白兀平ヒュッテと奥医王山。 戻る 次へ

【医王山】今季初ワカンとビスク鍋の写真

2020.12.27(日) 12:32

白兀平ヒュッテと奥医王山。

この写真を含む活動日記

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05:54

11.0 km

632 m

【医王山】今季初ワカンとビスク鍋

医王山・白兀山・箱屋谷山 (石川, 富山)

2020.12.27(日) 日帰り

《アプローチ》 車=30分(金沢-見上峠) 《登山コース》 8:16見上峠-8:48医王の里-9:33西尾平-10:13しがらくび-10:54/11:54白兀山(食事)-12:19蛇尾山-12:37夕霧峠-13:11しがらくび-13:25西尾平-13:52医王の里-14:11見上峠 (グレートトラバース風に) 暮れも押し詰まった12月27日の朝、random walkerは医王山スポーツセンターの近く、見上峠にいた。前日の晩、天気予報を見て急遽山行を決めたのだ。今シーズン初の雪山である。天気は薄曇り。だがこの時季、北陸の空はいつ急変しても不思議ではない。果たしてrandom walkerは2020年最後となる登山を楽しむことができるだろうか。 ここ最近、自宅でメスティンを使った山メシの研究を重ねてきたrandom walker。せっかくなので、白兀山の山頂でビスク鍋を作りたい。あいにく冷蔵庫にはエビも白身魚も見当たらず、あり合わせの具材をザックに入れて持ってきた。 午前8時16分、見上峠をスタート。気温は3度。登山道にはトレースがなく、林道をツボ足で歩き始める。積雪は見上峠で20cm、医王の里で30-40cm程度。スゲ池の上からトレースのある登山道に入り、途中、鉄塔の下でワカンを装着する。random walker、久しぶりに雪の上を歩く感触が楽しくて仕方がない。 ところが、西尾平でトレースが途絶えた。random walkerは一瞬迷ったものの、このまま登山道を進むことにした。積雪は50-60cmぐらい。トレースのない道を歩くのは不安だが、真っさらの雪上を自由気ままに歩く誘惑には勝てなかった。何度もコースから外れ、そのたびに赤リボンとYAMAPに助けられて復帰するという繰り返し。random walkerの脹脛と太腿がパンパンに張った。 しがらくびでトレースに出会い、安堵する。やはり長時間のラッセルは体力的に辛い。急登を登り切り、10時54分、白兀山(標高896m)山頂に到達した。気温は5度、微風、積雪約1m。奥医王山の右肩に見えるのは白山か、それとも雲だろうか。 ここで待望のランチタイム。メスティンにビスク鍋の素とミルクを入れ、混ぜながら加熱する。具材(キャベツ、シメジ、ポークウィンナー、油揚げ)を投入し、火が通ればでき上がり。具材に海鮮の要素がなくても十分美味しかった。残ったスープにチーズとコンビニおにぎりを入れ、リゾット風雑炊を作る。これもまた旨い。random walkerは全身に気力が漲ってくるのを感じた。 11時54分、尾根伝いに蛇尾山(同920m)経由で夕霧峠へ。朝のラッセルが響いたのか、まだ脹脛が張っている。奥医王山まで足を伸ばすのをやめ、林道をたどって下山する。途中で年配の方2人に追い抜かれた。random walkerは鍛え方がまだ足りないことを痛感した。来年、彼はどんな山に登ろうとしているのか。前人未踏の挑戦は続く。