春日山・城ヶ峰
春日山
(新潟)
2026年04月25日(土)
日帰り
地元のお山に、こんな素敵な場所があったなんて。知らんかったなあー、もっとたくさんの人に来てもらいたいなあー。
砦跡から日本海が一望!そして、火打山と焼山が迫り来るようなこの景色!そんなコピーがぴったりの素敵な景色に出会いました。
最近、睡眠前の読書タイムで「天地人」を読んでいます。まだ読み始めたばかりなのですが、大河ドラマとして再現された時の”桑取道”をいつか行ってみたいと思っていました。事前情報では、城ヶ峰までの往復距離が10kmを超えていて、アップダウンもあるのかと思うと、今の体力で行けるのか?とビビっていました。
天気の良さに気持ちの後押しをされて「行ってみるか〜」となりました。
前日から気合が入りまくって、夕食時に明日の昼飯の爆弾おにぎりを作る始末。しかも、前日から荷物準備を始めるなんて。春先の気温の上昇が予想されるため、上はドライ長袖Tにドライポロシャツ、下はCWXに薄手のウインドブレーカー、ぬかるみは心配なさそうなのでゲイターなし、靴は軽めのホカで。
春日山神社の駐車場からスタート。車を降りると、何だか賑やか。朝からこんなに観光客多め?と思っていたら、春日山神社でのイベントがあるみたいです。山歩のスタートに神社にお詣りしてから・・・と思っていましたが、境内はイベント準備で忙しそう。しかも謙信公はお着替え中。イベントを見てみたいとも思ったのですが、今日の目的は城ヶ峰までのロング山歩なので、名残惜しくスタートします。
山道脇の自販機でペットボトルを2本買い込み、まずは春日山山頂を目指します。天気も良く、のっけから「我が町上越!」といった風景です。山頂を・・・と思いましたが、山頂からの景色は最後にとっておくことにして、柿崎屋敷跡から桑取道を目指すことにして、天守跡の麓の道を進んでいきます。
いよいよ桑取道に入ります。この道順で、いつもと逆を行く感じに、新鮮さを感じます。前回来たときは、日陰の斜面は一面の雪でしたが、今日はしっかり溶けていました。これは、欲目なのかもしれませんが、長野のお山に出かけても富山のお山に出かけても、新潟のお山ほど花の種類が多くないように思います。というくらい今日もたくさんの花に出会いました。ただし、花の名前はいつもグーグル先生任せです。
この道を進んで行くとわかるのですが、思っていたよりもアップダウンがありません。地図上では稜線を進んでいるのですが、ピークとピークを結ぶ谷(鞍部)を道を埋めてなだらかにしています。←この埋めている所が細くなっていて、地図上では注意!となっていますが、それほどでもありません。また、山道のために切り通しがいくつもあります。その昔、桑取と春日山城との要道として整備されたのでしょうか・・・。古人の苦労とか思いとかを感じることができます。
途中の分岐で薬師山からの道と合流しますが、山道というよりは林道といった道になります。林業を営む方のための道になっているようです。「お邪魔します」といったところ。この辺りから、右手に海が見え隠れしてきます。今日の天気からすると、空の青と日本海の青がいい感じで広がっています。海が見えて、山が見えて、なんて素敵な山歩なんでしょう。
林道を進み、脇道に入るように再び歩き専用の道になります。城ヶ峰に向かう道の途中に長浜砦があります。寄り道していきます。この砦跡からの景色も素敵です。というか、砦ですので敵の侵入を監視する(越中方面や海岸線から)のに、最適な場所です。なるほど。目指す城ヶ峰はもう直ぐです。
右手に正善寺ダム湖が見えています。昨年の夏は渇水で全国ニュースになりましたが、今年は大丈夫でしょうか。
目指す峰の麓に案内板があり、お地蔵様が並んでいたりします。何かのいわれがあるのでしょうが、とにかく手を合わせて、今日の素敵な山との出会いに感謝を伝えます。見晴らしの良い場所から正善寺ダムに掛かる橋が見えました。懐かしい・・・。ゴールはこの上すぐの場所です。標柱のある頂上からは南側に火打と焼山が、北側に日本海がドーン。海に山に最高の景色です。この景色を楽しんでいらっしゃるマダム達が早めの昼食中?で、しばし休憩中の私の耳にも話の内容が筒抜けです。
名残は惜しいのですがリターンします。と、そこで贅沢な選択肢が私の心を揺さぶるのでした。”このまま春日山城まで戻る”または”薬師山に抜けて谷浜に下り電車で春日山に向かう”。天気が良いので選択に迷った挙句、薬師山に抜けるコースは次回の楽しみにとっておくことにして、今日は素直に春日山に向かいます。それにしても↑いい案だと思いませんか?
帰り道は迷うことなく、春日山まで向かう事が・・・。ちょっとしたハプニングですが、桑取道をのんびりと帰る途中、林からイノシシが飛び出してきて、背を向けて逃げていきました。目前10メートルくらいのニヤミスです。私の鈴の音を聞きつけて逃げていったのでしょうか・・・。クマじゃなくてよかっったと胸を撫で下ろしつつ、無事に残り1kmのところまで戻ってきました。春日山城に近づいてくると、道が険しくなっているような気がします。改めて思うのですが、山城なので、攻められづらい構造になっているのでしょうか。
山頂(天守跡)に着くと、神社から太鼓の音が響いてきました。さっきのイベントが続いているようです。太鼓の心揺さぶられるようなリズムに乗って、ここで昼食を取ることにします。ん?準備しておいた爆弾おにぎりの中身は”しぐれ煮”。幼少の頃から親しんできた味にジーンとしてしまいました。スープがわりのカップ麺も、疲れた体に染み渡ります。でも、側から見るとどうなんでしょ?観光名所の春日山城の山頂に行ってみると、登山の格好をしたオッサンがバーナーでお湯を沸かしてカップ麺を食べている・・・大した山でもないのに登山気分かよ〜と、知らん人から突っ込まれそうです。そそくさと荷物をまとめて下山します。
神社の境内では、イベントが終盤を迎えており、さまざまな演舞が行われていました。我らの謙信公がイベントのMCって、いいねえ。神社の長い階段を降りると、今日の山行きも終わりです。
今日も良き山行きでした。