修行というかツーリングというか陣ヶ森・戸矢ヶ森
国見山(雪光山)
(高知)
2025年04月12日(土)
日帰り
四国百名山──それは、山好きたちにとってのビンゴカード。
休日の一マスを埋めるべく、我はバイクにまたがった。目指すは、近場にひっそりと身を潜める「陳ヶ森」。
そして、もし運と気力が残っていれば、その帰り道に「雪光山」も制覇してしまおう、などという淡い企てを胸に。
ナビという名の電子の神が示した道は、もはや人を試すための試練のようであった。
細い、細い、そしてまた細い。道というよりも、道だった“過去の記憶”のような何か。
進めど進めど景色は変わらず、笹、笹、たまに枝。ここまで来ると逆に美学すら感じてくる。
登山というより、もはや“静かな罰ゲーム”に近い体験。だが、それもまた一興である。
下山した頃には、雪光山に向ける情熱など綺麗さっぱり消え去っていた。
何なら途中で「雪光?うん、酒飲みたいしまた今度でいいかも…」と心の声が耳元で囁いていた。
それでも帰路、工石山の方角へと気まぐれにハンドルを切ってみたところ──
そこにはまだ、春が遅れて咲かせた桜が残っていた。
まるで、「まぁ今日はこれくらいにしときなよ」と自然が労ってくれているかのような風景に、思わず小さく息を呑んだ。
結局、予定とはずいぶん違う道のりとなったが、それも旅。
次こそは雪光山、できればその勢いで工石山にも挑んでみたい──たぶん、きっと、おそらく。
そんなこんなで、本日の山行記はここまで。
お疲れ山。