山梨県 大室山の入山申請について
以前にも報告しましたが、お返事がいまだありませんでしたので、掲示板にてご連絡を差し上げます。
富士山の北西側にある大室山(山梨県)ですが、YAMAPの山紹介記事にも記載してある通り、入山には許可が必要な山です。
大室山の活動日記をアップロードされている方が多数いたので、不思議に思い山梨県富士吉田市にある山梨県富士山科学研究所に入山規制の内容を聞いてきました。
大室山周辺の地域は、特殊な生態系を持っております。
環境保全及び学術研究の観点から、入山規制を行っております。
入山には申請が必要ですが、通常個人の入山については申請が行われても対応していません。
エコツアーなどを企画したい場合は、山梨県有林課まで申請を行ってください。
許可が下りた場合、指導を行った後の入山は可能です。
対応してくれた職員の方からは、
勝手に入山する者がおり、生態保全が困難。
勘違いされている内容としては、動植物の採取が禁止されているので入山に関しては無許可でも問題無いと思われていることだそうです。
外部から持ち込まれる種子や細菌など、影響のある事柄は無数にあるので環境に与える影響を理解してもらいたいとおっしゃっておりました。
以前にもお願いしましたが、大室山の地図は掲載しないでいただけないでしょうか。
個人の入山が規制されている山ですので、地図が掲載されていると規制知らない方が安易に入山してしまう可能性があります。
よろしくお願いします。
上記内容を確認される場合は
山梨県有林課(https://www.pref.yamanashi.jp/kenyurin/)
山梨県富士山科学研究所(http://www.mfri.pref.yamanashi.jp/)
へお願いします。
要望
13 コメント
すべての返信
- YAMAPceriseさん、ご返信ありがとうございます。 ご郵送いただいた資料を含め、こちらからの確認事項と対応についてご連絡をさせていただきます。 山梨県富士山科学研究所のご担当者さまへ確認した際、許可を出されている部署担当が山梨県森林環境部富士・東部林務環境事務所( https://www.pref.yamanashi.jp/ft-rinmuk/)であるということで、こちらの方に確認をさせていただきましたところ、以下のご回答をいただきました。 - 大室山周辺は自然保護法の特別保護地区(トクホ)という最も保護規定が高い地域である。この地区は基本的に整備することが禁止されており、倒木ですら撤去することができない。そのため登山には適していない。 - 現在業者が団体で入山を行う場合に関しては許可が必要であり、「エコツアー」という形でガイドラインを提示し、ガイドラインに沿った行動を伺うようにお願いしている。ガイドラインでは山頂への登山は行わないように呼びかけている。 - 個人の登山においては、禁止しているわけではない。自己責任で登り、自然保護法に沿った行動をするのであれば良い。ただ、自然保護法の観点からまったく整備されていないので推奨はできない。 上記の通り、「入山が禁止されており、まったく立ち入りが禁止されている」状態ではないですが、「自然保護法の特別保護地区」であり、整備することも禁止されているため、登山は推奨できない状態ということです。 それを踏まえ、YAMAPでは以下の対応をおこなわせていただきます。 ・大室山は登山道を表示しない(従来よりの対応) ・地図名を「鳴沢村」へ変更し、大室山の地図ではないことを示す ・地図の収録範囲の表示から大室山の文字列を削除し、「大室山」で検索できないようにする また、今後自然保護のためのマナーや啓発についての取り組みを可能な限り検討してまいります。 何卒よろしくお願いいたします。2019.12.16(月) 12:01
- cerise