05:12
10.5 km
720 m
大城山ゼロポイントと鶴ヶ峰日本中心の標
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 (長野)
2025.11.12(水) 日帰り
コースタイム:大城山登山口10:12~10:52大城山11:01~11:15一杯水~11:18水晶岩交差路~ 11:30ゼロポイント11:45~12:06水晶岩~12:29七蔵寺林道開設記念碑~12:52陣馬ヶ原~ 13:11日本中心の標~13:18日本中心の展望台14:12~14:24七蔵寺林道開設記念碑~ 14:39水晶岩交差路~14:55大城山~15:21大城山登山口 辰野駅前から大城山が良く見えていた。大城山登山口に行き、支度して歩き出す。樹林帯 の中を緩やかに登って行く。広葉樹は黄色に色付いているがこの辺りは赤い色は少なかっ た。携帯電話の基地局が現れると大城山山頂に着いた。伊那谷が南に広く続いていた。 その右手に西駒ヶ岳、空木岳が見え、左手に東駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳、塩見岳、悪沢岳 、赤石岳、聖岳、大沢岳、奥茶臼山まで見えていた。 大城山から進むとすぐ下まで車が入れる林道があり、その広場に簡易トイレが置かれてい た。きれいなトイレだった。ゼロポイントへの案内板に従って進む。道は斜面をトラバー スしていて良く整備されていた。一杯水の案内板があり、杉の木の根元に出ていたと書か れていたが全く水は無かった。水晶岩交差路があり、そこを右下に進む。所々にゼロポイ ントまで何メートルと書かれた案内板があった。「ジイ孫ベンチ」と書かれたベンチがあ り、道は更に下って行く。急な斜面に木の囲いがあり、そこに標識と花崗岩で作られた、 「日本中心のゼロポイント」と彫られた石柱があった。柱の上には円形の石があり、その 表面には日本列島の地図と「北緯36度00分00秒」、「東経138度00分00秒」の線が交差する 絵図が描かれていた。スマホでYAMAPの表示を見たが、00は表示していなかった。59秒辺り のままだった。スマホの精度では00秒は検知できないのだろう。 ゼロポイントの10m程上に「チコちゃんポイント」があった。NHKテレビ番組の「チコち ゃんに叱られる」で「日本の中心」はどこかとのクイズがあり、中心を自負している全国 の自治体の言い分の平均を出したポイントがここだったと言う。「日本中心の中心」と 書かれていた。 休憩して元のコースを上がり、水晶岩まで行って見たが、どこが水晶なのだろうと思える 岩があった。またトラバース道を進み、七蔵寺林道開設記念碑の置かれた林道に出た。 林道を進むと左手のカラマツの木の上に大きな熊棚があった。熊には会わなかったのは幸 いだった。陣馬ヶ原に大きな歌碑があり「古里の どの山 からも 雪がくる」と彫られ ていた。裏の銘文を見ると良く読めないが「江ほむら」と言う辰野町の歌人が詠んだ俳句 らしい。 また進むと「鶴ヶ峰 日本中心の標」と書かれた案内板があり、少し左に進み、標識に従 って右手上に松の木の下に「日本中心の標」と彫られた石碑があった。 東経137°59'36"、北緯36°00'47"、標高1277m、中川紀元書と掘られていた。中川紀元は 辰野町出身の洋画家で1892年、明治25年生まれと言う事だった。 石碑から西へ少し進むと「日本中心の展望台」と書かれた鉄製の展望台があり、螺旋階段 を上がった。正面に雪を頂いた穂高連峰、槍ヶ岳、後立山連峰が続き、左手に乗鞍岳、御 嶽山が見えていた。南には西駒ヶ岳が見え、伊那谷、東駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳から南ア ルプスが見えていた。風が吹いていて気温が低く、展望を楽しんで早々に降りた。風の無 い所を選んで休憩した。 元の道を戻って大城山登山口へ戻る事が出来た。