01:27
3.8 km
177 m
【光を待ちながら丘に遊ぶ】笠取山・大川嶺
笠取山・大川嶺・ウバホド山 (愛媛)
2026年04月13日(月) 日帰り
近頃山へ行くたびに思うのだが、どうも私の休日というものは、空の機嫌と折り合いが悪いらしい。晴れる日には仕事をしており、いざ暇を得て出かけてみれば、雲がのっそりと空を占領している。実に気の利かぬ話である。 それでも本日、大川嶺へ向かったのは、道が良いと聞いたからである。噂に違わず、なだらかな稜線を縫うように道が延び、歩いてもよし、眺めてもよしと、こちらの都合などお構いなしに心を満たしてくる。 単車を降り「すぐ終わるだろう」と高を括って歩き出したが、これがなかなかどうして、気づけば三・八キロ。山はしばしば人の見込みを裏切るが、ここではそれが少し愉快に思える。風は冷たく、雲は厚いが、時折差し込む光が丘の起伏を浮かび上がらせ、景色に妙な奥行きを与えていた。 晴天であれば、また違った美しさがあったのだろう。しかし、この日の曇り空は曇り空なりに、静かな趣を持っていた。どうやら天気に恵まれぬことも、そう悪いばかりではないらしい。 とはいえ、できることなら次は青空の下で歩いてみたい。山も私も、そのほうがいくらか機嫌よく付き合えそうである。
