wakatakeya
ユーザーID: 42988
- 福岡, 大分, 熊本で活動
- 1965年生まれ
- 福岡にお住い
- 男性
- 254
八方ヶ岳「カニのハサミ岩」が、ROCK&SNOW誌97号に紹介されています。 松原ガイドの人気コラム「より高くなく、より困難でもない、岩稜&ルート案内」にカラー見開き2ページで、「お茶会ルート」の紹介となっています。 今年の5月3日〜4日に松原ガイドが取材でカニのハサミ岩を訪れた事はオームさんから聞いていたので、いつ記事になるかと楽しみにしていました。今回の記事を読むと、開拓者3人(八方ヶ岳倶楽部)の関りを短い文章の中に素敵にまとめておられました。 開拓者の御3方とクライミングを通して仲良くしてもらっている僕としても、何だか嬉しい気持ちです。9月13日(火)の17:30から、KTTくまもと県民テレビ「てれビタ」で夕景の放映も控えているそうで、今シーズンの「カニのハサミ岩」は益々、人気が出るかも知れないな~♪ 動画情報としては多分、僕のYouTubeチャンネルが最も充実しているはず(自画自賛ww)なので、こっちもビュワー数が伸びるかも(笑) ◆カニのハサミ岩動画集 https://bit.ly/3BsJGAL ・お茶会ルートのアプローチ、全てのピッチと下山路について動画で紹介しています。 ◆松原ガイドの取材記 https://uobmm.exblog.jp/29210199/ ・ 松原さん、「2022年に出会って感動した岩場のベスト1有力候補」と、べた褒めです♪
- 148
【室攀】ロックパーティ(福岡県大牟田市)リード壁、全面ホールドチェンジしていま~す♪https://youtu.be/C6S3hQAunDg 沢登りのシーズンに入るとリード登攀力が落ちる…ということで、今季はできるだけジムに行きたい僕です。さて、大牟田にあるクライミングジム「ロックパーティ」はとても広いジムです。何といっても、九州では数少ない屋内リード壁が楽しめます。 今回、そのリード壁が全面ホールドチェンジしたとの事で、行ってきました。 ルートセットは、エダさん・トクさん・ヤマPさん・タクミさん。エダさんこと枝村さんのルートはアチラコチラにあるので、ベンチマーク的な感じ。トクさんこと徳永一也さんは、ボルダリングジャパンカップから国際大会まで活躍する日本有数のセッターですね。ヤマPこと山下和彦さんのセットも最近あちこちで登る機会が増えました。 ところでエダさんのYouTubeチャンネルにロクパのルートセット風景がアップされていましたが、ここはルーフがあるんで大変な様子が分かります→ https://youtu.be/2lpMgnyUAH8 今回イチオシのルートはルーフの真ん中を抜ける黄色ホールドの5.11a(ヤマP)です。奇をてらわず基本的なムーブと持久力で登らせてくれる、気持ちの良いルートでした★
- 242
緒方良行くん、ボルダリングW杯総合連覇★ 昨日の西日本新聞朝刊には、「福岡の星連覇」と書かれていました。そう、クライミング日本代表の緒方良行選手は、地元・福岡の星であり、僕の一番星なのです。 友人たちからは聞き飽きたと言われますが、緒方選手は僕の長男の高校時代の同級生で、当時世界ユースで優勝した(2015伊アルコ)ことが校内で話題になりました。それがきっかけで僕はクライミングに興味を持ち始め、やがて自分も登り始めることになったのでした。 以来、今までずっと緒方選手をはじめとする九州出身選手に注目し、おっかけしています(笑)。今シーズンのボルダリングW杯は、どれも見応えのあるものでしたし、緒方選手の活躍は本当に嬉しかった。全6戦で決勝に進出し、そのうち5戦で表彰台に上がるという安定感は頼もしいかぎりでした。 表彰台に上がれなかった第5戦・伊ブリクセンは5位でしたが、その時の心境を、彼はこう語っています。 「惜しい」なんてのは、あくまで失敗です。結果的には何も意味を成しません。しかし、最後まで自分らしく奮闘できたこと、正気を失うことなく楽しめたことはよかったかと思います。 競技者として結果を求められる世界に身を投じた緒方くん。「結果=他者からの評価」と「自分らしさ」の間には、大きな隔たりや矛盾を感じることがあるだろうと思います。