雲上🎵。 戻る 次へ

爺が岳テント泊の写真

2022.08.07(日) 08:27

雲上🎵。

この写真を含む活動日記

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16:35

15.2 km

1596 m

爺が岳テント泊

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 (長野, 富山)

2022.08.06(土) 2 DAYS

久しぶりに大学時代の同級生gpz900rさんと夏のアルプスへ。gpz900rさんとは家庭や仕事の都合があわずあっても天気が悪かったりで久しぶりの夏のアルプスだ。天気が不安定で代替候補地をいくつか考えるもどこも微妙な天気のようだ。当初、冷池山荘でテント泊して鹿島槍ヶ岳に登る予定だったけれども種池山荘から冷池山荘までの稜線歩きが午後になってしまうかもしれない。雷がきたら最悪だ。二日目の天気もはっきりしない。九重、剣山、蝶ケ岳・・いろいろ考えたけど天気予報から種池山荘テント泊なら行けそうということで予約し直した。 8月5日午後休をもらって職場から同級生宅のある奈良へ。ところが大気が不安定で局所的な大雨が原因で大渋滞があちこちに。やむなく北から回り込んで18時半に到着した。北側から回り込んだことがなかったのでナビ頼りだったけど良くわからない道に入ったりでヘロヘロ。20時過ぎに自宅へ迎えに行って合流し登山口のある扇沢へ。運転を変わってもらって京奈和道から名神、中央道へ。梓川SAで食料品などを調達して安曇野インターで下りた。北陸道の通行止めの影響でか中央道が結構混んでいた。 2時40分に扇沢の駐車場に着いた。駒ヶ根あたりでは大雨でほんと登れるのかなあ、温泉旅行になるかなあと思ったけれど晴れている。柏原新道登山口駐車場には空きがあったがトイレが近い方がいいので扇沢の駐車場に停めた。ただ確認不足で登山口近くに期間限定っぽいけれどポータブルトイレが設置されていた。 さすが疲れたのでそのまま出発はできずまずは仮眠。意外と?寝ることができた。4時過ぎに起床して腹ごしらえをして4時55分に出発した。道路を下りてゆき5時15分に柏原新道登山口に着いた。登山届を提出するところがある。僕らはネットで提出した。 残雪期に2回爺が岳には登っただけなのでこの時期どんな感じなのか楽しみ。でもテント泊なので登れるかなあとちょっと不安もあったりして。「鉄橋を渡った先の駐車場に仮設トイレが一基設置されました。」とある。ありがたい。天気は晴れ。でも昼頃までには曇ってくるだろう。谷沿いの道を少し歩いてその後は山腹をジグザグに登っていく。左に雲がかかり始めた針ノ木岳が見えている。安曇野は低い雲に覆われている。 6時05分、八ツ見ベンチに着いた。この先左に雪渓が見えている。けっこう大きい。6時20分、金属の階段がでてきた。6時半、「この先、約150Mの間はガケの上を~」とある。草地や木々が生えているけど油断せぬよう注意書きされている。油断せず普通に歩けば問題ないだろう。下に扇沢の駐車場が見える。ケルンがある。慰霊碑だ。6時35分、前方の稜線に小屋が見える。あれが種池山荘だ。近くに見えてまだまだ。涸沢の小屋同様、見えてから長いんだろう。 7時、ニッコウキスゲの群落がある。ほかにもあるかなあと思ったけどここだけだった。ヨツバシオガマも登場。こちらは他のところでも咲いていた。7時05分、駅見岬とある。何が見えるんだろう。少し歩くと前方に爺が岳(南峰)が見えてきた。まだまだ高いし遠いような。7時25分、一枚岩とあるけどどの岩かわからなかった。この先あたりから少しずつ登っていく先日登った薬師岳の太郎平への草原尾根に近いなだらかな登りが続く。向こうと違って草原ではない。時々稜線、小屋が見える。左後ろには針ノ木岳。まだ未踏なのでぜひ登ってみたい。その左には蓮華岳。 7時55分、「石畳」とある。石畳の道が続く。スリップしないよう注意はいるけど大山の神社の石畳ほどは滑らない(→とても苦手)。エゾシオガマがでてきた。8時10分、「包優岬」とある。稜線を見るとだいぶん近づいてきたかな。ただ山荘は見えなくなった。稜線を団体さんが歩いているのが見える。まだ青空が見えているけど雲が多くなってきた。ウサギギクが咲いている。ヒマワリを小さくしたような花だ。 8時半、ガラ場通過注意事項がある。雪渓の上を歩くところだ。岩が上から落ちてくることがあるので注意がいるとのこと。雪の上なので音がしないと。小さな雪渓を通過する。8時45分、富士見坂とある。富士山は見えない。大気が安定していたらみれるのか。8時55分、いよいよ最後の登り「鉄砲坂」だ。少し急な登山道をジグザグに登ると小屋が見えてきた。草原でお花畑になっていてハクサンフウロなどが咲いている。9時10分、山荘に着いた。テント泊の申し込みをする。テント場は小屋の左側へ少しいったところだ。