鍋ヶ谷林道~おごしき山~駒の尾山 大海里峠下山注意&桜とミツマタ群生
後山・船木山・駒の尾山
(岡山, 鳥取, 兵庫)
2026年04月19日(日)
日帰り
【アプローチ途中の観音公園から登山出発点のせせらぎランドで花見】
今回は、兵庫県宍粟(しそう)市千種(ちくさ)町の「せせらぎランド」を起点に後山、おごしき山、船木山、鍋ヶ谷山(なべがたにやま)、駒の尾山と岡山県と兵庫県の県境尾根を巡るコースを設定しました。
自動車で出発点に向かう途中、県道72号線沿い板馬見渓谷下流にある松の木公園の少し南で交通安全の観音像のある観音公園の綺麗な花が目に留まり、予定になかったにわか花見を行いました。
八重桜<写真01>、鬱金(うこん)桜<写真02>のコラボがとても美しく、登山前の癒しの時間となりました。
鬱金(うこん)桜は観音像の奥にも何本かありましたが、少なくとも7年前にはありませんでした。
「せせらぎランド」に着くと、駐車場では散り始めのコブシの花<写真05>が風情がありました。
これらの予定外の花見により登山前に心は満タンになりました😃登らなくてもいいかって?いや、それは😅
【ミツマタの大群生地と桜がある鍋ヶ谷林道】
登山を開始してすぐ鍋ヶ谷林道を歩きました。基本は砂利や小石の道で落石もほぼなくなっています。
周辺の草が刈られ、道全体が広くきれいになったように感じました。
林道沿いにもまだ桜の花<写真16~18>がいくつか見られました。ヤマザクラはさすがにかなり散っていましたが、カスミザクラなどは満開だったようです。
西河内(にしごうち)川支流の小滝<写真10>の前を越えて程なく、道の東側斜面にミツマタ<写真11>を発見しました。
咲き残っている数少ない株が見られたものと考えていましたが、そこから気をつけて見ていると、斜面下に向かって群生しているようです。
さらに歩を進めていくと、なんと道の両サイドにミツマタの群生<写真12>が現れました。
これまで何度か歩いた林道でしたが、これほど多くのミツマタが群生している所があることに今まで気がつきませんでした。
本日の山行はトレーニングメインで、林道は素早く通過する予定でしたが、ミツマタの魅力に勝てず、ここでもにわか花見を行うことにしました。
さらに進んで東側斜面に向かいそうな作業道を見つけて下りていくと、すぐにミツマタをかき分けないと通れなくなりました。
花を落としてしまったのでどうしようかと思っていると、幸い、すぐにかき分けられなくなりストップ😅
作業道から北側の斜面を見下ろすと奥のほうまでミツマタが続いていました<写真13>。兵庫県や岡山県のミツマタの名所よりもかなり小規模ですが、十分でした😊
【鍋ヶ谷林道から船木山東の稜線へ】
鍋ヶ谷林道を標高970m辺りまで上がると、船木山鍋ヶ谷登山口<写真20>が出てきました。
ここからはこれまでの花見から一転、トレーニング山行となります。まず船木山登山口から船木山頂上東まで標高差およそ350mの登りが続きます。
登山口の道標<写真20>がいつの間にか新しくなっており、取り付き点がわかりやすくなりました。
最初は石埋まりのジグザグ細道で、すぐに明瞭で歩きやすい細道になりました。
しかし、標高1,000m辺りからだったと思いますが、枝打ちされた杉の枝が大量に転がって道がわかりにくくなり、気づくと逸れていました。
標高1,020m辺りで合流するとピンクテープがありました。だいたい地形図の破線の道か少し南東寄りに歩けばよかったようです。
標高1,040m辺りは四辻で、直進して斜面を登ります。ここはいつの間にか南北に延びる平坦な作業道ができており、T字路に見えたので左折しました。
そのうちに青いロープ沿いに歩くようになり、しばらくして間違いに気づいて引き返しました。斜面は粘土のようですがステップが切ってあり、上りは滑りませんでした。