それは競技者ならずとも(僕自身の経験からも)想像に難くありません。その隔たりを、「正気を失うことなく楽しめた」と表現したところに、感銘を受けました。 彼はこれまで幾度となく、「正気を失いそう」になってきたのでしょう。 そんなギリギリのフチや稜線の中に1本のルートを見出すこと。それは、周到な準備と多くの努力、冷静な自己評価と周囲の援助、そうして手繰り寄せた運などがその一本のルートを浮かび上がらせるのではないかと思うのです。 正気を失った人間とは、おろそかな準備、甘い自己評価、あてにした援助、そうした甘い見通しの中で僅かな運にさえ見放された状態とも言えるのでしょう。山をやっていれば、そうした人間は大きな事故に遭うものだと知ることができます。 緒方くんのような厳しい勝負の世界ではなくとも、山や岩や沢という危険なフィールドで遊ぶ以上、「正気を失うことなく楽しむ」という心持ちはとても大切なことのように思うのでした。
- + 4枚942
【室攀】ボルダリングはセッションが楽しい★(K-WALL・福岡県嘉麻市)https://youtu.be/DbXLs1w8Gt4 1年ぶりに「K-WALL」に来ました。以前は登れていたグレード(オレンジ課題)が登れません…💦なんか難しくなってる?それとも僕が弱くなったのか?ともかく、この日は雨の週末のせいか、いつもより人が多いように感じました。 そのため、同じ壁で順番待ち。すると同じ課題を登る方もいて、自然にセッションのような感じになってきました。お互いに「ガンバ!」と声を掛け合ったり、(あ、そういうムーブもありかあ)なんて気づきがあったり。見知らぬ人ともたまたま同じ課題を交互に登ることで、何となく連帯感めいたものが生まれます。そうして知り合い、友達になって、一緒に外岩を登るようになった友人も出来たりします。そんなセッションってボルダリングの魅力の一つですよね。 それで今回はビックリしたことが起きました。 その同じ課題を登っていた方のお連れさんが「動画のチャンネル登録してますよ」と声を掛けて下さったのです。ええ~っ!僕の動画のチャンネル登録ですか?そんな人(友人以外で)初めて会いました!と大感激(笑)。思わずカメラを向けて一緒に映って頂きましたよ★ さてその後、別の課題でちょっとハマってしまったのですが、僕らの登りを見ていたお姉さんがいらっしゃいました。実は別の課題を登っていた姿をチラッと見ていて(上手い方だなあ)と思っていたところだったので、ついお声を掛けてしまいました。 「あのう、すみません。この課題のムーブって分かります?」 そしたら、「ちょうど私もこの課題を完登したかったんですよね」などと仰って頂いてセッションになりました。色々と教えて頂いていたところに顔見知りのS夫妻が来店。「お~、久しぶり~」なんて手を振っていたら、お姉さんもお知り合いだったということでまた盛り上がりました。 ということで、今回セッションして頂いたみなさん、そして誘ってくれたオームさん、ありがとうございました★楽しかったです! 今回の動画:https://youtu.be/DbXLs1w8Gt4
- 256
【室攀】51歳から始めたクライミングだけど楽しいのよ、56歳になっても★ クライミングって若者のスポーツだと思っていたのですが、50歳を越えて手を出してしまったら、これが何とも楽しくていまだに続いています。そして見渡せば意外にも同世代や、いやそれ以上に大先輩たちが楽しんでいることを知りました。 もっと早く始めていれば、もっと強くなれたのになぁ、もっと強かったらもっと楽しかったろうになぁ…そう考えた時期もありましたが、クライミングの楽しさの本質はそうじゃないのだろうと今は思います。クライミングにおいて「高いグレードを登れる」というのは素直に「強さ」ですが、(なぜ強くあろうとするのか)を考えると、やはり自分の価値観と向き合うことになります。 強いこと、高グレードを登れることは「目標」であっても、「目的」ではないんだよな…と思います。もし目標しか見えてなかったら、それを達成すれば燃え尽きるかもしれません。達成できなければ挫折感に襲われるかもしれません。(その目標は何のためなのか)という目的が明確な人であれば、目標を達成したら新たな目標を自ら設定するだろうし、挫折しても別の道を探るのでしょう。 