しながら 80歳のお母さんにお元気でと別れを告げ、 まずは、裏手の間越山へ登ります。 水分を追加したので荷物が重くなっています💦。観光案内所でもらった立派な鶴見お魚図鑑も4、500gはあるでしょうか。帰りに貰えば良かった😭。 海岸からの急登ですが、山頂に付くと風が通って気持ちよく鶴見側の青い海が見えます。 ここからワルサ山へ向かいます。 フカフカの縦走路です。地図では鶴御崎方面に抜けられそうな点線があるので、いったんザックをデポしてワルサ山山頂へ行きます。 山頂には第十五番?の石碑。ここも八十八ヶ所巡りがあったのかもしれません。 比較的広い林道のような道が鶴御崎方面に伸びており、先程デポしたザックを取りに戻ります💦。 「鶴見半島自然研究路」と看板に書かれており、鶴御崎まで3.8キロとあります。縦走出来そうです。 鶴見側海岸線の県道ルートをやめて、この尾根伝いに行くことにしました。途中から元寇防塁のような石垣があり、山城跡かなと思ってたら猪垣と書いてありました。 立派な猪垣🐗がずっと続いてます。地面は猪🐗が掘ってて歩きにくい💦。 YAMAP地図では赤いルートはありませんが、これ伝いに行けば迷わなさそうです。 思った以上にアップダウンや一部階段もあり、途中、草が繁盛して通れず引き返そうかと思いましたが、迂回して何とか突破。鶴御崎あたりに出てきました😌。 ザックを看板の裏に隠して、 まずはパノラマ展望台へ。空中散歩の建造物の下には旧海軍の見張り台があります。 平時に見る綺麗な景色、対象的に戦時に見たであろう景色に想いを馳せます。 海と反対側の山の斜面には防空壕やら、兵舎跡やらがあります。 次は鶴御崎灯台へ。九州最東端の岬です。 晴天で青い海に白い灯台が映えます。 灯台の下には海軍望楼跡が残っています。 最東端は少し下ったところです。 駐車場へ戻り、トイレ横から砲台跡に行きます。 4つの岩をくり抜いてポッカリ空いた、 巨大な砲台跡がありました。 駐車場の自販機は電波が悪く、Coke onが利用出来ません😭 次は丹賀砲台園地へ向かいます。 青い海を見ながら、クネクネ道路を下っていきます。 崖のためショートカットは出来ません😭。 しばらく県道で、やっと到着。 戦艦伊吹の砲を備え付けた巨大な砲台跡で、 今はドームが作られてます。 昭和17年の試射の時に大爆発事故があり、連隊長以下、16名の死者が出たそうです。 構内は弾薬庫などしっかりした構造物が残っており、山上の砲台跡へはエレベーターでも行けます。 私は階段で上りました。 砲台跡ではアーティストの人が写真撮影をしていました。 芸術家にも解放して時々、展示もしているようで、この日も終戦をテーマにした動画展示をしてました、戦時遺構の平和利用です。 下りてきて広場の忠魂碑に手を合わせていると、地区の人が、当時の詳しいお話をしてくれました。事故なので、戦死とされず、恩給も出ておらず、靖国神社にも祀られなかったとのことでした。 遺族にも報告されなかったのですが、SNSのおかげで、忠魂碑の裏の亡くなられた方のお名前がたまたまお孫さんの目に留まり、同じ姓なので靖国神社に問い合わせをしたところ、ご遺族と判明したそうです。 悲しい歴史です😢。 いつもは解放をしていないようですが、地区の方が、船着場の軍のクレーン跡なども見せてくれました。周りを囲んでいる塀も当時のままだそうです。外壁には当時の迷彩がそのまま残っています。コンクリートの表面が独特ですが、コンクリートが反射しないよう航空偵察から守るためとのことでした。 戦後は鉄屑の密売業者が残っていた砲台の金属を残らず持っていってしまったそうです。 