腫瘍摘出からの復活へ【斎藤山+α】
斎藤山
(福島)
2026年05月10日(日)
日帰り
悪性腫瘍を疑われた話の続き。(前回→"https://yamap.com/activities/47550136")
Xデー(オペ当日)は緊張というより武者震いで「早く取って日常生活に戻りたい!」の一心。
診察室の横の処置室?で診察のスキマ時間で片手間に摘出するのだろう。くらいに軽く考えていたのだが......
医療ドラマで見たような豪奢な手術室に通され、左腕には点滴とパルスオキシメーター、右腕には血圧計、胸には心電図を繋がれ、ベッド上に磔にされるという状態に。
「リラックスしてくださいね~」などと言われるが、ついぞBGMまで流れはじめ、カーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアが手術室に響いた。
(なんだこのお別れの会みたいな雰囲気は......)とうろたえていると「◯◯◯◯(先生の名前)、9時47分、執刀を始めます」と高らかに宣言。
実は僕に告知していないだけで厳しい腫瘍なのではないか?と思い始め、武者震いだったはずのものは緊張の震えに変わっていた。
それでも好奇心は湧いてくるもので、この光景はなかなか見れるもんじゃないぞ!と磔にされた身でキョロキョロ見渡して光景を目に焼き付けることに専念した。
(いつ摘出し始めるのだろう?)と考えていると、「はい終わりましたよ」と先生。
え?傷の縫合まで終わったってこと?麻酔って本当に何も感じないんだな~。
1週間後。
摘出した腫瘍の検査結果と抜糸に訪れた僕は、判決を待つ被疑者のような気分で診察室に入った。(被疑者になったことはないが)
しかし一向に良性か悪性かを告げられそうな気配がない。
ついに診察室のベッドで抜糸がスタートする頃には、(これは悪性だと言うタイミングを見計らっているのではないか......?)と疑念が湧きはじめる。
そうしてパチン、パチンと糸が切られている最中に、
「あ、良性でしたよ」
と一言。
あまりの不意打ちに、えっ?いま良性って言ったよな?と思わず聞き返してしまった。
診察室を出て、お金を支払って、家路につく頃になってようやく実感が伴ってきた。
良性か~。良性ってことは斎藤山、行くかあ。