だとすれば(なぜ強くあろうとするのか)(その目標は何のためなのか)という目的や価値観こそがクライミングを、ひいては人生を楽しめるポイントのように感じます。2年前に、クライミングを始めてそれまでの3年弱を振り返る記録をYAMAPに書き残していますが、読み返してみると心境の変化を自分でも感じられて面白かったです(笑)。 これから楽しいクライミングライフを送れるといいなあ。 ■今回の動画 https://youtu.be/wc9pTqO3m9c ■YAMAP「51歳から始めたクライミングの成長過程を振り返れば」 https://yamap.com/activities/5972592
- 449
【岩攀】岩が欠けて墜落!マジでビビリました…(カニのハサミ岩/リバーシブルカンテ) 八方ヶ岳・カニのハサミ岩の東陵エリアにある「リバーシブルカンテ/5.10c」の第2登OSトライをしていて、3手目で岩が欠けてフォール!っビビりましたっ!!! カニのハサミ岩のショートルートも多くの人に登られて岩が落ち着いてきましたが、やはり開拓したてのルートはまだまだ脆かったりするので要注意ですね~。 aumさんのビレイのおかげでグランドフォールは免れました💦ありがとうございました★ 【動画】https://youtu.be/6Tx8vg0Uris #クライミング #カニのハサミ岩 #八方ヶ岳 #whipper
- 136
しばらく前から肘が痛いのです。肘の内側なので、いわゆる「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆粒炎)」ってやつでしょう。首に寝違えたような痛みがあるのも連動したものかも。 クライマーで関節の痛みを抱えている人は多いようですね。 色々と調べてみましたが、原因と対処はおおよそ同じことが書かれていました。つまり、関節が固い・筋と腱の酷使・体全体の連動が出来ていないなどから最も弱い部分(今回は肘)に負担が集中し炎症を起こしている。対処は、肘のみならず、肘と連動する肩や体幹のストレッチ。 ストレッチ…苦手というか、長続きしたことが無い。 運動前ではなく、日常で一定の時間を取ってストレッチをする習慣を持った事が無いのです。仕事が終わったらスグに飲み始めるという習慣を変えないとイカンっちゅ~ことです(笑)。 それにしても、「悪い癖」はすぐ身につくのに、「良い習慣」はなかなか身につかないのは何故でしょう?。「易きに流れる」や「甘い誘惑」、「低いハードル」などの言葉がありますが、「易しい・甘い・低い」は悪いことを表す場合が多い。良いことは「難しく・辛く・高い」ものなので身に付きにくいのも仕方ないことですなのです。そう自分を甘やかしてみます。 クライミングという遊びには、「より難しく辛く高い岩壁を登ることを楽しむ」という一面(もちろんそれ以外にも多くの楽しみがあります)があるので、良い習慣を身につけることなど造作もないはずなのですがねえ…。
- + 4枚946
【ジムのグレード感について】 僕の登力は季節変動が大きすぎる。春がピークで、夏に2グレード落ち、秋冬で1グレード戻す感じ(アレ?)今は徐々に登力が戻りつつあるが、忙しさと加齢のせいか戻りが遅い気がする…(泣)。 それはさておき、これまで出張や遠征で巡ってみたジムの「体感グレード」を比較してみようと思い立った。同グレードで易しく感じた順に記載してみた(数値はグレード差ではない)。そのジムの全ての課題を登ったわけではないし、登った年齢や体調や時期による登力も違うので、あくまで感想程度のつもり。 