18:28
35.4 km
2821 m
燕岳 悪天候で登頂できず 燕山荘往復
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 (長野, 岐阜, 富山)
2026年01月03日(土)〜05日(月) 3日間
新年登山は三重県で登山グループを主催するナカタニとその仲間ひとみさん3人で冬の燕岳へ 自宅に7時半集合。息子が帰っているため車の入れ替えをし出発。 冷え込んでいる。気温は-2度。少し降雪があったようでうっすら白い。北上していくとどんどん白くなる。恵那峡SA,梓川SAにて休憩した。松本盆地に入ると積雪は少なくなり梓川SAでは積雪が見られない。この時期だと除雪した雪がたまっていそうだが。高速を降りて中房温泉へ向かう。林道は冬期通行止め。ゲート近くのの登山者駐車場に止めるが車が1台も無い。少し下の有明神社駐車場を利用してるのだろうか。うっすら積雪している。前回来たときは水たまりがあったが地面は固く大丈夫だ。 準備し出発。積雪はあるがグリップするためストックを持ちチェーンスパは未装着で行く。林道の閉鎖されたゲートを抜け歩く。ほぼ圧雪路で歩きやすい。冷え込んでいるしチェーンスパを付けていないので下駄にならない。太目の自転車のタイヤ跡がある。登りはよいが下りは怖そうだ。バイクで来るとよさそうな九十九折の山道を登っていく。しばらく上がると勾配の少ない渓谷上の道となり見通しが効いてくる。風が強くなり一瞬で雪嵐のようになる。たまらずトンネルに避難。ここで行動食。トンネルを抜けると平坦な山沿いの道。少し上がると観音峠に出る。 しばらく歩くと橋の手前の広場に電動アシスト付きの自転車が止めてあった。「ここまで来て」と思ったが、橋を渡るとすぐに通行止めの表示。崖崩れの現場だ。かなり大規模に落石止めのネットが崩壊し、銘木になりそうな切断面の太い木が転がっている。再崩落など自転車での通過にリスクを感じ、先の場所に自転車を止めたのだろう。 崩落個所を通過する。発電所が見えてくる。横の橋を渡ると信濃坂という坂道になりここから斜度も上がってくる。有明荘を通過すると中房温泉まで近い。ここの登りが地味に堪える。橋を渡りしばらくすると地熱のためか道路の雪が無くなっている。 再度雪の積もった橋を渡ると中房温泉。見覚えのある玄関。前回泊まった時は大部屋に多人数の宿泊者、今回はロッジ棟の個室に3名。やはり登山者は少ないようだ。10名程度。食事も以前はロッジの食堂だったが、今回は人数が少ないためか受付棟(招仙閣玄関ホール)。食事はこの時期の山小屋と考えると豪華で美味しい。温泉の泉質は素晴らしく無色透明な湯がかけ流し。硫黄臭もほとんどない。一度つかると何度も入りたくなる。泉源がたくさんあり浴場も多数ある。温泉のみを楽しみに来ても良い。部屋の暖房はガスファンヒータ。匂いも燃料切れもない。 朝食は6時。たっぷりカロリー補給する。不要な荷物を預け7時過ぎに出発。結構皆様はまだ暗い7時前には出発したようだ。燕岳登山口で12本爪アイゼン装着。合戦小屋装着でもよいが急斜面もあり安全面からここで。合戦尾根といわれる林間の急斜面を登る。葉が落ちているため森は明るいし痛いほどの青空だ。予定では昼過ぎに到着だが天候は持つだろうか。 林間のジグザグ急斜面を登っていく。暑いくらいだ。8時半頃第一ベンチに到着。ここから少し緩くなる。また斜度が急になり第二ベンチへ。ここで荷揚げリフトと交差する。ここから明るい尾根筋の道で少し展望が効く。有明山らしき山が見えた。相変わらず空は青い。また急斜度が続き第三ベンチに出る。