途中小さな池がありこれが種池とある。カエルの卵のようなものがあるがあとできくとサンショウウオらしい。よく見るとたくさんいる。 テントは一張りだけある。今日は七割くらいかなあと小屋の人が話していた。端っこにテントを張る。ここは岩でテントを固定するのではなくてペグを使ってほしいとのこと。時前確認ミスでペグを置いてきてしまった。gpz900rさんにペグを借りる。gpz900rさんはモンベルのテントデビューだ。私のテントはもうすぐ引退だろう。フライがうまく張れずブサイクになってしまった・・まあいいや。羽虫が多い。夕食時に久しぶりに虫除けネットを被った。 この後小屋前で乾杯。10時になったのでピザを注文。雲上の楽園だ。霧の中か雨かと覚悟していたけどまだ青空も見える。テレビカメラが来ている。9月に放送するので見てくださいと言われた。もちろん。ピザは絶品でこんなところでこんなにおいしいピザを食べれるとはと感激だ。ほかのハイカーも次々に注文していた。 このあと、サブザックをもって爺が岳山頂へ。11時50分に出発して山頂を目指す。私は二回に登っているので写真を撮りながらゆっくり登るのでgpz900rさんには先に行ってもらう。チングルマの大群落がある。ウサギギクも。コイワカガミ。ツマトリソウ。12時50分、南峰山頂に着いた。だれもいない。gpz900rさんは中央峰、北峰に向かったようだ。三角点のある南峰でまったり。鹿島槍ヶ岳がみえるかなあと眺めるも厚い雲で覆われている。13時、左側の縦走路分岐へ下りて景色を眺めているとgpz900rさんが戻ってきた。雷鳥に会いたかったけど会えなかった。 13時25分にテント場へと戻っていく。見えそうで見えない剱岳や鹿島槍ヶ岳。今日の夕暮れか明日の朝には見れるだろう。14時40分にテント場に戻ってきた。霧に覆われてしまった。このあとラーメンを食べようと二人で食べる。もちろん缶ビールも。寝不足なのでちょっと仮眠。17時に夕食タイム。ジップロックを使ったカレーメシの調理を見せてもらう。ちょっとした工夫で汚れものが少なくなったり安く済ますことができたりする。ハンバーグも頂いておなか一杯。話していると17時半に雨がぽつりぽつり。そろそろ撤収。日の入りごろに晴れることがあるので期待するも小雨が降って雷も。19時には眠り。エア ドライト 160 Air Dryghtのシュラフデビュー。夜中ちょっと寒かったけどシュラフカバーで覆うと暖かく眠ることができた。おかげで夜中に豪雨と雷がすごかったようだけどあまり記憶なし。 0時にトイレへ起床すると星空が美しい。満天の星空だ。天の川も見える。せっかくなので撮ってみる。この後朝まで爆睡。4時過ぎに起床して爺が岳への途中まで登ってみる。予想通り晴れている。ご来光は爺が岳の向こうからのようでみれなかったけど鹿島槍ヶ岳・爺が岳、槍穂高連峰に表銀座の山々、この前登った薬師岳も見えている。夜中に寒くて目が覚めたけどシュラフカバーをしっかり被ると暖かく眠ることができた。 6時前にテント場へ戻る。雨でテントはビショビショだ。大雨だったけど中は無事だ。中のものを整理する。なかなか乾かず。やむなく濡れたままザックへ。8時05分に小屋前を出発して下りていく。まだ晴れていて見晴らしがいい。気温は20度ほど。8時35分、雪渓へ。雪渓の上の方で小屋の人が整備されている。10時05分、ガケ注意の看板のところへ。10時20分、金属ハシゴを下りていく。ガスが湧いてきている。下に扇沢の駐車場が見える。10時半、八ツ見ベンチ。11時10分に登山口まで下りてきた。雲は多いけれど日差しがある。暑い。奥でテントを張っていたグループが沢で水遊びしている。冷たそう。11時20分に車のところへ戻ってきた。 さて汗を流す温泉はどうしよう。探してゆーぷる木崎湖にした。12時に着いて汗を流してでてきたらとなりにクライミング用品が売ってるとgpz900rさん。入ってみると登山用品がたくさんある。デカトロン・カイラスジャパンの製品を販売している。ソロテント(KAILAS ソロテント MASTERホワイト)が何とセールで半額で1万円弱。結構よさそう。店の方に聞くと西穂奥穂をこれで縦走したとのこと。話しているとなんと持っている本の著者の廣川健太郎さんとしりびっくり。マーモットイオスのテントは加水分解でベトベトなのでこれを機に引退、こちらでKAILAS ソロテント MASTERホワイトを購入した。このあと12時半に出発して安曇野インターへ。梓川SAで買い物&昼食を食べて奈良へ。名神で運転を交代してもらって久しぶりの天イチでラーメン。gpz900rさん自宅で少し休ませてもらって20時10分に出発して第二阪奈、近畿道経由で自宅に23時55分に着いた。もしかして中止かもと思った久しぶりの同級生との夏のアルプスハイク。鹿島槍ヶ岳には登れなかったけれど爺が岳に登れてテント泊もでき展望にも恵まれ今回も最高であった。