とよくんに会いに💕高代寺山
能勢妙見山・歌垣山・天台山
(大阪, 兵庫, 京都)
2024.04.16(火)
日帰り
青貝山のミツマタのレポを眺めてると、気になる日記を見つけました。
高代寺で暮らすツキノワグマのとよくんに関するレポです。
なぜ、お寺の檻の中でツキノワグマが暮らしているのか?
読み進めていくと、とても悲しい境遇のとよくんと、それをなんとか助けようとした人達の優しさのドラマがあったのです。
簡単にしか説明できませんが
とよくんは4歳の時に、イノシシの捕獲ワナにかかってしまいました。
自然保護団体の日本熊森協会の方たちは、すぐに山に返してもらえると思っていたそうです。
ところが、大阪府の方針は住民の安全を考え山には返さない、引取先を探すということでした。
兵庫県や京都府は即放獣するように定めているそうですが😅
しかし、なかなか引取先が見つからず、とうとうとよくんに殺処分が下されたのです😭
熊森協会の方たちは、とよくんの命を救うべく必死で受け入れ先を探します。
豊能町にある複数のお寺に手紙を書いて、獣舎を建てる土地の提供をお願いしたところ、高代寺のご住職がすぐに連絡をくださったんだそうです。
約1500万円の建設費はすべて寄付で賄われました。
以下は神戸新聞から抜き出しました。
熊森協会の方のお話です😭
「熊舎へ移った瞬間、とよは猛スピードで走り回りました。広い場所へ移れて喜んでいるように見えるかもしれませんが、逃げ出したくて出口を探していたんです。本当は山へ帰らせてあげたかった。見ていた私たちはみんな泣きました。野生で大人になった熊を飼育するのは無理だ、檻に入れるのはかわいそうだと言う人もいますが、熊は賢い動物。とよは、お寺や当協会の関係者たちの愛情を受けて、少しずつ心を開いていきました。今では、私たちが行くとうれしそうに寄って来ます」
日々の餌やりや週に一度の獣舎清掃は熊森協会のスタッフとボランティアさんがやっています。
「センセーショナルな報道もあり、熊は凶暴だと誤解している人も多いですが、とよを見に来られた方はよく『こんなに穏やかなんですね』と言ってくださいます。熊は本来、争いを避ける動物。そうした本当の姿を、とよが教えてくれています。とよを飼育したことで、生態について学術的に新たに分かったこともいくつもあるんですよ」
2019年と2020年の2年間で1万2000頭を超える熊が全国で捕殺されたそうです。人間や農作物の被害は防がなくてはなりませんが、そもそも熊が人里に降りてくる原因を作ったのは、奥山を開発し、スギやヒノキなど実のならない針葉樹ばかりを植えて熊の餌場を破壊した人間たち。森の恵みを享受している以上、私たちは彼らとの共存を考えていかなければいけません。
これを読んで
会いに行こう🥰
会いに行かなきゃって思ったんです
ひとりで会いに行く予定でしたが、私の気持ちに共感してくれた助っ人現れ🚗、未踏のピーク絡めて2人で行ってきました👍