【リード/5.11a】 (東京)-2:壁屋(OS) (福岡)-1:OD小倉店(OS) (愛媛)-1:宇和島スポーツ交流センター(OS) (大阪)-1:グラビティリサーチ梅田(OS) (大分)±0:大洲アリーナ(1T) (福岡)±0:リードクライミングジム(OS) (広島)±0:クライムセンター・CERO(RP) (愛媛)±0:石鎚クライミングパーク(1T) (東京)±0:ベースキャンプ入間(敗退) (大阪)+1:クライミングバム大阪(敗退) (福岡)+1:アクシオン福岡(2T) (福岡)+2:竜岩自然の家(RP) (福岡)+2:ロックパーティ(RP) 【ボルダリング/4級】 (福岡)-2:筑紫野スポーツランド(一撃できる) (大分)-1:ダイハツアリーナ(完登できる) (東京)-1:壁屋(完登できる) (福岡)-1:K-WALL(完登できる) (長崎)±0:北島ボルダーハウス(完登できる) (福岡)±0:ブラボー天神(完登できる) (福岡)±0:ベアハンズ(完登できる) (福岡)±0:フェイバー(一部完登) (福岡)+1:インパクト久留米(一部完登) (福岡)+1:JOYWALL(一部完登) (福岡)+1:リードクライミングジム(一部完登) (東京)+1:ベースキャンプ東京(ほぼ登れない) (福岡)+2:OD小倉店(ほぼ登れない) (福岡)+2:ロックパーティ(ほぼ登れない) こうして書くと懐かしいなあ。今はなきベーキャン東京、グラビティ梅田はリード壁が無くなってるんだっけ? あらためて見ると、「5.11aOSできるなら4級」というのがリードのグレードをボルダーグレードと比較した場合の個人的見解。どこかで北山真さんが「5.12aは1級」って言ってた記憶があるけど、それも納得感がある。 「他のジムじゃ5.12a登れるのに、ここじゃ11cが登れない!カラすぎやろ!」ってのは当然ある。でもまあグレードは目安だから、そのジムでグレードに関係なく楽しめばいいだけのことなので、グレードにとらわれずに楽しんでいきたいな。
- 337
腕時計の話です。 僕は仲間内で「忘れん坊将軍」の異名を持っています(笑)。なので普段は腕時計をしませんが、山に行く時だけは着けています。 一番のお気に入りは、カシオ・プロトレック・PRW-60、というモデルです。これは僕が山に持って行くギアのうち、最も高価なモノです。 最初に購入した山用ウォッチは、やはりカシオのプロトレック・PRG-240でした。他にもGPSログが取れるエプソンのMZ-500というモデルも活躍してくれています。 さて、「PRW-60」を何より気に入っている理由は小ぶりな「クライマーズ仕様」となっているところです。プロトレックのアナログタイプの中では、ダントツにサイズが小さい。 縦走登山では気にならなくても、クライミングでは時計が大きいと手首の動きに触るので微妙なストレスになります。ショートルートでは外せばいいのですが、マルチの時は時計が欲しいものなので、このモデルはまさにクライマーには最高! …と、愛用していたのですが、あるとき紛失してしまいました…。 いかに「忘れん坊将軍」とは言え、こんなにも高価なものを失くしてしまうとは、どんだけやねん!と落ち込みました。家の中にあるのは確かなんです。岩場で外すことはなかった自信があったので、どこかのギアコンテナとかに紛れ込んでいるはず。いつかは出てくるだろう…出てきてくれ~。 そう思いつつ、2年が経ちました。 今日は久しぶりの本匠でクライミングということで、ギア整理をしていました。いつも使っているBDのザック(ストリートクリーク20)の中を空っぽにして、そういやこいつは背中にスリーブがあったな、と何気なく開けてみたら…はい、ありました。 週に3日はコイツを背負っています。それなのに2年間も気づかなかったとは…もうね、なんというか、お間抜けな話です。自戒を込めてここにさらします。ええ、「忘れん坊将軍」です。でも、出てきてヨカった~(´;ω;`)ウゥゥ
- 342
コーヒーの話です。 「カニのハサミ岩」でお茶会した時に持って上がったのは、COFFEE COUNTY で入手した、ペルー・イナンバリ渓谷の豆。蛭子町珈琲店でいつも買うのは、ニカラグア・エルスヤタル農園の豆。いずれも浅煎りなので、フルーティでクリアな味わいを楽しんでいます。 今回は豆とミル、ペーパードリップ一式を担ぎ上げましたが、かさ張るんですよね~。まずドリッパーが問題で、これまでもワイヤーフレームや組み立て式のものも使いましたが、使用感はイマイチです。やはり使い慣れた「HARIO V60」のが美味しくできる。 ケトルも問題です。 登山の時はケトルを担ぎますが、今回はクライミングだったのでジェットボイルで代用しました。当然、細い注ぎ口なんて期待できません(笑)。むう、岩の上でも美味いコーヒーを飲みたい…。 そこで思いだしました。 