十観山・御鷹山・二ッ石峰(長野)
2026.05.05 (火)日帰り
滝山連峰は中信と東信を隔てる脊梁、というには少し存在感が薄いが、里山好きなら一度は訪れたい山域。今回は2度目の訪問。十数年前は自宅から自転車で保福寺峠まで漕ぎ漕ぎ、そこから自転車に乗ったりはたまた担いだりで滝山連峰を縦走、青木峠からまた自転車を漕いで自宅までという、自分にとっては思い出深い山行であった。
今回は、さすがにそこまでの体力はないので、保福寺峠から十観山までピストンすることに。保福寺峠からはいきなりの急登。ここから入山(通称 ケツだし山)までは厳しいアップダウンが続く。入山から北は傾斜はやや緩み、三ツ頭から先は平坦基調の歩きやすい道になる。
十観山を除いてどのピークも展望は利かずあまり見所はないが、いつも麓から仰ぎ見る山に降り立つという営みには独特の高揚感がある。それに、随所で樹間から時折北アルプスを拝むこともできる。標高1500mから見る北アルプスはなかなか面白く、とりわけ槍・常念・穂高が肩を並べて共演する様は圧巻であった。ウェストンが保福寺峠から見ていたく感激したという景色も、まさにこれだったのではないかと想像を逞しくする。
新緑にはまだ早かったのはやや残念だったが、地味ならぬ滋味な里山を満喫できて満足度は高かった。多くのピークでアップダウンはしっかりついているが(しかもほとんどが直登路)、どれも短距離であり、思ったより足を削られる感覚はなかった。そういった訳で、復路にはケツだし山の南峰にもちゃんと立ち寄ることができた。
踏み跡は所々で薄くなるが、ピンクテープは要所要所にあり、ピークから派生する尾根の選択さえ間違えなければ道迷いのリスクはそこまで高くない印象。また、山塊全体が素直な道で岩石や根っこの露出がかなり少ないため、適当にルートを選んでピークを目指しつつ登ればよいという場面も多く、自由な登山が楽しめる山域とも言えるかもしれない。
それにしてもこの山域の主峰はどう考えても入山だと思うのだが、滝山連峰と名付けられたのは、何か謂れがあってのことなのだろうか。
補給はパン1個、チョコバー1本、ゼリー3個。水の消費は2.5L。
松本市の最低気温は4℃、最高気温は23℃。