【越美】銀杏峰(1441m)

2019.10.20(日) 日帰り

活動データ

タイム

05:02

距離

9.8km

のぼり

1087m

くだり

1086m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 2
休憩時間
24
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1087 / 1086 m
10
34
47
10
31
14
11
36

活動詳細

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銀杏峰(げなんぽ)に登るのは、①オオヤマレンゲの季節か、②残雪期に部子山と結ぶか、①②どちらかのパターンで、と固く誓っていました。ところが、魔がさしたというのでしょうか。結局、ガッスガスな銀杏峰を超・堪能する・・・というスーパーラッキーな僕でした(笑)。 深夜一時半に現地着。駐車場には同郷ナンバーの先客さんが一台。ところが、爆睡中の夜半、けたたましいクラクションが夜のしじまを切り裂きます。心臓が止まりました。お隣さん、車盗難防止用のセキュリティーアラームを誤作動させた・・・の巻でしょうか。 穏やかな森歩き。ありゃ、スッポンタケだ。なぜか、カサが真っ白じゃん。見なれた暗緑色のグレバ(胞子の集合体)がない。まさか未成熟だと真っ白々ってことなないはず。 それでいて、あの悪臭だけは、しっかり漂っています。こいつが虫を呼び寄せ、胞子を運ばせるという自然界(スッポンタケ界?)の凄ワザですね。虫がグレバの粘液質をなめ尽くすと白くなるという説もあるので、多分それかもです。 地元ナンバーの登山者さんが追いつきました。鋭意、キノコ撮影中の僕を、もの珍しそうな顔で通り過ぎます。その彼、「普段になく暑くて」・・・と汗びっしょり。これも、低気圧が持ち込んだ南海上の暖かく湿った空気のせい。湿度もかなり高め。 名松新道の名に恥じない老松の数々。仁王松は立派です。花の少ない季節です。いきおいキノコと対話しながら登ることになります。ニンギョウタケ、この人は個人的には苦みがちょっと。ツキヨタケは肉厚でおいしそうだけど、命は一つだけ。冒険はしません。他にも内緒のキノコ発見です。 前山に登り着いて一息。見上げる山頂、ガスまみれ。でも、展望は悪くない。白山と別山は別格ですね。手前に経ヶ岳、右手に荒島岳。これでOK !としなきゃ、バチ当たりますよ。 一瞬、晴れ間が覗きます。紅葉したブナ林。露をつけたナナカマドの実。ササを切りひらいたゆるやかな小道。ツルリンドウの赤い実。石仏を収めた祠。そして三角点の標石。やったー!登頂です! 再び晴れ間が覗くのを待ちわびますが、さすがに身体が冷えてくる。部子山すら見えないのは悔しいけど、ここの展望は次回までお預け。お約束の「希望の鐘」をうち鳴らして下山です。リンドウが一輪。 下山にかかると、まもなく逆ルートで登ってみえた登山者さん。その彼、「昨夜はすみません。クラクション鳴らしてしまって・・・」いえいえ、おたがいさま。お疲れさま。この先、お互い安全登山でいきましょう。 今回の記録は、きのこ日記みたいですね(笑)

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