ツールド長野2025フル(熊情報で途中終了)
妙徳山・若穂太郎山・大洞山
(長野)
2025年11月29日(土)
日帰り
※YAMAPでは何故か立ち入り禁止区域と表示されてますが実際は異なります。
今年もツールド長野に参戦してきました。5年連続、通算5回目の参加になります。
ツールド長野とは、山用品のお店「信州トレイルマウンテン」さんが開催されている、長野盆地を囲む里山たちをつないで1周する110~120km(舗装路区間は概ねフリー)のロングトレイルイベントです。山区間はノンマーキングなものの道自体は年々整備が進んでおり日中は道迷い少ないと思われますが、夜間となると途端に難易度が跳ね上がります。また山と山をつなぐ道路区間も初見で土地勘が無いとこれまた大変です。地図読みが醍醐味とのことです。
エイドが充実している事も特徴(今年はミネステローネ、肉吸い、豚汁、ラーメン、キノコ汁、そば、うどん、リンゴ等)で、ボラの方々にいつも本当に温かく迎えて頂けます。
そして参加費がかなり良心的なところもポイントです(フルで6000円、ハーフ・ナイトハーフ5000円)
【作戦】
今年は職場が変わったのもありますが、山はのんびり気ままなハイキングに行きたかったのでトレランレースはほぼ出ず、週1の頻度で近くの里山(太郎山)に登って、月1-2回ハイキングに出かける程度でロングトレイル仕様の脚は出来ていませんでした。ただ日々のジョギングは秋以降ぼちぼち出来ており有酸素能力のベースはあったことと、直近に前半を試走した感触では24時間以内で完走出来そうなイメージはありました。
今年は例年と逆回り(反時計周り)で走りやすい区間が前半に多く、作戦としては前半控えめに行って8~8.5時間、ハードな山が続く後半を頑張って12~14時間で行けばトータル20~22時間でいけるんじゃないかという目論見でした。
【当日】
そんなこんなでイベントスタート。一部の方を除き皆ゆっくりスタートでしたが、道中TJAR戦士で本イベント優勝常連のTさんに声をかけて頂き序盤から心拍が跳ね上がってしまいました。Tさんはフィジカルもものすごい方ですが、昨年の様子でも最初の数kmは周りの方に色々声をかけられていたり、NGC100マイルという草レースを開催されたり、本業もご活躍と多方面にわたりすごい方です。そんな中でもランナー目線で一番目に留まるのは脚のたくましさでしょうか。例年終盤になってもペースが落ちずむしろ加速していくその秘訣は、パワーショベルのようなその脚に馬力・持久力が蓄えられているかもしれないと睨んでいます😇
途中豊野駅のトイレに立ち寄り時間は1-2分ロスしたものの髻山山頂まで得意の登りしかなかったのでいつのまにか大分前の方(推定4番目くらい?)にいましたが、続く三登山山頂~エイドまでのトレイルの細かいアップダウンでドドドと抜かれ(実際は道を譲った形です、皆さんマナー良いです)、苦手の下りはもちろんだけど全般に不整地慣れできてないな~と感じました。また序盤からポールを積極的に使っていきましたが、ポールの出し入れが慣れておらず特に仕舞って固定するのがうまく出来ずストレスになりました(ウエストバンドで固定していたが、走ると揺れてしまった)。
そんなこんなで三登山第一エイドは15番目くらいの通過だったようです。朝の山区間は少し肌寒い感じでしたが下界におりてくるとモワっとした温かい大気を感じました(今思うと早めに1枚脱いでおけば良かった)。
ロード区間は試走のおかげで道迷い無く進めました。試走の際は自販機で補給してましたが、エイドのおかげで自販機使用はエイド間が長い所で利用した1回だけでした。
道中、ハーフの方々ともすれ違いエールを交わしていきましたが、知己の方がいると特に元気がもらえました。(参加者は県内40%、県外60%ぐらいだそうです:信州トレマンブログ参照)
自分では控えめに進んでいたつもりが周りの方につられ知らず知らず飛ばしていたのか、前半(店舗~篠ノ井駅の辺り)が7時間40分で予定より大分早い感じでした!
