平ヶ岳@ソロの写真

《グレーディング(目安)》 CT:13.5h(Compass) 体力:5～6相当(ルート定数51.5)(注1) 技術:D(注2) 注1)登山口からの往復だと5(公式も5)ですが、玉子岩までまわると6相当になります。 注2)公式ではDですが、体感的にはCに近いDです。 ※移動時間12時間、登山12時間、帰宅して2時間寝て出勤してる俺様を褒めて♥️ 【序章】 ４連休に山に行きたいから、プラン考えて連れて行って！、と友人から連絡あり。 色々悩んだが、連休初日に燕山荘に泊まり、天候次第でどちらかの日に大天井岳まで脚を伸ばすプランにした。天気さえ良ければ、大展望だけじゃなく、夕焼け、星空、日の出も楽しめる。しかも個室だ。さらに前日は休みとって５連休に！さらにさらに、人生初の白髪染めまでしちゃったぜいっ♪ 夜は山小屋で山ガールと♪ まさに、ザ・チャッピーハイク！！ 雨と暴風予報で中止になりましたが、何か・・・？🤣 【本題】 ここまでチャッピーの神様に嫌われるとは、、、さて、どこに登ればチャッピーなのか考えてみた。 ①やっぱり百名山でしょ。 ②山頂に湿原とお花畑必要でしょ。 完璧。俺様天才♪アソコの山あたり登ればいいんだな、うんうん♪ でもね、、、悲しいかな、、、やっちまったんですよ、、、 そう、絶対にあかんやつ。「それ絶対白髪染めしましたよね？靴墨レベルで黒くなってバレバレっすよ～」なアレ！あんなに店員に言ったのに、、、😭😭😭 目を閉じると、山ガールのクスクスが聞こえる、、、 人がいない山に籠ろう、、、そうだ、①と②を満たして、チャッピーじゃない方の山に。 ってことで、平ヶ岳に決定！ ご存じない方のために説明すると、百名山チャレンジャーが最後に登ることが多いとか、百名山日帰り最難関とか言われている山です。 アクセス悪い、小屋が無く日帰りしか方法がないのに往復12時間。チャッピーの対極の山。しかも雨！ これなら人いね～だろ！ (一応、プリンスルートという裏技はあります。) 問題は天気。 てんくらと雨雲レーダーを穴が開く程確認。多分、９時から14時までは曇りか小雨っぽい。風も最大で10m程度。これなら👍 で、結果は、、、チャッピーの神様が奇蹟を恵んでくれました。 頑張って急登を登りきり湿原に着くもガスガス。ガスガスの湿原も雰囲気はあるのですが、、、😭 さっさと平ヶ岳山頂まで行って帰ろうと思いながら歩きます。山頂まで0.8キロの案内を確認した瞬間でした。あたり一面がブワーッと光に包まれたのです。一瞬で草花は鮮やかな色合いを放ち、地面を流れる水流はキラキラと光輝き、、、 まるで「ここまでまあまあ頑張ったから、最後にちょっとだけご褒美やるよ」と、言わんばかりに。 おぢさん、涙腺から汁がドバドバ～っと、、、もう、笑顔でも泣き顔でも歓喜の表情でもない、なんか不思議な表情で山頂の湿原までダッシュ。 言葉にもならないし、写真撮っても思った景色が写らないけれど、脳裏に焼き付く景色。たま～にしか出会えないし、いつどこで出会えるかもわからないけど、これがあるからしんどくても登ってしまうんですよね～。 ってことで、無事に下山途中で出産して帰りました。(またかよ、、、) 【補足】 ①登山開始30分頃から痩せ尾根が続きます。下山時は疲れた状態で通過となるので、つまずき、スリップに注意を。 ②痩せ尾根から下台倉山までは急登です。ロープが約20箇所設置されてます。登りはほとんど使わないで行けます。下りはご自由にですが、疲労してるタイミングですので慎重に。 ③濡れた木道がボスキャラです。特に下り、さらにバンクしてるやつはヤバいです。ステップ小さく、フラットに足を起きましょう。 ④たまたまかもしれませんが、道の状態があまり良くありません。台倉山から先は、倒木多数。迂回するしか無い箇所もあります。また、斜面のトラバースで道が落ちているような場所もあります。強風の後は、道を折れた枝、熊笹などが覆っており、道がどうなっているか見えないうえに、滑る、引っ掛かると良いこと無しです。 ⑤一見滑りそうな路面も、実はざらざらした砂質なので、雨の急斜面でも意外とグリップしてくれます。 ⑥トイレは登山口のみ。さらに雉撃ち・お花摘みしようにも密生した熊笹か尾根上なので、場所がありません。(間違っても湿原でしないように！) ⑦普通に歩くと12時間。山頂で遊んだり、何かあった時を想定すると、14時間くらいを見ておきたいところ。日が長くて花がいっぱいの初夏から夏が良いのでは。 ⑧駐車場でドアを開けた瞬間、大量のヤブカが車内に、、、携帯用ベープとかあるといいんじゃないでしょうか。