大山7号尾根
大山・甲ヶ山・野田ヶ山
(鳥取)
2025.03.13(木)
日帰り
今年は雪が多かったのにタイミングが合わず中々大山に登れない日が続きましたが、平日休みが取れたので1回くらいバリエーションルートに登りたいと思い活動日記を物色
3日くらい前に弥山尾根等を登っている方が多数いたので、ワンチャン弥山尾根か別山行けるんじゃないかと思い行動開始
大神山神社から元谷までの林道から足元がシャバシャバで2、3歩に一回膝まで沈んで足を取られる。
ワカンを履くか微妙だけどそもそも持ってきてない。
元谷に辿り着き北壁を観察すると、肉眼で分かるほど斜面がシワシワだし、そこら中にクラックやデブリが見えます。
先週末の活動日記と比較しても明らかに山肌が露出しているので、どうしようかしばらく考え、割と安定していそうな7号尾根にルートを決定しました。
しかし7号尾根の取り付きまでも1歩1歩が重い。
ラッセルとまではいかないけど、頻繁に膝上くらいまで沈んで想定以上に時間を消耗します。
標高1,400m付近までアイゼンもアックスもなしで四つん這いでよじ登っていきます。
尾根上で休憩がてらアイゼンとアックスを装着し、前進を再開しますが、雪が緩みすぎてどちらも効きません。
素手よりアックスの方が設置面が広いので安定する気がする?着けても着けなくてもほぼ同じです。
しっかりステップを作り、荷重を分散しながら、斜面にへばりついて摩擦力?で登っていきます。
尾根に出てから頻繁にガラガラと音がするので動きを止めてみると、別山沢や弥山沢の方で雪崩や落石が起きているのだと気づきました。
別山や弥山尾根のルートももう限界に近づいているんじゃないかと思います。8号尾根の直下にもクラックが目立ちます。
バックカントリースノーボーダーとすれ違いつつ、時間はかかりましたが夏山登山道に合流
今日はここで下山します。
夏山登山道は地面がチラホラ見えるようになりましたが、残雪はしばらく楽しめそうです。
弥山尾根なんかは多分今日は登れたんでしょうが、基本ソロ登山なので、少しでも違和感や不安を感じたらルート変更や下山するようにしてます。
山はそこにあるし、冬はまた来るので。