標高1,200m辺りから高さ40cm程のササの間の細道になりました。足に当たりますが足元は見えます。
標高1,210m辺りで倒木の右(西)を巻きましたが、直進してもよかったようです。
標高1,300mを過ぎると足元のササはなくなり道が広くなってきます。振り返ると氷ノ山(ひょうのせん)<写真23>などが見えました。
ここは開けている印象はなかったのですが、整備されこの時期で植物があまり茂っていなかったのも幸いしたのでしょうか。
稜線出合周辺はササですが、かき分けずに出られ、道標も健在でした。
ここまでは伐採による作業道の造成や草刈りなどの整備の影響で、歩きやすかったり迷ったりと今までとは少し違う印象を受けました。
【後山からおごしき山へのササ道と駒の尾山までのスカイウォーク】
後山<写真33~35>から鍋ヶ谷山<写真47>を経て駒の尾山<写真49~51>に至るまでの稜線は、岡山県では最も高い山脈で展望もコンスタントに楽しめます。
アップダウンの連続ですが、それぞれの標高差があまりなく、道も整備されて歩きやすいので、距離がある割には、疲労感をさほど感じることなく山行ができます。
稜線に出ると先に後山<写真33~35>に向かいました。船木山<写真41>と後山<写真33~35>の間の鞍部周辺は登山道の一部が溝状に掘れており、雨天は水が流れそうですがなんとかよけられるとは思います。
後山は兵庫県側では板馬見山(いたばみやま)と呼ばれることもあり、山頂の標高は1,345m<写真33>と記載されていました。
一方、岡山県側の標高は1,344m<写真35>となっています。
ちなみに、岡山県側に位置する現在の頂上三角点の標高は地形図上では1344.2mと記載されていますので、小数点以下を四捨五入すると岡山県側が正しいことになります。
もしかしたら、こちらのほうが新しいのかもしれません。
実は、測量技術の向上によるのか、三角点の標高は修正のたびに少しずつ低くなってきているようです。山が年を取って縮んだわけではないと思います😁
兵庫県のピーク標ができたときは四捨五入すると1345mでしたが、その後、岡山県のピーク標ができたときには少し低くなっており四捨五入すると1344mだったということではないでしょうか。
後山頂上におられた方とこうした話をしながらしばらく休憩しました。
後山<写真33~35>からおごしき山<写真39>へは、少し引き返して道標からササヤブに突っ込みました。
今までこれほど茂っていたことはなかったのですが、進むとすぐに道なのはわかりました。
しばらくは足元が見えにくい箇所があり2回程迷いかけましたが、そのうちに明瞭になりました。
足元は見えますが脚や肩などにずっと当たるササの間の細道は後山古墳もどき<写真37>辺りまで続き、一部はササがかぶさってくることがありましたが、ギリギリかき分けずに歩けました。
これは今までとだいたい同じです。いつもの岩場を楽しみ、「平成之大馬鹿門」<写真39>が見えてくるとほっとしました。
あまり広くはありませんが、いつも貸し切りでのんびりできます。あいにくの曇天ですが気温がちょうどよかったので、エネルギー補給も兼ねてゆっくりしました。
復路は迷わずに歩け、南下する形で後山頂上<写真33~35>に戻りました。行きに見てスルーした踏み跡を歩いたようです。
後山頂上<写真33~35>には先程よりも人が増えていたので、ご挨拶だけしてすぐに船木山<写真41>へ。長丁場なのですぐに出発したのですが、南方面少し西寄りの最奥にうっすら見える影<写真42>が気になって立ち止まりました。
天気のいい日に駒の尾山<写真49~51>の登山道で小豆島(しょうどしま)を見たことがあるので、それかもしれません。この日は曇天のわりには遠くまでよく見えました。
