渡良瀬詩情 夏空(16 ー2)

2023.09.16(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 31
休憩時間
0
距離
7.2 km
のぼり / くだり
46 / 44 m
1 31

活動詳細

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今夏の「渡良瀬川SKY WATCHING歩き(総歩行距離 400km)」のレポ最終弾です🎐 ヘ   タ   ウ   マ  ❣ アートの世界において 技巧は一見稚拙だが 見る者・聴く者をうならせる 作品 or 作者 のことを言う …………………………………………………… おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか                山村暮鳥 「雲」 …………………………………………………… まるで 子どものような 純真素直な詩で … 飾りっ気(レトリック)や 気取りとかの 余計なものが 一切ない 「ぼくは晩年の暮鳥の詩をふかくふかく愛する者ですが、その詩はまったく平明で、なんの解説も必要ではありません。読むだけでいいのです。詩の本質はそういうものだとぼくには思えるのです。」 やなせたかし(アンパンマンの作者 「詩とメルヘン」の編集長)も 暮鳥の詩を こう語っている 暮鳥の晩年の詩は かつて 若き暮鳥がそうであったように … 詩のテクニックを磨き 詩人として世にでよう・有名になりたい と野心を抱いている人には なんの魅力も 感じないだろう 誠実に静かに日々を送り 自然を見つめ・愛し 命を削りつつ詩を創り続けていく中で … 少しづつ 色々なものが 削ぎ落とされていき 辿り着いたのが 晩年の暮鳥の 人と詩 ❣ 暮鳥自身も 次のように 語っている 「詩が書けなくなればなるほど、いよいよ、詩人は詩人になる。だんだんと、詩が下手になるので、自分はうれしくてたまらない。」(詩集『雲』) 今夏 毎日 歩いていて  何度も 思った 自分の歩きも 日々 余計なものが 一つづつ削られていき いつか 「ヘタウマ歩き」に なれるだろうか …………………………………………………… 数年前に 山歩きに関連するものの殆どを 最低限のものを残して 思い切って 処分した 思えば ほぼ 身一つで 始めた山歩き ❢ 素朴な喜び・小さな感動・身軽さ・自由 ・色々な意味でシンプル … 慎ましやかだが 小欲知足・至福の時間 だった そんな山歩きが 日ごと年ごと 複雑&身重なものへと 変化していった 先ず 歩きの空間が 年々 遠くの山々へと 加速度的に 拡がっていった 地図読み・気象・岩登り・雪山等の様々な技術講習会にも参加し 山岳技術・技能を 次々と 身につけていった  山に関する書籍・地図も どんどん 増えていった それにつれて 山道具も 無際限に増えていった  こうして 殆ど身一つで始めた山歩きが 身も心も 段々 重たくなっていき  定期的な喜び・感動・達成感と引き換えに 身軽さ・自由・おおらかさ・素朴さ・感性の煌めき・やさしさ等を 失っていったことも 嘘偽りない実感だった そして … 10代の頃からずっと 老若男女問わず「慎ましやかに 静かに 丁寧に 日々を送っている人」に憧れ 尊敬の念を抱いてきたが … 山歩きの変化に伴って 年々日々 そういう生き方・そういう人から どんどん 遠ざかっていった … それとともに 自己嫌悪感・挫折感・自責の念が 日ごとに 強くなっていった コップの水に 水を注いでいくと やがて こぼれる瞬間がくる … そんな感じだった 慎ましく&静かで&おだやか素朴な生活に戻ろう❢ 山歩きの原点に戻ろう❢ そう 決意した ❢❢❢❢ そして 2020年のコロナ禍のはじまりが原点回帰へのはじまり となった 原点に回帰する … 言葉では簡単そうだけど 一旦つけてしまった贅肉を削ぎ落とすのは 予想以上に難しいと 実感の日々💦 一旦馴染んでしまった習慣・ライフスタイルを変える過程では 日々 すごい違和感とストレス 戸惑いを感じ続けた そんな時 2021年2月の「地元の大規模山火事」がきっかけとなって YAMAPを始めた(しばらくはモーメント限定で 活動レポはまだ始めて1年足らず❢) そこ(YAMAP)で … 地元に腰を据え 四季折々の身近な自然の中で   慎ましやかに&おだやかに&静かに&等身大で 「歩き」(山歩き・街歩き・花散歩)を楽しんでいらっしゃる たくさんの方々の活動にふれさせていただいた    それぞれの方の置かれている環境下で 誠実に慎ましやかに歩かれている これらの方々から 日々 さまざまなことを 学ばせていただいた そんな ヤマッパーさんたちの活動に 目を開かされ 元気をもらい 背中を押してもらいながら … 一歩一歩 原点に回帰していくことができた こんな風にして 3年半が 過ぎた 現在は 第1の地元(足利を中心とする栃木県の山等)・第2の地元(谷川連峰)+ 近県の山(「新しい山」には行かず これまで複数回行ったことのある 「お友達山」から さらに厳選した山)に 絞り込み … 自由・おだかな・静かな気持ちで 自然と戯れている  そして 今夏 ❢❢  ようやく 原点に近いところまで来たという 確かな手応えを 感じた✨  「こんな気持ちになったのは いつ以来なんだろうか」と思い出せないほどの 「穏やかで 平和で 自由で 静かな喜びに満ちた日々」を 送ることができた 日々 空を見上げながら 「すべての存在に 幸あれ」との祈りが 自然と 湧き上がってくるほど おだやかで 優しい気持ちになれた 夏だった  また 自分の渡良瀬SKY WATCHING歩きが いろいろな事情・理由により 山歩きできない方々の ささやかなロールモデルの一つに なってくれたらとの思い・願いも込めて 毎日 歩き続けた 身近な空間での 身も心もかろやかな こうした歩きの魅力に 気づいてくださる方が たとえ一人でもいいから 出てきてくれたら … 嬉しいなあと 思う そして それぞれの地元の身近な場所を  笑顔で 歩いてほしいなあ と心から願う ………………………………………………… ヘタウマ歩きができる日は そんなに遠くない … かな✨✨ ちょっと 前に進んだだけで … そんな 調子こいたことを 夢想する お調子者の私😅 ※ レポの最後なので 「渡良瀬詩情 夏空」レポに行き着いた経緯等について ちょっとだけでも知ってほしくて  問わず語り調で 余計な自己回想じみたことを 書いてしまった🙇 そんなことを 心の片隅にほんのちょっとだけ置いていただき レポ(1)〜(16)から 「私の愛する地元の夏空 & それを見上げ続けた私の今夏」を ほんの僅かでも 感じとっていただけたら幸いです🎐

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