武甲山・伊豆ヶ岳・小持山(埼玉,東京)
2026年10月25日 (日)日帰り
10月も後半戦。ようやく低山でも快適に登れる季節になってきた。
この日は午後から用事があったため、午前中だけサクッと登れる山を探していた。そこで選んだのが、蕨山から派生する枝尾根のルートだ。
名郷から蕨山へ登ったことはあったものの、その少し下にある破線ルートは未踏だったため、今回はそこを歩いてみることにした。
他の方のレポートを見ると時計回りで周回している方が多いようだが、個人的には破線ルートは登りで使った方が安心だと思う。
それにしても、この日は予想以上に暑かった。10月も下旬だというのに、登り始めて早々に汗だく。おまけに無風ときたものだから、暑さがじわじわと体力を奪っていく。
ルートはというと、とにかく地味である。
展望が皆無というわけではないものの、基本的には植林帯が続く山道。何を目的に登るのか、その意味を問われるほどの地味さだ。ただ、トレーニングとして考えれば決して悪い道ではない。
破線ルートということもあってか、所々に落ちている鹿の糞も気になった。
作業道との交差を過ぎると、一般的な登山道らしい登りになるが、相変わらず薄暗い樹林帯が続く。当然ながら、すれ違う登山者もほとんどいない。
西平山の山頂は比較的広く、休憩には適した場所だった。
ここから一旦下り、さらに登り返すことになるのだが、大遠見山までの登りがなかなか厄介だった。
道は不明瞭なうえ、傾斜も非常にきつい。ここまでにも急登はいくつかあったが、明瞭な道筋のない斜面を登るのは別の意味で疲れる。ふくらはぎに直接負荷がかかり、なかなか堪える登りだった。
それでも、蕨山から藤棚山へ続く稜線に乗ってしまえば状況は一変する。
道は明瞭になり、傾斜も緩やか。非常に歩きやすく、快適な登山道が続いていた。
ただし、今度は別の問題が出てくる。
長いのだ。
歩きやすいのはありがたいが、これといった変化もなく、次第にだれてきてしまった。やはり多少なりとも展望や見どころといったハイライトがないと、どうにも飽きてしまう。
金比羅山から下山するまでの道には露岩が多く、スリップには注意が必要だった。
さて、今回の山行を振り返ってみる。
歩く前からある程度は想像していたが、やはり大変地味なルートだった。
午前中だけで済ませるなら、正直なところ武甲山あたりでも良かったかもしれない。登りも下りも妙に長く感じられ、思っていた以上に疲労感が残った。
しかも、午前中は曇り予報だったはずが、蓋を開けてみれば案外晴れていた。これならもっと展望の良い山を選んでも良かったのではないか。そう感じたのは私だけではないだろう。
とはいえ、未踏の破線ルートを歩けたという意味では収穫もあった。
展望や景色を楽しむというより、トレーニングと割り切って歩くのであれば悪くないルートだと思う。今回は時間の都合で蕨山まで足を延ばさなかったが、余裕があればそのまま山頂まで登るのもアリだろう。
ちなみに、紅葉はまだまだ先のようだった。
気がつけば10月も終盤。
今年の登山シーズンも、残り少なくなってきた。