03:38
4.1 km
414 m
孫が一緒の鬼ヶ岩屋
五剣山 (徳島)
2026年06月29日(月) 日帰り
20年くらい前、独りで登ったことがある鬼ヶ岩屋。 昔、村人をさらって食べる鬼が棲んでいた山らしい。 今日は何かと忙しい孫が一緒だ。 なので、短時間でやれる山ならここ、ということで、ダブル台風も過ぎ久々に晴れ間が出そうな予報を信じて家を出た。 いかにも梅雨空という感じの暗い空が心細かったけどね。 さてさて駐車場からいざ登ろうとした時だ、見知らぬ軽トラの男性が近づいてきたのは。 で、「山行くんで?ダニおるよダニ、マダニじゃ」と仰る。 更に続けて「ハミモデルンヨ…」と。ん〜、何のこと、それって?。 一瞬、ダニにやられると “何かがはみ出る” ということかいな?とも思ったが、ハミってマムシのことだと気づいたね。 イヤイヤ、何とも出鼻を挫くありがたいご忠告を賜ったもんです。 お陰で先月、人生初の山ヒルを体験した身としては大いに憂鬱な気分になりましたわ、ハイ。 登りは「鬼が岩屋コース」。 概ね急登で疲れた。ガレ場だけでなく、湿った枯れ葉で滑りやすいところも多かった。 で、鉛色の空の下、林の中の暗くて歩きにくい荒れた登山道(写真では明るく写っているけどね)は、雨の心配に急遽ダニやマムシの心配も加わってきたので、これも疲れる原因だったかな。 途中の「みこ岩」の中を覗くと、天井にコウモリが塊になってゴソゴソしている。ちょっと不気味なので中に入っては行けず、入り口から祠に手を合わせ振り返ると、アラアラ何ということでしょう。さっきまで気の滅入るような暗い林だったのが、辺り一面日が差し込む明るい林になっているではありませんか。これは神様のご加護か?たまたまだとは思うけど、不思議な体験でした。 以後はスカッとした晴天に恵まれ、登り詰めて先ずは船の形の岩を見る。 ほっほう、確かにこの形は「船」ですな。自然にできたものとは思いにくい形だし、なぜここに在るのか?誰かが持ってきたのでしょうか?不思議ですね、これは。 「ニクの滝」は、いきなり展望が開けるというニクい演出もあってちょっとした感動もの。 いきなり広がる景色に孫は「わーっ」と声を発し、足元の絶壁を見下して「わーっ」と声を発し、とにかく「わーっ、わーっ」の連続だった。 お昼は岩屋の上で肉を焼いてみた。 小さなクーラーバックに肉とウインナー、野菜を入れ、重いスキレットを持ってきた甲斐あって美味しく頂いた。冷たいノンアルも大正解ね。 「こんな状況に誰かが来たらヒンシュクもんだね」とは孫の弁だけど…。 下りは「旧温泉コース」。 やはり傾斜がキツく、滑りやすい道にちょっと手こずった。特に「チョウシノタオ」までは。 ただね、前回登ったコースなのに全く記憶がない。大きな岩を右に左に巻き込みながら下るけど、初めての道のようでちょっと不思議な気分。 ほんとは五剣山にも行きたいところではあるが、孫の「のっぴきならん用事」のため今回は断念し早々に下山した。 短時間で済ませた山だけど、ダニもマムシも見当たらず、ヒキガエルとコウモリに驚き、晴天に恵まれ、美味いヒレ肉といい汗かいた鬼ヶ岩屋でした。