06:42
5.3 km
737 m
吹きすさぶ仏ヶ尾山
仏ヶ尾山 (岐阜)
2026年03月14日(土) 日帰り
うなり声をあげる寒風、ざわめきしなる木々、痛いほどに冷える指先。好天かつ急登の山なので汗ばむことを想定して、予備の水まで持ってきたけど、予想に反して汗もかかないほど寒い日であった。 登山道は急傾斜の尾根筋をなぞるように伸びている。もっとも道らしい道がある訳ではなく、好き勝手に尾根をたどるという道だ。そのため登山道であればつづら折れにするような急斜面も、真っ直ぐ登ることになるのでなかなかきつい。眺望はないし風は冷たいしトレーニングのような山行だ。 ぐいぐい標高を上げて稜線近くまでくると大小の岩がごろごろしはじめた。そのなかに「穴岩」とよばれる見上げるほど大きな岩があり、上に立つと雪をいただく御嶽山を望むことができた。登山道沿いで唯一ともいえる展望地である。 穴岩を過ぎると旧萩原町と旧馬瀬村を隔てる稜線をゆく。ところどころ小ピークがあるので緩やかに登ったり下ったり。ピークのひとつは白山と御嶽の遙拝所になっていたようで、白山大神や御嶽大神と刻まれた古めかしい石柱が立つ。 やがて左右とも急斜面が落ちこむ馬の背のような道になってきた。右手の萩原側は整然としたヒノキ林で、左手の馬瀬側は明るい雑木林と、左右で対照的な景色になっている。遠くには真っ白に輝く白山がちらりと見えた。風は相変わらず強い。 到着した山頂は広く平坦なところの一角にあり、周囲より特別高いところでもないため、山頂という感じのしない山頂である。枝越しに御嶽山を望むことができるけど、木々の葉が茂りはじめたら見えなくなりそう。展望地の枝は伸び放題だし、登山ノートは残骸が放置されているし、道中の看板もほとんど読み取れないし、もう管理する人もいないような感じ。 ふもとから冷たい強風に煽られつづけたので、寒すぎて食事どころじゃないなと思ったけど、山頂だけは不思議と無風状態であった。日差しもあるので暖かい。おかげでゆっくりと食事を楽しむことができた。