にわかヤマッパーの独り言 その9
暇なおっさんによるギア、ウェアの考察ですが長文失礼します。
今日はハイドレーションと浄水器についてです。両方とも無くても問題無い方は多いと思いますが低山から登り始め、段々山をステップアップして高い山、そして縦走へとなると長距離になりますのでペットボトルでの補給ではボトル何本持っていくの？てな話になり、ハイドレーション買おうっかなーなんて思っている方もいるのかなと勝手に思い、私の経験からの持論をこぼします。
以下、全て個人的意見です。自分のアイテム自慢ではないです。
ハイドレーションのメリット（シャンプーではない）
①背中側に重量物である水をパッキングできる。ボトルをたくさん持つよりも荷が安定し、軽く感じる事ができる点です。
軽く感じるというのは、パッキングするときに皆さん行っていると思いますが軽いものは下に、一番重たいものは背中側にというパッキングの基本ですね。
②立ち止まる必要なく好きな時にチューチューできる。
マウスピースのロックを解除すればすぐチューチュー飲めます。
チューチュー飲むので、ゴクゴク飲むボトルとは違い飲み方が変わります。
定期的にチューチュー少量ずつ飲むことで脱水を抑える効果があります。
失った分を補うイメージで飲めます。ゴクゴク飲むと失った水分以上飲んでしまい膀胱に貯まりますので山でのトイレ問題が発生しやすいと私は思います。
ハイドレーションのデメリット
①パッキング内にあるので残量が分かりづらい。
目の前に見えるのはチューブとマウスピースのみなので残量が見えません。経験値でだいたい分かるようになりますが目視するにはザックを降ろして中を確認するしかありません。
②ちゃんと洗わないとカビや雑菌の温床に。ハイドレーションはビニール袋みたいなものですが、それにホースを接続するパーツがついています。そしてホースチューブもあるので専用のブラシも一緒に買っておき、それで洗う必要があります。それが少し面倒。スプレータイプの食器洗剤で洗ったり、アルコール洗浄したりも有効です。
上記のように一長一短ですが、私にはメリットが勝ちましたのでハイドレーションを使っています。前置きが長くなりましたが３種しか使っていませんが使用歴です。
１．グレゴリー3Dハイドロリザーバー
当時グレゴリーのザックを使用しており、そのザックのパーツにピッタリ固定
できる純正品として購入しましたが、キャップタイプの開口部で洗いにくくプラパーツも多いので洗浄しづらいという理由で卒業しました。
マウスピースはレバー回転ロック式。
２．プラティパス ビッグジップEVO
グレゴリーで懲りたキャップタイプではないメジャーなものとして探し当てたのがこのプラティパスでした。開口部はガバっと開き手入れて洗うことが可能です。
しかしながら、膨らみを抑えるために中仕切りが仕込んであり、これによりまたしても細部まで洗うのに手間がかかりましたのでこれも卒業。
マウスピースはレバー回転ロック式。
３．ソースワイドパック
プラティパスと同じようにガバッと開き手を入れて洗うことが可能であり中仕切りが無いこのワイドパックを今も使っています。（写真1枚目）
マウスピースはピース自体の回転ロック式。
※２と３は大差ないし好みの問題もありますのでどちらもオススメできます。
さて、ここまで来てようやくソースワイドパックを使っているまで来ましたが
使用している容量は最小の１．５リットルを使っています。
これで足りなかった山は私の経験上、２山だけ。私の場合、８時間歩いて１．５リットル。足りないときはどうするの？って話になったときに出てくるのが浄水器です。
北海道なので、沢水でも湧き水でもエキノコックスの恐れがあるためそのまま飲むことは控えなければなりません。飲んでいる方も居ますが。
ハイドレーションの水が足りなくなる事が予想される時にハイドレーション内に現地調達した水を補給することはできないかを考えた結果、できました。
私の浄水器はソーヤーミニ。今はソーヤー マイクロスクィーズフィルターという、もっと浄水量が増えたものが出ているのでそちらのほうがおすすめですが使い方は同じです。パウチに汲んだ現地の水をソーヤーを介する事で浄水し、それをハイドレーションに入れる。この入れるをスムーズに行うためSOURCE(ソース) UTA SH-217というパーツを買いました。（写真2枚目）
マウスピースをボトルピースに交換できる優れもので、これによりパウチ内に浄化された水を直接ハイドレーションに入れることができます。ちょっと改造しています😅（写真3枚目）改造しない場合、浄化した水をパウチに入れて飲む、ハイドレーションに移す等方法は様々ですが、重たい水は現地調達も選択肢に入れられる、そんな話でした。
過去最高記録レベルで長文となりました😅
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