六谷山・池ノ山
六谷山
(岐阜, 富山)
2023.11.03(金)
日帰り
秋もいよいよ晩秋に入る頃、私達は富山県と岐阜県最北端の県境を跨ぐ続ぎふ百山(六谷山)(池ノ山)紅葉を巡る飛騨の山旅に行ってきました🍁!
R41号線を北上し神岡町東茂住地区に入ったら右折し林道に入るがこれがまた予想以上にダートであり人が速歩きをする程度しか走れない🚙💦
事前に倒木があるのを知っていたのでロープを用意してきたが既に端に寄せられていたのでラッキーでした✌️
その後は順調に崩落現場まで来ることができました!
崩落地から右に外れ木に捕まりながら高巻きで無事に越えることができたが余りに急だったので帰りは崩落地の中を慎重に通過しました!
【六谷山】六つの谷があることから由来するとされている(茂住谷・弥谷・カヤ原谷・キヤク谷・クスリ谷・大池谷)また「谷」を「たん」と呼ぶのは富山の方言とされるようです。
飛騨国境の峠の一つである「茂住峠」の林道から登山道に入る訳だがこの登山道は中部電力の反射板の巡視路となっている!登山口には二体のお地蔵様と意味不明な「池田コロ」と彫られた石碑がありました⁉️
巡視路のプラ階段は不安定な状態である為、要注意しながらも急坂では一層慎重になる😓💧
辺りは一面黄金色で立派なブナの樹林帯で美しく気分は最高潮に「これだからやめられないんだよね」😃✨
稜線まで登り切ると先ずは一安心😮💨💨
なだらかな道沿いでは赤い実のナナカマドや緑のツゲが鮮やかでしたが直ぐに鞍部となり2〜3回アップダウンを繰り返す!
途中で見た眺望では池ノ山や白山連峰、笠ヶ岳、黒部五郎岳などが望めました♪♪
そして山頂に到着すると真っ二つに割れた山名板と一等三角点がありました!
北方面には薄っすらと富山市一帯が望めました!
更に進むと反射板がありここでの景色も素晴らしかった!反射板をグルリと回り同じルートを戻る!
やはり急な階段には悪戦苦闘しながらも無事に下山となりました😃!
次に池ノ山へ向かうがこれがまた長〜い林道歩きで気を紛らせる為に歌を唄いながら進めてゆく🫨🎵
途中にはお地蔵様や神社⛩️がある!
以前ここにも集落があったのだろうか??
そしてようやく林道終点地まで来ると辺りは鉱山跡地のようだった!見上げると山頂が見えている⛰️!
最近登った二十五山に続き、この山もまた神岡鉱山の山である!
神岡鉱山の歴史は戦国の飛騨領主「金森長近」に仕えた「茂住宗貞」に始まります。
金山奉行であった宗貞は元々は金、銀の産出の為に鉱山開発を行ったとされるが次第に減り、代わりに鉛、亜鉛を産出するようになりました。
それで茂住地区や茂住谷、茂住峠など「茂住」とはここから来てるんですね!
【池ノ山】山頂の肩にある本池に由来する。
またニュートリノ観測所(スーパーカミオカンデ)の山として知られています。
何故、池ノ山が選ばれたのか?理由としては実験に必要な様々な条件が揃っていたからだと言われています。
[水]スーパーカミオカンデは5万トンもの純水で満たす必要があり、山の中には大量の雪解け水があるので水の中のイオンやバクテリア等の不純物を極限まで取り除く必要がある。
[硬い岩盤]池ノ山は飛騨片麻岩という硬い岩盤でできている為、地下1000mに大きな空洞を作っても壊れないのです。
[堀削の技術も大きな条件]かつて東洋一とまで言われた神岡鉱山は堀削の技術を持った会社が操業していたからだとされる。
そんな池ノ山をいよいよ登山道へと取り継ぐが振り返ると剱岳や薬師岳、北ノ俣岳が一望できました!
階段の先は不明確だが怪物的なアカマツにはたまげてしまいました‼️
赤いリボンや光るテープに沿って行けば踏み跡もあり稜線に出るとこれまたブナの樹林帯に心を奪われる🌲♪♪
その後は踏み跡に沿って進めていきようやく到着となりました!朝から何も食べていないので体力の限界に達していた私達はここでゆっくりランチタイムをし、その後は山名板の裏面に絵を描くミッションがあり無事任務完了と致しました😊✌️
同じルートを戻る途中、熊の糞があったが出会う事なく無事に下山となりました😃!
真底疲れ果てた山行だったが素晴らしい紅葉が満喫できたので大満足でした😃🎶
一生の記憶に残ることでしょう!
この日は流葉の宿(国民宿舎、霜出荘)で疲れを癒しました♪♪