春日山
春日山
(島根, 広島)
2025.08.08(金)
日帰り
西中国山地の北端、恐羅漢はもとより未踏の広見山をも南に展望する春日山に登ってみた、朝イチで、みと自然の森に張っての一泊の行程、みと自然の森からはしばらく渓流沿いに古い車道を進む、やや崩落しているところもあるが、今でもクルマの往来はあるようだ、程なくして伐採地に出る、途中作業員の方が近道を教えてくださるが、近道の利用は丁重にお断りする。
今回の行程は林道が半分ほどを占めている、いよいよ春日山の取り付きからはちゃんとした登山道になる。
標高は1,000メートルを超えるくらいだろう、ブナ林から漏れる陽光がきらきらと笹薮を照らしている。
結構急登、傍らの山頂までの残りメートルの表記を横目にじっくりと進んでいく。
山頂、南側に進めば恐羅漢、旧羅漢、十方といつもの山並みが広がる、特筆すべきは裏恐羅漢とも称される広見山、半四郎山の山塊だ、登路は廃村となった広見集落からとなるが現在吉和の林道からしかアクセスがなく登山口からして既に秘境たる場所である。
かつては広見から横川越を経て恐羅漢麓までその山道が生活道として役割を果たしていたという、眺望とともに色々思いを馳せていると、将来再び集落に人が戻ってくるかもという気がしてならなかった。
下山後、朝設営したテントのそばでカレーとタンドリーチキンの調理開始と相成った。
ちょうどテントが二張設営されたので挨拶を交わしておくと、仕事が終わって、あと6人合流なのだそうだ、賑やかで申し訳ないとのこと、いやいやどうぞどうぞと、こちらも地場の特産品で一杯やるとしよう。