地元の方で当時負傷した方に小学校の平和授業でお話を聞きかせてくれないかと訪れたそうですが、これだけは語りたくないので勘弁して欲しいと言われたそうです。構内に新聞記事があり、当時の惨状が書かれているのでツラい記憶なんですね。 今は、砲台跡は市や地区の方が保存していただいて、とても状態が良いです。 地区の方へ間越から尾根伝いに鶴御埼に行って、道路を辿ってきたと言ったらびっくりされてました😵。 昔は県道が無く、尾根伝いの道がメインの生活道だったらしいです。 猪垣も地区で分担して作ったとのこと。 猪垣に大蛇がいて、腰を抜かしたお話もしてくれました😆。 多分、ちょうど市の方もいて車に乗っていかないかと誘惑に駆られましたが、歩きますと応えて、再スタートです。自販機の場所を聞いて、コーラで一服。 次の目的地、「空の展望所」の芝桜が見頃とのことで、前々日、別府泊の時に大分のNHKニュースでやっていました。 ここから長い長い道路です💦。 海沿いの道を歩き、砂浜で何かを獲っている方に声をかけます。 にいな を獲っているいるとのことで、貝を獲っていました。 帰って調べたらニナ貝、ニイナ貝という貝がいるようです。 途中途中の自販機に救われながら、 鶴見側から米水津側へ1キロの長い 「小浦中越ふれあいトンネル」を抜けて、 そこから津々浦々(津々浦々とは本当にこのことですね)、時折風が強かったり、 沢山の浦が付く地区を通り、色利浦までやって来ました。 ここからは豊後クロシオラインという道路の登り区間💦。昨年のGW熊本の旅、吉無田高原を彷彿とさせる登りです💦。 やっと空の展望所に着いて芝桜を鑑賞。遠く鶴見半島、間越地区が見えます。 ここから更に登って空の地蔵尊、瀬平山を巡り、空の公園に到着です。 空の公園から道路を進むか、石鎚山越えで行くか。。。 地図では石鎚山から下るルートがありそうです。既に17時ですが、石鎚山へ行くことにしました。 山頂には小さな祠がありました。 何と⁉️進みたい方向の下りルートはありませんでした😭。 仕方なく戻ります。 急がば回れを痛感します。 ここから市内まで20キロ😵。 海を見ながら一服します。 おそらく恋人同士が鳴らす鐘。 ヤケクソで鳴らします😆。 ここら下り。天水トンネル、尾浦トンネルを抜けて、国道388号線に合流します。まさかの再びの登りです💦。 すっかり暗くなり、歩道も無いので、 ヘッドライト装着で車に注意しながら暗い道を登っていきます。ここもなかなかの登りです💦。 歩道が無いのでライトで車にアピールします。 またまた長い1キロの「畑野浦トンネル」を抜けます。トンネルの中って登るんですね😭。トンネルを抜けてやっと下りです。 残り12キロ。 GWに南阿蘇外輪山で宿に到着できなかった事を思い出しながら、 民宿に到着が遅れる連絡をしますが、 宿の人が、遅くなる分はいいよと優しい回答です😭。 束の間のオアシス、自販機のコーラで刺激を入れて、番匠川を渡り無事に佐伯市内の宿に着きました。宿の方がとても親切で助かりました。 月曜は大入島のオルレコースを考えてましたが、雨のため、 佐伯城のある城山などを巡ることとしました。 朝一で「さいき海の市場まる」に行って、新鮮なマグロの寿司などをいただきました。 佐伯城の城山は☔️の中、登りました。 下山して、 佐伯はちょうどマグロフェアをやっているのでチラシにあった目ぼしいお店に電話しましたが、店休日だったり、予約でいっぱいで入れませんでした。残念😭。 Googleで検索して、 ごまだれウドンの「みゆき」に行って、個性の強いマスターの味変を探すうんちくを聞きながら、うどんをいただきました。 民宿に荷物を取りに行って、シャワーまで貸してくれて、無事2泊の旅を終えました😁。