基本は常緑樹? 戻る 次へ

雨乞・イブネ・釈迦(⇔朝明P)の写真

2020.10.25(日) 10:45

基本は常緑樹?

この写真を含む活動日記

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17:13

27.8 km

2459 m

雨乞・イブネ・釈迦(⇔朝明P)

御在所岳(御在所山)・雨乞岳 (三重, 滋賀)

2020.10.24(土) 2 DAYS

イブネでテント張りたいと言い続けて3年、雨乞岳登りたいと言い始めて3年。やっと訪れることができました!あと釈迦ヶ岳。水3L、荷物16kg(軽くなった!) 朝明の駐車場からスタート。それなりの広さで、駐車料金(¥500/台)を集めながら誘導してくれる係の方もいるので、混雑時の武平峠よりは停めやすいかも。この日は7:00で半分くらい?満タンで追い返されるようなことはあるのかな? 歩き始めは穏やかな登り。息を切らすほどの傾斜もほとんどなく、根の平峠まで。そんなのんびり感に気が緩み、ここでルートミス。気付かずまあまあ進んでしまいました…😓 でもここ少し分かりにくいかもしれません💦朝明からパッとでる分岐には、その奥に進む杉峠までの標識ナシ。そこから1mくらいのところには三方向の標識があるものの、杉峠の記載はなし。杉峠へ向かう道をメインルートと思っていると、扱いが小さすぎて混乱しそう。 上水晶谷・コクイ谷出合・愛知川源流の3ヶ所の徒渉は、昨日までの雨で、通常どこを渡るようになっているのかも分からないレベル。 当初、バリルートの大瀞経由でイブネを目指す予定を、雨上がりの徒渉を懸念して主線ルートに変えたので、こっちはまぁ平気かな、と油断していました。 靴を脱いでも、膝下まである水量と流れに逆らうのは難儀💦かなり水も冷たくて、もう少しでも状態が悪ければ撤退だったかもしれません。 急遽の変更とはいえ下調べ不足!うーん、反省… 靴を脱いじゃあ履き、脱いじゃあ履いて、3ヶ所の大きな徒渉をどうにかクリアーし(他にも何度も小さな徒渉はあり。こっちは靴を脱ぐほどではありませんでした)、そこから杉峠までは尾根を巻きながら、細い肩の道。 杉峠の手前には御池鉱山跡地が。かつてはここに鉱山と、そこで働く人の生活の場があった、ということで、石塁や、割れた食器など、名残が見られます。こんな奥も奥の地に…当時の賑わいは想像できないなぁ。 このすぐ手前にもテン場あります。コンディション的にはイブネよりいいかも😅(水ある、すごくフラット、樹林帯で風当たり弱そう、混まなそう) そこから少し登って杉峠。ここに荷物をデポして、雨乞岳へ。急で泥っぽい土壌です。滑りやすいので下り慎重に。途中から笹藪。道は明確なものの、かきわけかきわけ進みます。肌出してると痛いかも。 雨乞岳、それから東雨乞岳に登頂。眺望は東雨乞岳が素晴らしいです。まさしく360°!もういくらでもここにいたい!…くらいだったんですが、爆風。寒い…下ろう…。杉峠までリターン。荷物を拾って、いよいよイブネへ。 たどり着いた鈴鹿の奥座敷は、想像より更に美しく、案外賑やかで、夕焼けと夜景の素晴らしい、とてもステキな場所でした😳 テントを張るには…案外張りにくいかも? 風が強くても、高中木がないので風避けが少なく、同じ理由でトイレスポットも少ない。 足元の苔はなるべく避けてテントを張りたいものの、全部の条件を揃える場所は広い大地状のイブネでもあまりなく、当然どなたかがすでにテントを張っていて、しばらく適当なところを探してうろうろ。どこでも広々張れるイメージでしたが強風のときなどは早めに来て、風を遮れる場所を確保した方がいいかもしれません。 夜間は想像した通りの爆風でテントゆさゆさ。外に出るときは上下ダウン着用。就寝時は上下ダウン+シュラフとシュラフカバーで薄ら寒いけどどうにか。耐えられる範疇でしたし、眠れましたが、やっぱり寒かった。今年導入のダウンパンツ、かなり活躍です。 2日目、6:00スタート。前日の川の水量に恐れ慄き、御在所経由の道も考えましたが情報不足。きっと水嵩は減っていると信じて当初の予定とおりピストンで根ノ平峠まで。 さて!渡渉は?!…だめでした。ほとんど減ってない!1本目・2本目はもうこうなったら潔く脱ぎましょう!と裸足に。水冷たかった~~。でも靴を脱いで履く要領はよくなってきました(笑)。 時間的な問題か、立地的な問題か、3本目の上水晶谷の渡渉は、昨日より岩の露出が増えていて、恐々ながら靴のまま無事通過。 根ノ平峠から中峠を経由し、釈迦を目指します。最初の山頂は金山、それからハト峰。樹林帯も挟みつつ、岩と砂の稜線歩きも。鈴鹿エリアを"鈴鹿アルプス"と呼んだりしますが、このあたりはアルペン感を感じられるスポットでした。ハト峰も面白い!2日間で踏んだ山頂で、一番また来たいと思ったのはハト峰かも。 そして猫岳。それから釈迦。結構な縦走感で、アップダウンもそれなりに。こういうの好き…楽しい✨ 釈迦ヶ岳山頂は、多くのスズカセブンの山頂が台地状で360°の眺望であることを考えると、一画の見晴らしがよい程度の、八風峠との通過点のような場所にあり、なかなかここを目指す人に出逢えない理由がわかるような。でも遠目に見る釈迦ヶ岳はとてもよいです。岩格好いい。 ここから中尾根で下山。序盤に、釈迦ヶ岳最高峰が?!双耳峰という扱いでもないようで、ちょっと不思議。 露岩と木の根の急斜面を下ると、ザレた痩せ尾根。どちらも事故するとなかなか怖いことになりそうなので要注意。痩せ尾根は長さ・怖さ・高度感とも、須磨アルプスの馬の背のほうが上なくらいのレベルです。慎重に行けば大丈夫。 その先も半ばまで下りにくい岩の道が続きます。目と頭が疲れます。集中…! これ恐らく登りなら割と楽しいアスレチック感の道だと思うので、登り中尾根で、下り根ノ平峠経由か、松尾尾根で戻るのがいいかもしれません。 一旦キャンプ場に出て、もう一度少しだけ山を歩き、朝明の駐車場にゴール。 人里から離れ、山小屋もなく、トイレもない。山道やテン場を管理・整備してくれる方の姿は見えず、でも確実に人の手で保たれている。日本アルプスや百名山を擁する山域とはまたまったく異なる雰囲気。はじめての鈴鹿テント泊縦走は、?となってはクリアして、!!となってはクリアする、YAMAPと地図と踏み跡、リボン、標識フル活用のちょっと難しくてちょっと怖くて、とても楽しい2日間でした。 いつか全縦してみたい(*^^*)