春山樹林帯へ山スキーに行く時の「ミニマム」なロープシステムを遭難の反省から考えました。実は今までも谷川岳などの滑走でスキーを外して難所を越えた事があり、装備を考え直そうと以前から用意してました。今回持っていれば… これはあくまで滑落や沢転落リスクがある箇所のトラバース、徒渉、クライムダウンのバックアップであって、懸垂下降や救助を意図していません。ツェルトや3種の神器に加えるので、可能な限り軽く総重量1kgとしました。 ①Mont-bell軽量シットハーネス(222g):もう1人分必要なら⑤⑦で簡易チェストハーネス作る ②15mダイニーマロープ(285g):FineTrack社がゴージュバッグとして販売している軽量6.5mm径ロープ(スローバッグ不要) ③15m細引き(41g):②をソロシングルで使った場合の回収用、5mを3本繋いでいて非常時は解いてツエルトのガイラインとして使える ④6mmプルージックロープ長短2本(60g):②と相性が良い(これ重要!)ロープをダブルフィッシャーマンズノットで環状に ⑤150cm幅広スリング(98g):簡易チェストハーネスにしたり、転倒したバディーが起きるのを助けたり ⑥60cmスリング2本(20g x 2):ツリーに支点を作るため長くても可 ⑦HMS大カラビナ(88g) ⑧安全環つきカラビナ2枚(46g x 2) ⑨小エイト環EDELRIDマゴ8(38g):いざという時に②のような細いロープでも制動できる ⑩百均メッシュバッグ(36g) <これらを活用するのに必要な結び方> エイトノット(フォロースルーなど)/クラブヒッチ/ボウリンノット/ダブルフィッシャーマンズノット/フリクションノット(クレイムハイスト、プルージック、マッシャー)/支点つくり(ラウンドターン、ツーバイト、ガースヒッチ)/チェストハーネス結び(シートベンド) (オプション追加)カラビナ(40g)2枚:持っているとトラバースでガルダーヒッチが使える/体力さえあれば長いロープ、ダイナミックロープでも 復活しても使う前にもう雪がなくなりそうですが…

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