02:14
3.3 km
211 m
人笑う候の米田白山 2026-07-19
米田白山 (岐阜)
2026年07月19日(日) 日帰り
先週、七宗のお山からごそごそと這い出したとき、林道を軽快に横切ったロードバイク。そんなご縁で、今日は米田白山をご一緒した。 山登りはもっぱらソロ。協調性がないからでも団体行動が不得手だからでもなく、やったことがないだけで、できないことはない(たぶん)。 珍しくソロじゃない山行。いったいどうなることやら。 しかし、足回りだけは吟味させていただいた。 踏み跡もおぼろげな山行は、他の方をご案内するにはいささか不向きである。 選んだのは米田白山。さりとて、誰かと登る山は同じ山でありながら別の山だ。など、今気付いたかのように書くあたり、孤独が痛痛しいではないか。 馴染みの第三駐車場から、いつもの短絡路を敢えて避けて一般コースで山頂から白山槍に至り、湿度の高い緑と、ひたひた迫る夏の暴力を感じながら、東ルート経由で周回。 山は一期一会で、登るたび表情を変えるから、ホームという概念はわたしの中に存在しない。けれど、もしその表情を観測し続けられる山ならば、それは自分にとって一番近い存在なのかもしれない。 それゆえに、足のかけ方、枝の除け方、チャートで作った古墳の玄室や、マンガン鉱の採掘跡。それらのひとつひとつに心を配りながら歩を進めることは、新鮮で新しいことだったかも知れない。だから、近かろうが頻繁であろうが、やはり山は永遠に捉えきれない。 いつもより多めに、いつもよりたっぷりと、いつもの景色を眺める。 梅雨時の空は曇りがちで、ほとんど何にも見えなかったけれど、それもこの山の表情だ。ソロで登る米田白山とは、視界の切り取り方が変わるし、沈黙の質も変わる。 わたしが止まっても、相方は動く。止まった自分と進む相手の間に、薄いあわいの層が張る。そのいつもとのズレが、また新しい。 足回りといえば、山だけのものではない。 硬くしたり柔らかくしたり、上げたり下げたり。 そんな試行錯誤を繰り返した青き日の、共通の話題もまた楽しからずや。 米田白山で人笑ふ。 梅雨空の湿度の高い空気が、からりと乾くようなひとときであった。 山を降りると、梅雨が明けていた。 (登山記録) アクセス・登山道:コース以外は落葉やイノシシにより荒れつつある。足を取られて転ばないよう注意。これからの時期は全コース暑いので、早朝の行動を勧める。 形態:第3P~展望台~山頂~白山槍~東コース周回、二名、約2時間10分(休憩70分) 天気:曇り 水分:1.2L携行→1.2L消費 行動食:なごやん ウェア:長袖Tシャツ、半袖Tシャツ(計2枚) 行程:第3P(9:30~9:35)-展望台(9:51~10:16)-米田白山(10:26)-白山槍(10:27~10:37)-第1P(11:03)-まどろみの広場(11:12~11:45)-第3P(11:50~11:55)