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要害山から大黒峠までのソロピストンで、初めての滑落と道迷いの写真

2022.05.05(木) 10:33

ここら辺はまだ開けています

この写真を含む活動日記

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10:28

22.0 km

1362 m

要害山から大黒峠までのソロピストンで、初めての滑落と道迷い

要害山・兜山・大蔵経寺山 (山梨)

2022.05.05(木) 日帰り

※写真に活動中のコメント実況してます。 始発の積翠寺行きのバスに乗り、武田信玄公生誕の地、積翠寺に参拝。 (草むしりしていた住職さんに挨拶したんですが無視されてしまって悲しい…余所者嫌いなのかな。フレンドリーと聞いていたのだけれど) 要害山城は、信虎公(信玄公の父)が築いた躑躅ヶ崎館の後詰の山城です。 天守も何も残っていませんが、竪堀やら石垣やらは残っているので当時の面影を見れます。堅牢な山城でした。 要害山→深草観音→岩堂峠までは順調。 前日の登山疲れも緩くありつつ、そこまでアップダウンも激しくないし…と思っていましたが、鹿穴付近の分岐にてストップ。 本来の登山計画だと、要害山→深草観音→岩堂峠→(鹿穴)→大黒峠→東山→大日影山→武田神社というルートで下りようとしておりました。 鹿穴直下の分岐で、大岩園地方面、通行止めの知らせ。 7割進行してのこれはなかなかメンタルに来るなと思いつつ、先ほどこちらからトレランの人が来たが…?と思い先の様子を見てみることに。 進行したらば、鹿穴を過ぎたあたりから登山道の整備が雑。倒木ばんばんしてるし、人の踏み跡が無さすぎてピンクリボンでやっと登山道がわかる程度。 マップの口コミでは猪罠もあるようなこと見ていたので、うーん…これは…と思い、引き返し撤退の判断。通行止めの口コミがなかったので調べが足りませんでした。 大黒峠までは何とか行き、元きた道を戻ろうといつの間にか登山道ロスト。 本来の登山道が分かりづらくて、いつの間に!とあたふたしていたらここの土がフカフカでズルズルズルズルと5mほど滑落。 一気に落ちた訳ではなく滑り落ちた感じです。 ストックと膝でこれ以上落ちないようにしていたら、何処から来たのか分からなくなり焦る。 ただこういう時は落ち着けというのが鉄則なので、コンパスと地図で方角を確認して北に行けば登山道戻れる事が分かったのでヒヤヒヤしながら何とか登山道に復帰。 登山道を少し進んで、はーーーーと深くため息を吐き一旦足を休める為に腰を下ろしました。 ここに至るまでに鹿は横切るわ、アナグマがいるわ、登山道にイノシシの糞もあるわで、動物の気配があり過ぎて怖い怖い。あとハイカーがとても少ない。音楽と鈴をガンガンに鳴らしつつ、自分でも声を出しつつ進行。 やはり、大岩園地方面は整備が整っていないので行かない方が良さそうです。看板に従いましょう。(ここから来たトレランの人って…?) 東山付近でお昼ごはんにするつもりでいましたが、道迷いと滑落で無事に下山する事を最重要任務に変更。行動食と水分とりつつ引き返す。 登山道復帰時点で、Twitterで定時報告、みまもり機能のGPSで見てる父に登山計画通りの進行不可、元きた道をまるっと引き返す旨を連絡。 深草観音辺りで圏外になるので、連絡が取れるうちに定時現在地を各所に連絡しておきました。 Twitterではめちゃくちゃ心配され、父からも励まされ、何とか要害山まで復帰。 往路で見た山藤をまた見て、すごくほっとした思い出があります。 要害山まで来れたら、要害山だけピストンで登る人は多いので人の気配もあり一安心。 こちらから下山する予定はなかったので積翠寺発のバスは本数がなく、武田神社まで下りる元気もないのでタクシー召喚。甲府駅まで運んでもらいました。 タクシーの運転手さんが狩猟免許持ちの登山する人だったので、大変だったねー無事でよかったよとお話してほっこり。 甲府駅で待っていた父と合流してバスで帰りました。 普段から登山事故とかのYouTubeとかを見て反面教師にしていたので、いざ自分に起きた時にその通り実践できてよかったです本当に。 あと、みまもり機能ありがたい。かつ、スマホのバッテリー2個持ってて良かった。 ちなみに滑落の怪我は、青痣多数と擦り傷切り傷で済みました。命が無事でよかったです。 別ルートで石和温泉の方に降りるルートもあったのですが、計画にないルートは怖いということで「迷ったら引き返せ」と戻る判断をしました。 後半は足ももつれ気味でしたが、行動食にしていたレモンとラムネが功を奏し、また水も多めに持っていた為に体調としては問題ありませんでした。 教訓としては下記です。 ・地図とコンパスは絶対に持て ・行動食は糖分があるものを持て ・迷ったら引き返せ ・ルート外れても先ずは落ち着け、コンパスを見ろ 以上、長々と書きましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。 何かの参考になったのなら幸いです。