大麻部山

笹藪に敗れた日。 山頂付近から笹藪地帯がしばらく続き、四苦八苦。 一番高い笹は3m以上あったと思います。 両手でかき分けて進めるレベルではなく、手で掴んで低くして足で踏んづけて少しずつ進むしかありません。 二ツ石山にも行こうとしましたが、笹藪が一向に途切れないのと、スマホの残りバッテリーと時間を考えて断念。 本日は波線ルートを辿って行こうとしましたが、途中で分からなくなったので、 獣道とGPSを頼りに登りました。

いつか行きたいと思っていた山の一つ大麻部山。藪山登山家集団プレートハントです。 今日は久しぶりにちょっとしんどかったですよ。かんじきではなくスノーシューが正解でした。

去年から計画を温めていた大麻部山に登ってきました。藪山のようなので雪の季節を待っての挑戦です。 大麻部山は山頂周辺が非常になだらかな山です。晴れて視界の良い日なら楽に登れそうと思いタイミングを見計らっていましたが、ちょうど有給消化で休みになったこの日、そのチャンスが巡ってきました。 大雪の一週間後、しかも平日ということで端からトレースは期待していませんでしたが、予想通り誰も入山していないまっさらな雪面が目の前に広がります。前日の冷え込みで雪が締まってくれたらしくスノーシューではせいぜい踝くらいまでの沈み込みです。楽…とまでは言いませんが、一人激ラッセルにならずに済んでホッとしました。 林道や作業道を繋いで進んでいきますが、道標やピンクテープの類は皆無です。雪の上なのでどこでも進めますが、進んでいる方角が不安になって何度もGPSを確認しました。吹雪いたりして視界が悪いと怖い山かもしれません。 景色の良い山ではありませんが、明るい冬の林の中を一人黙々と歩くのは思いの外楽しかったです。風が轟々うなる音は怖かったですし、風がやんだ瞬間の静けさ、鳥のさえずりなど「音」の印象が強く残った山になりました。

わりと平坦な道が続きます。 ピンテ有りません。 だいたい地図の破線通りに、道っぽくなっています。 積雪量は、深い所で膝程度でした。