鷲鞍岳
鷲鞍岳
(福井)
2025.05.23(金)
日帰り
【前置き】
前日に、テレビニュースで鷲鞍岳が特集(※)されていたので、行って・・・ではありませんw
もともと予定していた鷲鞍岳に行ってきました。
(※)よく、「新緑(紅葉)の平家平」とか放送される、あんな感じの特集です。
そのテレビ特集で紹介されていたのは、スキー場から登って、九頭竜ダムに下りるルートだったが、自分はスキー場から登って、反時計回りに周回するルート。
その特集を観て、事前に登山口周辺の雰囲気や、実際の登山口の場所などが予習できて良かった。
武生の自宅を6時半に出て、下道で今立経由で大野まで走り、大野から縦貫道へ。終点の九頭竜ICで下りて、駐車場までは、そんなにかからず。
駐車場着は7時50分。
登山口がある九頭竜スキー場の所に「国民宿舎パークホテル九頭竜」がある。
その建物の向かいにある駐車場に車を駐めた。
先客らしき車は他に無し。
天気は爽やかに晴れ、駐車場もホテルの敷地内で、整備された街路樹の緑が陽射しにキラキラ。ステキな雰囲気wの中、登山スタート。
【本題】
ホテルの左側からスキー場へ。
スキー場に入ったところでヤマップの「登山スタート」。
そのスキー場からすぐ、スキー場の右端に鷲鞍岳の登山口。テレビで予習した通り。
今回歩いたヤマップ地図上の周回ルートを、四角形で例えると、スタート地点は四角形の左上の角。そこから「左辺」を登る。
序盤は、沢沿いの道や、荒れた沢の中のような道を登って行くが、その後はつづら折りの道になる。
ガッツリ勾配があり、序盤の身体にはキツい。
でも、ガンガン標高が上がる。
つづら折りの後半になると、木の枝が山肌から真横に迫り出して、身を屈めながら登る箇所もあった。
つづら折りの道では木々の間からは荒島岳が見えていた。
つづら折りが終わると、木々の中の登りの一本道がずっと続く。階段が整備されてる部分もあるが、とにかくこの「左辺」は、ガッツリな登りがずっと続いた。
登り始めて約75分で、ルートの「四角形」の左下の角の部分に到着。
ここは小さく開かれたスペースで、2本の大木が聳え立ち「鷲鞍岳遊歩道」の看板があった。
ここを境に、道の雰囲気が変わる。
ルートの「四角形」の下辺部分に入るが、
ガッツリした登り&急登は無くなり、比較的なだらかな道が続く。白山などが、どーんと見える眺望ポイントもあった。山頂までの間では、一番、唯一?の眺望ポイントかな。
でも、「ホントに遊歩道だな」なんて思ってたのも最初のしばらくの間だけ。眺望ポイントを過ぎると、道は急に荒れ気味で、くぐったり、よけたり、プチ藪漕ぎしたり。
その藪漕ぎを経て、ヤマップ地図の白マルポイント辺りでは、今度はブナの森。
そのブナの森に良い気分になってると、また荒れ気味に。
そこからガッツリな登り基調になり、しばらく登って行くと、木々の中の鷲鞍岳の山頂に到着。
山頂は、ぐるっと木々の中。
山頂を示す看板もなかったが、三角点と、そこに立てかけられていた、「鷲鞍岳」とかかれた小さなプレートがあった。
狭くて眺望もない山頂だったので、水分&エネルギー補給だけして、周回ルートで下山スタート。
山頂は「四角形」の右下の角で、下山ルートは「四角形」の右辺部分。
山頂を出発してすぐに、マイクロ反射板があって、ここからの眺望が素晴らしい。
荒島岳〜経ヶ岳〜白山〜岐阜方面の山々(大雑把すんませんw)が一望。
山頂が木々に囲まれて眺望ゼロなだけに、周回ルートで下りるなら、ここを山頂の代わりに休憩ポイントにするのもアリかと。腰をおろせるスペースも十分。
反射板の先は、少し荒めのブナの森の中をガンガン下って行く。
落ち葉サクサク、風も爽やか18℃。木々の間からは白山も見え、心地良い下り。
ブナの森が終わると、今度は急坂を下る。
急坂を越えると、道は荒れ気味に。左右から草木が迫り出し、押し分けて下る。
終盤になると、荒れ気味な道は解消されるが、鬱蒼とした木々の中を、一気に傾斜が急になり、下を見ながら下る感じに。
そして最終盤。