そういやフレンチプレス用のタンブラーを持ってたなぁ…。と、道具箱をひっくり返したら出てきましたよ。んで、さっそく試してみました。いつものペーパードリップより粗く挽いた豆をカップに入れ、300ccのお湯をカップ半分注ぎ、30秒蒸らす。そのあと残りのお湯を一気に注ぎフタをして3分半。フィルターをゆっくり押し込み、出来上がり。 いつものペーパードリップより明らかに透明感がない。オイルがしっかり出ているのも分かります。香りは…うん、いいよね。味のほうは…あ、コレ、いいかも。ペーパードリップより甘みが出ています。ニュアンスもちょっと深い感じがする。残滓の持ち帰りはカップごとジップロックに入れればいいか。うん!これは岩場でも使えそう★ やはりコーヒー好きの息子に「これイイよ、もう俺、プレス派になるかも!」とちょっと興奮気味に話してしまった(笑)
- 530
今季から360度カメラ「Insta360 ONE X2」を導入しました。設置方法をいろいろと試しているのですが、まだしっくりきません。 ザックに自撮り棒で設置すると「後追い画像」っぽくて、これが一番観やすいとは思うのですが、沢の時は木の枝に引っかかることが多くて困りものです。 ザックのショルダーベルトに装着しGopro的に撮影するのも安定感があり、邪魔になりにくいので悪くないのだが、せっかくの360度が活かせない。 そこで、やはりヘルメット装着を検討しようと思いました。 問題は、ヘルメットに付けると本体シャッターのON/OFFがしづらいことです。また、やはり木の枝などには引っ掛かりやすいだろう点。 それらを解消するアイデアを思いついたので、小物を買いそろえてみました。下の画像は、その設置についてです。 1枚目)購入したのは「Gopro用クイックリリースマウント」 2枚目)メットへ手持ちのベースを両面テープで貼り付ける。カメラにもアダプターを取りつける。そしてクイックリリースマウントを装着。 3枚目)リリースされた状態。 4枚目)装着した状態。これで、頭上からの360度画像が撮影できる。またカメラをリリースしてのON/OFFが素早くできる。 5枚目)折り畳めば枝に引っかけることもなさそう。 うん、週末の沢で試してみよう。
- 30
壁仲間とOD小倉店で登っていたら「渡辺沙亜里さん」がやって来られた。沙亜里さんと言えば福岡在住のトップクライマー。旦那さんはクライミングジム「ZIPROCK」のオーナーで名クライマー、名セッター、名伯楽の渡辺数馬さん。そんな沙亜里さんの、一児のママでもありつつコンペに挑み続ける姿はいつも熱くて、応援にも力が入ります。 ということで、入店されてきてスグに「ワタナベサアリさんだ…」と気づいた僕は固まってしまいましたよ。イオタンが「すっごく強くてキレイな人ね~」って言うんで、「おいおいアノ方を一体ドナタと心得る。日本を代表するTOPクライマーなるぞ」と教えると、さっそくグイグイと話しかけやがった。こういうところは羨ましい。僕もついには我慢できず、「おいイオタンよ、ワタナベさんと一緒に写真を撮りたいので、お願いしにいってくれ」と頼む。 ツーショットの後に沙亜里さんと少しだけお話ができた。 僕の中ではボルダラーのイメージが強いんだけど、リードもやるんですね?とお尋ねすると、今週末に出場するコンバインドジャパンカップ(CJC)のための調整に来られたそうだ。 沙亜里さんは「ママさんクライマー」としても知られているが、この日は息子の風馬くんもリード壁を登っていた。数馬さんはビレイに徹し、妻と息子のサポートをしている。お二人とも互いにポジティブな言葉しか交わしてないのがとても印象的だった。風馬くんに対しても、ほめて、励まして、提案していた。その家族あり方が素敵だな~と思えた。 ちなみに風馬くんは昨年(2020年)、外岩で成果をいくつも出している。 竜体山の鳴閃(V4 2級)、河頭山のガバトラSD(1級)、チキンスラブダイレクト(初段)をあいついで完登したおそるべきキッズ(7歳)クライマー。 さて今回、僕がトライしていたルートを沙亜里さんが登った動画を撮ることができた。トップクライマーと自分の登りを同じルートで比較できるなんて機会はそうそうないよ?このルートをやってて良かった~! 当たり前だけど、登り方が全然違ってた。 保持力の違い以前に、足の置き方・使い方、身体のポジション、クリップ位置、ムーブそのもの…色々と違いすぎていて衝撃をウケル(笑)。改善点がテンコ盛りなんで、こりゃあ僕もまだまだ強くなれるぞ~、とも思えた。 そんな Happy Climbing Day なのでした。 ◆動画「渡辺沙亜里選手とお話できて嬉しかった一日★(Climbing Gym & Shop OD小倉店)」 https://youtu.be/9YG71e9dSKQ
