この写真は、梅ケ島温泉から阿倍峠を越えようとしたところ、山梨側のゲートに阻まれやむ無く引き返した所です。 戻る

3000m峰完登への道。南アルプス南部をぐるっと一回り(後編)の写真

2019.08.14(水) 16:07

この写真は、梅ケ島温泉から阿倍峠を越えようとしたところ、山梨側のゲートに阻まれやむ無く引き返した所です。

この写真を含む活動日記

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24.6 km

1838 m

3000m峰完登への道。南アルプス南部をぐるっと一回り(後編)

聖岳・大沢岳・光岳 (長野, 静岡, 山梨)

2019.08.13(火) 2 DAYS

✡️3日目 当初の計画では聖平小屋まででしたが、行程が長いので兎岳避難小屋までにするか迷いました。 天気予報を他の方に聞くと、明日から雨になりますが、明日はさほど強くならなさそうです。しかし、そのあとは台風の影響で雨足が強まりそうです。 ここで、一番の問題点は茶臼岳から下山する場合、昨年の台風で吊り橋は全て壊され、現在は丸太橋で応急的に渡渉できるようになっているそうですが、増水すれば渡渉は困難になることです。例え台風が過ぎ去っても丸太橋が残っている保証もありません。 今まで一度だけ雷と増水により遭難寸前の経験が在るため、ここは大事をとって茶臼岳以南は諦め、聖平から下山する方向に気持ちは傾きました。あとは兎岳避難小屋到着時に判断することにし、朝の御来光を見て5時25分避難小屋を後にしました。 ここからは、皆さん殆んどが椹島に下山するかたばかりで、聖岳に向かう人は私を含め8人しかいませんでした。 ここのルートは下っては登り返しの連続で本当に心が折れそうになります。初めにキツかったのは、百間洞山の家(今回は立ち寄りませんでしたが)から大沢岳への登り返しで、ずっと続く急登を300m以上登り返さなければならなかったことです。 しかし、3日目で体が慣れてきたのと、担いでいるザックも少し軽くなってきたことで、眺望がない割には昨日よりは足取りは軽くなっていました。兎岳には予定より2時間早い10時10分に到着しましたので、聖平まで行けることを確信しました。 所が2818mある兎岳からは聖岳までは登るだけと思っていたのですが、 ここから200m以上一旦下げなければならず、再度心が折れそうになりました。コルに到着し朝御飯を食べて最後の登りに備えます。 聖岳には12時40分到着し、3000m峰を目指してから3年かかってやっと完登することができました✨ 更に荷物をデポし、奥聖岳へと向かいましたが、途中すれ違ったのは一人だけで、山頂には誰もいませんでした。 あとは、聖平小屋まで下るだけで、14時48分無事に到着しました。 計画は13時間でしたので大幅に早く到着でき、雨が降る前に到着できて良かったです。 受付するとウェルカムフルーツポンチが無料で食べれたのは凄く嬉しかったです。また、素泊まりにしたので宿泊は冬季避難小屋でしたが、新しく広いのには驚きました。 スペースもゆったりで先に到着されていた方は、静岡県出身で現在は大阪におられるそう。高校、大学とワンダーフォーゲル部で、社会人になってからは山からは離れていたそうです。数年前から年に1度位でまた初めたそうです。今回は茶臼岳のほうから来られたそうで、明日は赤石岳を目指すそうです。 また、昨日赤石岳避難小屋で一緒だった関西から来た女性二人組は、私より40分程早く小屋を出発しましたが、18時頃同じ避難小屋に到着しました。15時過ぎてから雨が降ってきたので心配してましたが、無事到着できて何よりでした。 ✡️4日目 下山することは決心していましたが、頑張って茶臼岳を経由して下山することも頭の片隅にありました。 しかし、朝起きると予想以上に強い雨が降っていて、これで聖沢のルートで椹島に下山することに決心しました。計画は約6時間の行程です。 大阪から来られたかたも雨と風で、聖岳登頂も断念し聖沢を下山すると先に出発していきました。 私は昨日と同じ5時25分に聖平小屋を後にしました。途中、支流が所々にあって軽く渡渉するため、ここも増水したら危ないなと思いながら下山しましたが、後30分程で林道に出るというところで、旧登山道を高巻するところがありました。昨年、聖沢からも聖岳に入れないよと聞いていましたが、ここが原因だと思いました。ここが急登で応急的に作られたせいか滑りまくるので登るも下るも大変でした😅 椹島ロッジには丁度10時に到着し、10時半のバスがありました。 計画は13時か14時のバスの予定てしたので、早く温泉に入れそうです。 バスで降りる途中、本流に橋が架かっているのですが、以前は橋桁から川まで10mはあったそうですが、現在は土砂で埋まって1~2mしかなく、増水すると橋を渡れず、ロッジに引き返すそうです。 明日以降下山されるかたが心配です。 臨時駐車場に戻り下山届けを提出し、ツルツルの温泉がいいよと地元の方に勧められた白樺荘に立ち寄り温泉と久し振りのまともな食事を。 あとは家路へと向かうだけですが、早く下山したためここからが問題で、当然東名高速上りは大渋滞。 何処かで仮眠して夜中に出る案もありましたが、梅ケ島温泉から阿倍峠を超えると身延の方に抜けられます。以前は阿倍峠は通行できませんでしたが、今は通行できるようになりました。ところが梅ケ島温泉に向かう途中、地名で書かれているので阿倍峠のことか良く分かりませんが、大雨が予想されるため通行禁止の看板が2箇所ありました。心配になり途中の店で聞くもわからないとのこと。取り敢えず梅ケ島温泉まで向かうことに。 ここで看板があり通行可となっていたので行ける🎵と先へ。阿倍峠に到着し、静岡側のゲートも開いていたので更に進みましたが・・・ なんと山梨側のゲートが閉まっていました😵 仕方なく2時間以上タイムロスしながら、一旦静岡に戻って身延まで回り朝1時に帰宅となりました。 ✡️まとめ 南アルプス南部は、多くの登山者が口を揃えて言うように、何処からはいっても登山口までのアクセスが大変で、今回もできれば光岳まで行きたかったのですが、台風の影響を考えると正しい判断だったと思います。 しかし、今年の最大の目標である3000峰21座を無事完結出来たことは感無量でした😁✨✨ また、新たな目標を目指し此れからも頑張って行きたいと思います👊😆🎵