船木山<写真41>西の標高1,260m辺りも登山道の一部が溝状に掘れており、雨天は水が流れそうですが、なんとかよけられるとは思います。
これ以外は登山道は何の心配もなく、ひたすら前進。目指す山ももっと遠くもよく見えます。各頂上に到達する度に異なる風景を楽しむことができました。
到着が遅かったので、展望および休憩地として格好のロケーションである駒の尾山<写真49~51>ではどなたにもお会いしませんでした。
ゆっくりと休憩を取り、この山域にたくさんいるおとなしいクマさんたちには内緒で二度目のエネルギー補給。
大海里(だいかいり)峠<写真54>の南で5m程前方にクマが現れたことがありますが、たまたま反対方向から登ってこられた方の笛の音に慌てふためいて走り去りました。
ちょっと目をそらした隙に私に追いついた連れに気づくと「コイツ、いつの間に出てきたんや」で頭が一杯になり、困った顔と不思議そうな顔を交互にしながら一向に動こうとしなかったので、あの大きな笛の音はありがたかったです。
このときに岡山県内のクマのソーシャルディスタンスは5m程しかなく、とんでもなくのんきでおとなしいと知ったのでした😊
【大海里峠からせせらぎランドまでの道が大変なことに】
駒の尾山<写真49~51>から大海里(だいかいり)峠<写真54>を経てせせらぎランドに下ることにしました。今まで何度も歩いた道なので、何も考えずにスタスタ。
大海里峠<写真54>からしばらくは植林帯の細道でたまに水たまりがありますが、雨天でもそれほど心配はいりません。しかし、驚いたのはその先でした。
標高1,000m辺りから周辺は伐採跡になり、重機で掘り返されたようで道は今までよりも広くなっていました。
道の山側斜面が重機で削り取られて足元には枝打ちされた杉の枝が大量に積み重なっていることがあります。なんだかなあ。
しばらくは重機のわだちは踏み固められて乾いていたので普通に歩けました。これなら大丈夫。
しかし、溝状に掘れて水がたまっている箇所があったので、そこは避けて真ん中を歩こうとしましたが、枝打ちされた杉の枝が大量に積み重なって歩きにくかったです。
水がなければわだち、あれば枝打ちされた杉の枝の上と交互に歩きました。重機で掘ると水が出てくることがあり、水はけも悪くなります。落ち着くのにしばらくかかるでしょう。
気づけば地形図の破線の道から逸れていましたが、他に道はありません。下まで続いているのだろうと引き返すことなくそのまま進むと、やがて今まで通りの道に合流しました。
ただし、相変わらずの広道で復帰した辺りには重機や束ねられた杉の木がありました。
帰宅後に宍粟50名山のHPで船木山登山道の情報を確認してみると、作業予定は昨年11月までとなっていました。延長かい😅休みの日で助かりました。
そのうちに足元はどんどんぬかるんでよけられなくなってきました。靴はドロドロです。
気づけば再び地形図の破線の道から逸れていました。これ、あさっての方向に連れていかれるんちゃうやろな。
標高900m辺りに分岐があり、これ幸いと直進せず右折しました。こちらの道はぬかるみが少なく、標高885m辺りのピンクテープで途切れました。
なんとなく踏み跡があるように見えたので適当に下り、標高875m辺りで見覚えのある木製のはしご状の橋のたもとに出ました。
橋を渡ればよかったのですが、なぜか北を巻いて再び道に合流しました。平坦でどこでも歩けたので助かりました。
登山口に出たところで振り返ってみましたが、伐採作業中の掲示はありませんでした。
駐車場に戻り車に乗り込む前に確認すると靴とズボンのすそが泥だらけ😅最後の最後に罰ゲームかい。こんなトレーニング要る?
途中、連れがもう1か所分岐を見たそうで、そこから右折していれば最後のぐちゃぐちゃは避けられたかもしれません。
大海里(だいかいり)峠<写真54>から今までの道を大きく逸れたまさかの大乖離(だいかいり)道でした。