- 11
クライミングで完登を目指して同じ課題やルートを何度もトライすることを「打ち込む」と言います。何日も何回も、登れるまで壁に取りつくような「執着した状態」を指していることが多いです。 クライミングの楽しみの一つには「完登できた時の達成感」があります。他にも「登ることそのものの充実感」や「成長を感じたときの自己肯定感」などなどクライミングの楽しみは様々ありますが、この「達成感」というヤツは面白いなぁと思います。 「達成感」は、文字通りに目標を成し遂げた時に感じる喜びです。その目標が高く困難なものであれば達成感はより高くなります。クライミングでは、トライする課題やルートの難易度(グレード)が目安としてあるので、目標設定を自分でできるのです。 さて、「リードクライミングジム」で2月頃からトライし始めたルートがありました。5.11cというグレードのルートですが、かぶった(130度)壁にあります。垂壁であれば登れるグレードでも、ハングした壁になるととたんに登れません…。 最初は3手まで進むのがやっと。やっぱり被り壁はオッサンには無理だわ~と泣きが入りました。ここでイソップ童話の「すっぱい葡萄(狐と葡萄)」が頭に浮かぶんです。届かない葡萄を前に(ふん、どうせこの葡萄は酸っぱくて不味いに決まってる)と負け惜しみを言うキツネの話です。 ところで「負け惜しみ」って言葉も興味深いですね。 「負け」を「惜しむ」と分けてみたときに、優劣が明確になる勝負事で「自分は負けてない」と屁理屈を言う場合もありますが、「すっぱい葡萄」の場合は何に「負け」ているのでしょう。 これは、己の弱さや足りなさを素直に認められない「自分」に負けているという事なのかなと思うのです。素直に認めた上で立ち上がろうとするならば、それは「負け」でなく「克つ」ことになるのだろうと。 僕は垂壁なら5.12aまで登れるんだもんね。ハング壁の5.11cなんて、しょせん体力自慢の若者がブイブイ言わせて登るだけのルートやんか。オッサンには登れなくってもいいもんね~。と思うのは簡単なのですが、でもそれって「すっぱい葡萄」なんじゃないか?と頭をよぎりました。 そこでともかく僕は「すっぱい葡萄」に飛びつき続けることを選択してみました。ひとつには「その葡萄は甘い」という事を経験的に知っているからです。つまり、「もし目標達成できたならば、その喜びはとても大きい」ということや、「執着したあげくにやはり目標達成できなかったとしても、得られるものがある」ということを知っているからです。さらには「目標に向かって行動すること、それ自体」を楽しむことができるからでもあります。 さてこのルートに打ち込み始めて、3手が4手、4手が5手とわずかづつ進めるようになってきました。核心部で手詰まりになって進展が見られなくなった時に、僕のトライを見ていた人たちが様々なアドバイスをくれました。そうしたアドバイスのお陰もあって、結果として完登できたのでしたが、そこである気づきがありました。 自分より登れる人のアドバイスを聴ける自分と、自分より登れない人のアドバイスを聴けない自分がいたことです。核心部で手詰まりの時に、自分より登れない人のアドバイスを僕は軽んじていました。ところが完登した時に、初めて分かりました。アドバイスをくれた人は、自分が登れるとか登れないとか関係なく、みんな僕の応援をしてくれていたんだよな。ありがたいなあ、と。 ある意味、感謝の気持ちって自分自身がやり切ったときに生まれるものだと思うのです。逆を言えば、感謝の念が出ないというのは、やり切ってない。やり切った上であれば、たとえ目標が達成できなかったとしても、感謝の念は起きるだろう。自分を出し尽くしてない時こそ、「すっぱい葡萄」が出てくるのかも知れません。 「打ち込む」って「出し切る」ってことなんだなあ。自分自身で勝手に決めつけている限界に挑戦することで学ぶことは多いものだなあと感じたのでした。 ああ、またまた支離滅裂な長文になりましたね。 ええ、今夜も既に酔っていますとも(笑)。 https://youtu.be/fBgOCRrMUuY