その反動か後半は平地のジョグがキロ6分が精いっぱい(日中は意外に暑く、結構汗もかいていて1枚脱いだら結構楽になった、もっと早く脱ぐべきだった)。そして後半最初の山、尼厳山の急登に入ると脚の上がらなさ、息も簡単に切れるようになりました。やっちまったな!と思いましたが後の祭り、這いつくばってでもとりあえず次のエイドまで行くしかありません。奇妙山ピストン区間でトップのTさんや続くT君、Aさんとすれ違えたので少し元気をもらえました。奇妙山からの下りの途中でヘッドライト・腰ライト装着。暗い時間にこの山域を一人で通るのは初めてで、日中はなんてことない道も夜間は目印のピンクリボンが見つからない箇所もあり勝手が違いました。
奇妙山下山地点にある第5エイドの灯りが見えるとすごい安心感がありました。エイドに駆け込み「脚が売り切れました、もうリタイアしたいです~」と愚痴を言ってましたが、温かいテント内でリンゴを頬張り、汁物を頂くと不思議なものでとりあえず次のエイドまで行けそうな気力・体力が回復しました。
以下、次の登りで脚の重さと息切れが再燃しますが、休み休み粘って粘って次のエイドに行く感じでした。
第6エイドではラーメン(うろ覚え)と採れたてなめこ汁を頂きました。このあたりでTJAR戦士のKさんと同じぐらいで進むようになりました。Kさんは1か月前に新潟の糸魚川から神奈川の国府津まで縦断されたり、2週前にFTR100mile参加されたりとこれまた凄い方で、その疲れもあってか例年よりゆっくり目に進まれているようでした。
Kさんと抜きつ抜かれつで大洞山を登りましたが、苦手の下りは後ろをつかせてもらい(セコクてすみません泣)、須坂市街へ降りその後の舗装路でだんだん引き離され、また別ルートを選んだため姿は見えなくなりました(泣)。
今回は例年にはない臥竜山も登ることに。たった70m程度の登りでも息絶え絶え。続いて坂田山の麓の第7エイドへ。第7エイドではなんと現在世界を股に活躍されているJさんがスタッフの一員でもてなしておられました。2か月前トルデジアン出られて、2週前にFTR100km出られて(帰宅後結果みたら女子優勝でした、圧巻!)、来週タイのレースに出られるとのことで今回はスタッフ側で参加されたとのことでした。
お世話頂きながらエイド食をもぐもぐしていると、店長からエイドスタッフの方へ連絡が入り「奇妙山のあたりで参加者が熊に遭遇、現時点でイベントは終了、参加者は以降は山に入らず各自店舗まで帰還するように」ということで、急遽イベントとしては終了となり(参加者の方は無事とのことでした)。
内心もう登らなくて済むとほっとした気持ちも6割ぐらいありました。。。
ロードを10kmほど走って店舗へ。
例年より早い時間に帰還したせいか、熊騒動で中止になった影響か、店舗にはスタッフの方が例年より少し多い印象でした。
ゴール後のトレマン特製カレーは結構な辛口だったのと、最後のロード頑張ったせいか気持ち悪くて1杯しか食べられませんでした。
店舗でシャワーをお借りして着替え、終電は終わっていたのでスタッフの方に北長野駅(前駐車場)まで送って頂き、帰途につきました。
<総括>
ひとまず遭遇された参加者の方が無事で良かったというのと、熊騒動は今年全国的に問題になっており来年以降、山行やツールド長野どうなるのかという不安で現在過ごしております。個人としても、熊に遇わないようできる対策を色々見直してみようと思います。
自身のパフォーマンスとしては、今年はロング山行あまり行けてない中で日々のジョギングや里山の積み重ねのおかげでベースはあったので、途中終了とはなりましたが20~22時間で完走できる程度には身体が出来ていた実感はありました。ただし後半はロードと急登のペースの落ちが顕著でした。前半控えめに行くというペース配分もそうですが、補給の内容や取り方の見直し、気候の変化に合わせた衣服の適切な着脱(ないし衣服自体の見直し)あたりの工夫によってもう少し後半も楽しく行けるようになって、結果タイムも縮むのではと妄想しています。
もちろん特に後半はメンタルの保ち方も大事で、ペースの合う人と一緒にいくなどでも大分変ってくるように思います。まあ夜間の山を独り孤独に耐えながら進み時折開けた場所で夜景が見えるのも醍醐味といえば醍醐味です。
つまりは一人でも、一緒でも楽しめる、ということで。。。
(夜間山行初めての方は、まずはペアないしグループで行かれることをお勧めしておきます)