地図で見ると、もうすぐそこが「平地」みたいな位置まで来てるのに、その「平地」が一向に木々の先に見えてこない。しかも人工の階段が続く先は、ロープが張られて「通行禁止」のよう。
「じゃあ、こっちか」の方は「ここを下りるの?」みたいな、フツーに茂った木々の中に辛うじて踏み跡が見れるような状態。
そんな状態の急斜面をトラバースしながら進んだ。「藪漕ぎ」ってレベルじゃなく、山の中の微かな踏み跡を勘で進むような感覚w
5分?10分? 木々の枝を押し分けながら急斜面を下って、無事に「林道」?「広めの道」?に出られた。斜面に一応鉄パイプが置いてあり「ここから登るのよ」って目印のよう。
とにかく、ホッとひと安心。
ここが「四角形」の右上の角の部分。
そこから先の林道は、「四角形」の上辺部分。
ほぼ水平移動。
途中、右に採石場の石の山を見ながら先へ。
途中からはアスファルト道になったが、ここが、採石場の大型ダンプが頻繁に行き来する。トラックが通るたびに道の脇の茂みの中まで入って避けたが、トラックの運転手さんは、こちらに気を使う訳でもなく「そこのけそこのけ、こんなとこ歩いてんじゃねーよ」状態(個人のイメージ)。スピードは全く落ちず、道の横の茂みに入らないと危なく感じた。
別の山のこういった林道では、「歩行者に注意」みたいな運転手向けに看板があったり、横を通る時は減速してくれたりするもんだが、ここの業者は違うみたい。
橋との三叉路を過ぎると、トラックも通らなくなり、九頭竜川沿いを長閑に進む。
道中は、お花がキレイだった。タニウツギとシャガがメイン。タニウツギは川側に多く、シャガは山の沢沿いに咲き乱れてた。
登山口のあるスキー場とホテルが見えてくると、すぐそっちには向かわず、川の方へ。
「九」「頭」「竜」「ス」「キ」「ー」「場」と1文字ずつの看板が立つ高台の上を歩いた。ここからの、春の陽射しと、心地よい風と、川の流れる音と、緑の山々。九頭竜川と、先に見える残雪の荒島岳の眺めが素晴らしかった。
看板高台の終点まで行って、下りて、左方面の駐車場に戻って、「登山完了」。
おつかれさん。
地図で見ていた鷲鞍岳のイメージは、九頭竜ダムの傍の山で、「山奥の山」。
が、登山口周辺は、スキー場や、ホテル?や、すぐ傍を流れる九頭竜川など、パッと明るく爽やかな雰囲気だった (この日が晴れていたのもあるがw)。
縦貫道の(今の)終点の九頭竜ICを降りて約5分でこの駐車場に着くこともあり、ちょっと前までの「山道を延々クネクネ運転した先に、ダム」という感じでもなかった。
山の中も、緑がキレイで爽やか。木々の中を、ガッツリ登って、ガッツリ下る、気持ちの良いお山でした。(晴れてたからかな?w)
★天気は「晴れ」。
曇ることもなく、ずっと「晴れ」。
山中では、ほとんど木々の中にいたので直射日光は、ほとんどなし。
まともに陽射しを浴びたのは、最初のスキー場と、最後のロード歩きかな。
★風は、
山頂の前後あたりだけそよそよ。
あとはほぼ無風。
★気温は、
・「左辺」の中央、標高550mあたり→18℃。
・地図左下の角→20℃。
・山頂手前の登り〜山頂→16℃。
・「右辺」の648mピークあたり→21℃。
・「上辺」ロード→24℃。
★服装は、
半袖+長袖Tシャツの重ね着。
ほぼずっと、腕まくりの「半袖」。
あ、下は履いてました。
★水分補給は、ペットボトル4本持って行って、
・下山完了までで1本強、消費。
★エネルギー補給は、
・山頂で、ゼリー1個、コアラのマーチ。
・道中、塩キャラメル、塩タブレット、ラムネ菓子。
★画像データ時刻や個人的ログからのタイム。
●駐車場〜鷲鞍岳山頂 → 2時間4分。
・駐車場〜スキー場の端→2分。
・スキー場の端〜登山口→3分。
・登山口〜左下の角→70分。
・左下の角→8分。
・左下の角〜山頂→43分。
●鷲鞍岳山頂 → 11分。
●山頂〜駐車場 → 1時間47分。
・山頂〜右上の角→1時間13分。
・右上の角〜林道終わり→9分。
・林道終わり〜スキー場前あたり(アスファルト)→18分。
・スキー場前〜駐車場→7分。