利尻山・登山情報@10月10日時点 ▪️要点 ・鴛泊、沓形登山道ともに積雪なし ・山頂部の気温は日中でも0℃前後 ・風の強い日が多い ・17:00以降は暗くなる(遅出登山やめて) ・フリースやダウンなど重ね着できる衣服が必要 ・沓形登山道は三眺山以上で岩場が凍結 ・携帯トイレ用ブースは鴛泊登山道の6.5合目と避難小屋裏の2箇所以外、冬季閉鎖済みで使用不可 各地から初冠雪の声が聞こえてきましたが、最北の百名山・利尻山は未だ積雪なしです。 10月6〜7日の冬型が強まった日、山頂付近に少しだけ降雪があった模様ですが、8日に登った際は岩陰に僅かに残っているだけで、下山時にはとけて無くなっていました。 『初冠雪』の記録もまだ付いていません。 近年、10月初旬は、雪が付いたり消えたりを繰り返し、下旬になると山頂付近から根雪になることが多かったのですが、今年は雪が遅いです。 ただ10月に入ってから、標高1,000m以上は雲に覆われる日が多く、山頂付近は気温0℃前後しかありません。 10月の利尻登山を計画されている方は、アンダーシャツ、薄手フリース、ダウンジャケット、レインウェアなど重ね着で気温変化に対応できる準備をお願いします。 風の強い山ですので、強風が予想される日は登らないことも選択肢に入れておいてください。 また、緯度の高い利尻は日照時間も短く、10月10日時点で5:00過ぎには暗くなってきます。 稚内からのフェリー1便到着後(8:25着)に登りはじめる遅出登山の計画は立てぬよう、お願いします。 遅出でケガをした場合、救助活動が日没後になる可能性が高く、冷え込む中で救助を待つ事になります。先述のように曇って山が見えない日も多いため、ヘリコプターを飛ばせない事も予想されます。 沓形コース登山道は、三眺山〜鴛泊登山道との合流点間の岩場に薄氷が付いているため、アイゼンを装着して岩場を通過できる技術が必要になります。 初冬の利尻山。 この季節は登っても耐寒訓練のようになってしまいます。友人や家族との『楽しい利尻登山』を期待されている方は、また来年!をオススメします。

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