途中、遠くに富士山が見えた。空は真っ青。期待が持てる。合戦小屋までの急斜面。青い空と白い斜面。このまま快晴なら稜線に上がったら相当焼けるな。 合戦小屋に着く。強風対応の稜線装備に変更する。休憩を兼ね15分頃滞在するうちみるみる辺りが白くなってきた。合戦の頭へ出る鵜斜面をピッケル装備で登る。稜線へ出る。かなりの強風にさらされる。緩いピークを2つほど超える。燕山荘が見えてきた。とりつきの急斜面を登り燕山荘横100mほどの道に出る。いきなりの強風。緊急時入口が見えたが玄関へ向かう。 体を持っていかれるほどの風に耐風姿勢を取る。常時動けないほどの強風ではないので少しずつ進む。何とか燕山荘玄関に着く。なぜか玄関前は風がない。アイゼンを外す。ドアを開けようとしたが開かない。あれ?緊急時入口から入るの?と思っていたらドアを開けてくれた。 助かった~玄関の中は天国。装備を乾燥室に入れ荷物を置く。何とか昼食に間に合い、ボルシチセットをいただいた。燕山荘はほんとに快適。トイレは山小屋の中で一番と思う。本来なら燕岳頂上に向かう予定だったが悪天候のため断念。後で聞いた話だが頂上までの標識マーカー「赤旗の付いた細い竹」を悪天候のため外してしまったらしい。 山頂を目指すのを止めたため、ワインでも飲もう。という事になり、五一ワインを購入。赤白一本ずつ購入しナカタニと2人で飲む。他の人も飲んでいる。結構いろんな話ができた。飲んでいる人のうち1組の若夫婦は頂上に行けたようだ。悪天候になる直前に小屋に着けたようで、標識マーカを小屋の人が回収しているのと同時刻に登ったようで、まさにギリギリ。このご夫婦、山岳救助法なんかも積極的に学んでいるようで、いろんなお話を聞けた。心強い。 夕食、朝食も豪華なのが燕山荘。夕食は御飯、汁物もお代わり可能で腹一杯食べれる。ワインがコップででた。食事中も話は盛り上がった。消灯後もLEDセンサーで明かりが着くので、トイレに行く時、ヘッデンを探さなくても良い。連泊される方がいるのも納得。消灯後ストーブも消えたが室温は保たれていた。 起床する。朝天候が回復していれば山頂行もあったが、あいにく荒天。山荘から下山することに。なんだかんだで一番後発になった。昨日よりも風は少し弱く、歩けないほどではない。青空は全く見えないが樹々に着氷し美しい。横殴りの雪だが装備に合っており体は快適。気持ちよく歩く。合戦小屋に到着する。雪は降っており防寒着は脱ぐがハードシェルは着たままにする。登攀時、短くできなかったストックを小屋横に置いていったが回収できた。 樹林帯を進む。新雪だが先行グループのおかげで道は快適。急斜面でもサクサクとアイゼンが効く。下るに従い積雪は少なくなり岩が出てくるため歩きにくくなる。まだ急なのでアイゼンはそのまま。登山口まで下山。中房温泉に置いてきた荷物を取りに行く。行はつけなかったが下りは安全のためチェーンスパを付ける。舗装路もしっとりと積雪。歩きやすい。標高が下がってくると靴底に着雪しだす。登りでは重さが気になるところだ。下りでは足首に注意すれば歩きにくいぐらいでいける。通行止め区間、トンネル、観音峠を越えチェンスパを外す。しばらくしたら雪がほぼなくなった。 長い舗装区間を歩きゲートに到着。前回、水たまりになっていた駐車場はまだ雪があった。簡単に着替えをして日帰り湯「しゃくなげの湯」に向かう。地元の人でにぎわう大きな施設。食事もできるが17時からなのであきらめ高速へ向かう。 今回の山行、頂上はいけなかったが気持ち良い雪山歩きを楽しめた。ただ、中房温泉までの長いアプローチは面白くない。今後、体力が衰えてくると厳しくなるな。