向坂山・三方山・天主山(宮崎,熊本)
2026.07.10 (金)日帰り
明日は土曜当番の出勤日。
6連勤になるのは少しきついので、今日は休みを取った。
梅雨らしく雨の多かった6月は、休日と天気がうまく合わずに、とうとう飯田山以外の山は歩けずじまいだったが、
ようやく梅雨が明けた一昨日からは、しばらく晴れ予報が続く。
今日は少し遠出をしようと考えながら、朝からスマホのニュースを見ていると、「五ヶ瀬ハイランドスキー場」が今季以降は営業せず、廃止されることになったという記事が目に入った。
2022年の台風被害で2年間の営業休止を余儀なくされ、2024年には営業を再開していたが、この冬も温暖化の雪不足で営業は予定より早く終了。
厳しい経営が続いていたのだろう。
実家のある馬見原の先、鞍岡の山にスキー場ができた時は、小さな田舎町にとって大きな話題だった。
1990年にオープンした当時は、大学を出たばかりだった。
まだ、くじゅうのスキー場もなかった。
ホイチョイ・プロの「私をスキーに連れてって」に憧れたわけでもないが、
九州にいながらスキーができることに胸を躍らせたのは、自分だけではなかったはずだ。
友人たちと連れだって、開業当初は何度も足を運んだ。
けれど、どうやらスキーのセンスが無いことに気づくと長続きはせず、通ったのは2シーズンほどだった。
次にこの場所を訪れたのは、それからおよそ20年後のこと。
スキーが目的ではない。
山を歩くようになって、スキー場近くの「ゴボウ畑登山口」から取り付く山々を知ったからだ。
閉業の寂しい知らせに、いろいろと思い出がよみがえり、今日は、久しぶりにスキー場を訪ねてみようと決めた。
ゴボウ畑までの工事は依然として続いているようで、道路状況がわからない。
「テンヤボ登山口」から小川岳経由で、スキー場を目指そう。
五ヶ瀬の天気予報も晴れだったが、波帰集落から林道を上がって、9時過ぎに登山口に着いた頃には、すでに空が怪しい雰囲気になっていた。
念のため、ストック代わりに傘を一本持って歩き始める。
小川岳の手前から霧雨になり、傘を差したものの、風が強まり用をなさない。
諦めてレインウェアを着込んだ。
これでこそ「霧立越」だ。
もちろん晴れ渡った奥山も景色は素晴らしいが、霧に包まれ風雨と向き合いながら歩くのも、この山ならではの趣きだと思い、それも楽しむ。
復路は、西の空から雷鳴が近づいてきて、急ぎ足で降りた。
そろそろ出会える頃かと、ほんの少し期待していたアサギマダラにも会うことができた。
きれいに整備されたゲレンデも、やがては霧立越の森の一部へと還っていくのだろう。