01:53
2.9 km
254 m
再起の十禅寺山:一歩ずつ、春を信じて
金甲山・怒塚山・十禅寺山 (岡山)
2025.12.20(土) 日帰り
半年という月日は、思っていたよりもずっと長く感じられました。 本当なら、風が涼しくなり始めた10月から、大好きな山歩きを楽しんでいるはずだったのに……。突然の事故、そしてそこから始まったリハビリの日々。 でも今日、ようやく相方と一緒に、西光峰・不老峰・金剛峰(十禅寺山)・中将峰の縦走路に帰ってくることができました。 足取りはまだ以前のようにはいきませんが、今日は大切なリハビリ登山。 自分の足で一歩ずつ、確かな土の感触を確かめながら標高を上げていく。そのひとつひとつの感覚が、たまらなく愛おしく感じられました。 何より、隣を歩いてくれる相方の存在が、今日はいつも以上に心強く、ありがたかったです。 金剛峰の静かな景色を眺めながら、「やっとここまで戻ってこれたんだ」と、この半年の道のりをしみじみと振り返りました。久しぶりに胸いっぱいに吸い込んだ山の空気は、事故の痛みをそっと溶かしてくれるような、本当に清々しいものでした。 無事に今年の「登山納め」ができて、本当によかった。 来年の4月までは、自分のリハビリに加えて、子供の受験という「大きな山」も控えています。しばらくはまた忙しい毎日に戻って、登山靴もしばらくはお休みさせることになるかな。 けれど、今日こうして歩き切れたことが、私にとって大きな自信になりました。 次に本格的に登れるのは、春。 リハビリと家族のサポートをしっかり乗り越えて、桜が咲く頃、また最高の笑顔で山頂に立ちたいなと思います。 「焦らず、一歩ずつ。春にまた笑って登れるように、今は日常を一生懸命がんばろう」