- + 2枚70
ボルダリングW杯マイリンゲン大会のセミファイナルを観終わった!男子日本選手は4人とも決勝進出!緒方君、おめでと~★ 第1課題はバランシーなスラブからランジでゴール取りという課題。緒方君はここでゾーン獲得! 第2課題はランジからのピンチが続くパワフルな課題。でも緒方君の得意系★見事に完登!この課題を完登したのはスロベニアのドメン・スコフィッチ君(ヤンヤの元カレ)と緒方君の二人だけだった。 第3課題は力で抑え込むオカモチからランジでピンチ取りという課題。たぶん緒方君の得意系★でまたもや完登! 第4課題は出だしのクラックでみんな苦労していた。ここで緒方君がゾーンを取れば決勝は間違いない、と思いつつ観戦。が、惜しくもゾーン取れず…2T3Zで決勝に行けるのか…この後の選手の登りを固唾をのんで見守った。 結果、やっほ~い!無事にファイナル進出!おめでと~!!!!いや~興奮した。蓋を開けると準決進出した日本人選手は4人ともすべてファイナルへ!決勝は6人で争われるので、チャットでも「japan dominating」とか「JAPAN MASTER RACE」なんて書かれてたな(笑) コロナで開催が危ぶまれた中、素晴らしい運営をして感動を届けてくれた大会関係者には感謝しかない。明日は仲間と外岩の予定だけど、スマホにかじりつきそう…。 画像1:第1課題のゾーン取り 画像2:第2課題のゴール取り 画像3:第3課題の核心ピンチ取り 画像4:第4課題のクラックと野中選手 画像5・6:セミファイナルのリザルト 画像7:ヤンヤの元カレ(最近別れたらしい)、ドメン君の第2課題のゴール取り。彼は2016年にスロベニア人初となるリードW杯の総合優勝を手にしたスロベニアのスーパーヒーロー。
- 30
「落ちまくるコン太」が3月22日より公開されている。 ここ数年のクライミングブームもあり、「ドーンウォール」や「フリーソロ」といったドキュメンタリー映画も活況だ。そんな中、この作品はインドアジムでのフォール(墜落)の危険性を投げかけるコメディとして公開前から高い期待を寄せられていた。 ・各界より絶賛の声、続々! 「昔からの落ちたヤツで作りたいね」 sato 「愛がスローモーション」 honda 「完全に捨て駒ぢゃないか!」 chu 「あーダメぇがエロい」 tsuruty 「編集者の悪意を感じる」 charinco ・メディア評価、シーズン最高得点(4.8/5) 「インドアクライミングシーンの傑作」 ROCK&SAKE誌 ・驚愕の観客動員数 公開1日目にして10名! ・バンフマウンテンフィルムフェスティバルの『輝け!墜落★動画大賞♪』にノミネート(予定)された監督の談話 「みなさんに楽しんでもらえたようで嬉しいです。これもひとえに主演クライマーの体当たりの登攀によるものと感謝しています。カメラ班も頑張ってくれました。監督としては、これらのチームワークこそが今回ノミネートされた理由と思います。みんな本当にありがとう!」(waka監督談) https://youtu.be/S5WSj5nFsO0
- 30
先日取材を受けたNHK福岡の番組をスマホで撮ったのでアップしようと思って、とりあえずK-WALLに行った動画の後にオマケしてみた。 ちなみにK-WALLの動画は5級編と4級編をアップ。川崎の「壁家」動画といい、ここのところボルダリングばかりやんな~。外岩の動画素材も溜まってるんやけどなぁ。年賀状もまだ作ってないのに、こんなことしててエエんかなぁ💦 【室攀】K-WALLの緑課題(5級/V0) https://youtu.be/1lW57S0IGB8 【室攀】K-WALLのオレンジ課題(4級)とNHKの取材 https://youtu.be/xwNJgmkYrQk 【室攀】24時間ジム、壁屋に行ってみた(神奈川県川崎市) https://youtu.be/L5PC-n1xnD4
- 1
- 2